負け組ゆとりの語り場

社会に取り残された男が日々を語る

この先個人ブログが生き残っていくにはどうすればいいのか

SNS全盛の時代になり今の時代ブログは全盛期に比べてオワコンになりつつある。ブログも有名人のブログやまとめブログが生き残る時代であり、昔に比べて個人ブログは流行らなくなっている。

何か個人が始めようと思えば今やツイッターやインスタグラムなどのSNSであり、ブログを始めてみようという人はなかなかいない。また昔からブログを続けていた人も更新をやめてSNSやLINEブログなどに移行していることが多い。

この時代にブログを続けている人もアクセス数の伸び悩みに悩んでいることが多くネットで検索して良いブログに行き着いたと思ったら、そのブログのアクセス数の少なさに驚くことがある。

 

しかしなぜSNS全盛の時代に自分がこれほどまでにブログを続けているのかというと、端的に言って自分の性格に合うからである。

物事の思索や考察が好きな自分にとって長文で考え方をまとめられるブログは凄く使いやすいツールであり、また基本的に長文であればあるほど良いブログだと評価される傾向にあるのも魅力である。ブログを拡大しようと思えばテキスト記事を充実させることが重要であり、それは自分の書きたい長文と非常に相性が良いのだ。

 

SNSは自分の場合昔ツイッターをやっていたが、正直向かなかったというのが実情だ。

結局ツイッターは馴れ合い、人脈、コミュニケーション能力が重視されており、SNS特有のいいね!文化は自分には合わなかった。結局そういった人脈維持に使う時間を自分は長文の執筆や考察に使いたいし、一人で黙々と書く方が向いているのである。

ツイッターを見ると長文ツイートは嫌われたり、144字しかないため何か主張をしようと思えば連続で投稿しなければならない。ある程度フォロワーが増えると「周りに嫌われないようにしよう」という心理が働き、フォロワーが減らないように波風立てないようなツイートばかりになってしまう。

 

結構フォロー返し目的の人が多くて、フォロー返ししなかったらいつの間にかそういう人はこちらをリムーブ(=フォロー解除)していることが多く結局皆見返り目的の浅い人ばかりだなという事に気付かされるのである。誰が広告や自分アピールばかりのどうでもいいアカウントフォローするのか、という話で本当に気に入ってみてくれてる人と言うのは実はあまりいないのである。

 

それに対してブログはあまり反応がある物ではないがじっくり読んでくれている人もおりちゃんと文章を書きたい人にとってはやはり依然として有効なツールだと言える。

現代においてブログに向いている人は「反応気にせず黙々と書ける人」であり、誰かと楽しく過ごしたいとか、コミュニティの一員感を味わいたいとか、自分の一挙手一投足に反応してもらいたいという人には向かないツールである。

そしてそうやって気にせず黙々と書いていたら自然とみてくれる人も増えるため、長期戦で黙々と一人で書き続けることができる人にとっては実は使いやすいのがブログというツールだ。

 

そしてそのブログにも様々な内容のものがある。

たとえば私生活を紹介するブログは人気が高い。それぞれ地域ごとに分かれており、里山在住や海外在住という自分と違う生活をしている人のブログはその生活をしていない人にとって有益な情報源になる。旅行ブログなども人気であり、日々の食事などを掲載する人も多い。

ただこれは自分には出来ない。

なぜならほとんど地味な生活であり、みせるものなど特にないのである。だれが貧乏な独身男性の冴えない生活を見たがるというのだろうか。毎日同じ最低限のものしか食べていないため、いずれ日常生活の話題は尽きるだろう。

「今日もスルメ食べながらワンカップ焼酎飲みました」というだけではさすがに続かないのである。調理をするわけでもないため、必然と日々の食生活の写真を載せるだけではネタに限度が来る。生活感重視のブログもあまりにも地味すぎるとネタが尽きるのである。

 

結局生活日記は無名の人間では厳しく、一般人の生活で多くの人の興味を惹くのは難しく既に有名な人の生活でなければよほど特殊な生活をしていない限りヒットはしないだろう。

例えば弁護士などの特殊な肩書きがあれば多少は興味を惹くかもしれない。そこを目指しているというブログでもある程度見たいと思う人はいるだろう。たとえば弁護士の人が普段何を食べているかということに興味を持つ人はいる。

しかし現実的にはただの私生活では需要に限度がある。

また自分の場合外出もそれほどしなくなっているため、風景の写真をアップロードすることもできない。更に言えばブログは写真よりテキストの方が大事であり、自分もあまり載せる必要を感じていない。どうしても載せるならば過去のイラストになるだろう。

 

そしてそのイラストがまさにブログコンテンツの一つで、創作方面のブログを作ることも手段の一つになる。実際自分も創作関連の記事を書いており、自分のイラストや創作論について掲載することもある。自分で書いた小説もブログに直接載せることはできるため将来的にこの方法で過去に作りたかった創作を公開しようとも考えている。

 

結局のところブログというのは自分にしかないものをどう提供できるかにある。

個人ブログが有名人のブログやまとめブログ、SNSに対抗しようと思ったら希少性や記事の充実で勝負するしかない。

私生活が面白い人は私生活を公開すればよいし、創作や何かの製作をしている人はその作品や技術を紹介すればいい。自分の場合はイラストが主流だが、プラモデルもいつか公開したいと思ってもいる。実際に自分もプラモ系ブログはよく見るためお世話になってもいる。

 

ただこういった物質や作品、場所、生活よりも更に簡単に書けるコンテンツがある。

それは哲学や人生観である。

何かの商品や作品にしてもこれまで載せてなかった新しい物を載せようと思えば購入費用、製作時間などが必要になってくる。

しかし哲学や文章というコンテンツは全て自分が無から生み出せるものである。全ては文章だけで書けるのだ。そしてブログは文章だけでも評価される。

哲学や人生観と言っても決して大げさなものではない。自分の考え方や人生論のようなものがあればそれを整理して書くだけでも十分な記事になる。自分の趣味についての考え方でも構わない。実際自分もアニメやスポーツ、芸能について語っており自分の得分野について書くことは個人ブログが生き残るための一つの方法だ。

 

世の中には自分と同じ考え方をしている人の文章を読みたいという人もおり、自分の考えを自分のために整理しつつも誰かに読んでもらいたいという人には非常に向いている。

とにかく誰かに自分の考え方を語りたいという人はそれを文章として語る方法が向いているかもしれない。

ツイッターで長文ツイートしても誰からも相手にされないし、ただの一般人がストリーム配信や録画動画で一人長々しゃべっていても誰も見てくれないだろう。

 

しかしブログで長文を書くと意外とそういった記事にも需要はあるのだ。

つまりいくら1時間ぶっ通しでしゃべり続けても、それは誰も見ない動画にしかならないが1時間分のトークをいくつかに分けて整理してテキスト化しブログ記事にすればかなりのボリュームのある記事になり、それが長期的にブログを充実させる事にもなる。ブログは長文を書いたほうが良いためそういった持論を語りたたがる人にとってはこの上ない有効なツールなのである。

人間関係を気にせず一人でも黙々と書きつづけられる人にはとても向いているし、SNS疲れを起こしてSNSをやめた人は実はブログのほうが得意だったりするかもしれない。

読んでくれる人を増やすためにランキングサイトへの登録や被リンクの数を増やすという方法もあるが、これも実際は人脈が必要なうえに実はそこまで効果は無いという実感が自分にはある。

結局本当に必要なのは誰かが必要としている記事をしっかり書くことであり、面白い記事をしっかり書けば自然と良い場所に表示されるようになり更に読んでくれる人が増えるという好循環も発生する。過去記事が充実すればするほど新しい記事も有利になるのがブログであり、とにかくたくさん長文を書きたいという人にとってはうってつけなのである。

 

ただ世の中綺麗ごとだけではやっていけず、「黙々と反応を気にせず書き続ける」ということができる人はそれほど多くない。

大事なのはやはりマネーである。いくらブログを書いても基本的に収入は発生しないが、アフィリエイト化を指せればそこには収益が発生する。

なぜ自分のブログに広告を貼ったほうがいいかというと、それはモチベーションが続くからである。

 

実はブログというのは中々反応がもらいにくいツールでもある。

それゆえに多くの人がSNSに移行しているのだが、世の中のブログを見てもコメントがほとんどついていないブログをよくみかけるのではないだろうか。ブログを見ている人の心理として「これコメントしてよいのだろうか」という考えになりやすく、結局ブログでコメントをもらう場合同じブロガー同士で毎日お互いのブログをチェックしてコメントを書きあっているだけというケースが多い。

結局そういった人間関係の煩わしさが嫌でブログを始めたのに結局人脈やコミュニケーション重視になってしまうのである。

かといって無反応でブログ続けるのも寂しい物で、「またコメントないな」と思うのは虚しい物がある。実際自分もそうだった。しかしアフィリエイトをつけたらもうそんなことどうでもよくなったのである。結局きれいごとではなく一番うれしいのはコメントよりもマネーであり、マネーが発生するから更に頑張って記事を書こうという気にもなるしブログが続く。

 

よくブログが続かず辞めている人が多いが、それは簡単に承認欲求を満たせなかったりなかなか記事が思い浮かばなかったり、毎日続ける気力が持続しなかったりすることが原因だ。頑張り続ければブログは読んでくれる人が増えるのだが、その頑張りを無償で無反応で続けられる人は中々いないのである。

だからアフィリエイトは本気で儲けようというよりも、モチベーションの一つとしてブログを続ける動機づけとして導入するという考え方に近い。

ちなみにアフィリエイトやブログで収益を得るということは難しそうだが、基本的に無料ブログさえ持っていれば手続きは簡単である。

たとえば広告の種類が最も多いのはA8.netであり、アフィリエイトの最大手と言えばもうA8である。もっとも審査が簡単で、ほとんどのブログがすぐに承認される上に広告の種類が膨大であり記事内容に沿った広告はたいてい見つかる。

 

たとえば語学の記事を書けば英会話や留学関連の広告は豊富であり、記事内容と広告が近い場合はクリックされやすいクリックされやすく報酬が発生しやすい傾向にある。

そういった詳細なノウハウは実際ここで調べてもらえればわかりやすく載っているのだが、別にそこまで難しく考えなくとも気に入った売れそうな広告を見つけて載せておくだけでも「収益が発生するかもしれない」というワクワクはある。そしてそれが記事を書くモチベーションにもなり自分の文章力やブログ自体も成長していく好循環が発生する。

個人ブログはこの先減少傾向に進むことは間違いないだろう。

実際は簡単なのだが誰もが気軽にブログを持つ事は敷居が高い時代になっている、というよりもSNSという更に始めやすいツールが隆盛を極めている。

もうSNSの時代の流れはは止められない。

しかしそれゆえにもしかしたら個人ブログが再評価される時代が再びやってくるかもしれない。ブログのほうが書いたという満足感はあり思う存分誰も気にせず書ける気軽さがある。実は気軽になり過ぎたツイッターSNSのほうがそこに社会性が発生してしまい、結局気を使わなければならなくなっているという逆転現象が発生している。

自分の持論を本気で書きたい人、そして人の長文をしっかり読みたいという人は間違いなく存在する。

SNS疲れ難民が今後ブログに回帰するのではないか、そのような時代がやがて訪れるのではないか。ブログのメリットや可能性は今再評価される必要があるかもしれない。