負け組ゆとりの語り場

社会に取り残された男が日々を語る

酒「金、才能、人脈、体力、時間全て必要です」←コイツが天下取ってる理由w

焼酎のお湯割りが恋しくなる季節やね、みなはん。

電子レンジで温めて身に沁みますわ。お酒が冷たくなければならない時から急に暖かくなければならなくなる。酒飲みはその瞬間に季節の移ろいを感じる。

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酒飲みブログとして今宵も語りたいことがある。

 

まず、基本最低条件としてお酒を楽しむには金と才能が必要だ。ただ、どちらも最低限水準を超えればいい(もっと削ぎ落とせば結局は才能)

逆に言えば、このFラン大学レベルの「足切り」を超えていなければ永遠に不合格だ。

 

ただ、「金と才能」が必要な趣味ってたいがいダルいよなぁ、と。

こんなやってられない趣味ないでしょ?

 

現代って、とにかく「金&才能」の趣味をとことん嫌うわけですよ。これが現代人の性質なんですね。

 

仕事で疲れているからせめて現実逃避して娯楽では楽したいとか、ニートで無能だからリアルから逃げてんだろとか別にどうとでもいいんだけど、まあとにかくこういう要素は避けられる傾向にある。

 

そういう文脈において、お酒ほどありとあらゆる能力を求める非効率な趣味ってないんじゃないかなと思うわけだ。

明らかに現代にあっていない。

 

自分は安酒飲みで、くだらない日常の癒やしのために酒を飲んでいる。

ただそれも努力して得たわけではない、体質という天賦の才あってこそだ。

 

アジア人の何割かはアルコール分解酵素がなくていわゆる「下戸」に分類される。

こういった人々はどれだけ努力してもお酒は飲めない。だから根性論で飲めといったら当然アルハラだ。アトピーと一緒であり、無理して飲ませることは絶対あってはならない。

 

筋肉や体力は、わりと鍛えればなんとかなるが体の内部は鍛えにくい。

ゆえに、どれだけお酒に幼少期から憧れがあり知識を学ぶ情熱があったとしても体質だけで扉が閉ざされる。

 

お酒をかっこいいとか美味しそうといくら望んでもアジア人というだけで飲めないという理不尽さがある。

 

まあ、でも結局体質に左右されない娯楽や趣味なんてあるのかね、と思うよ。結局人間は生まれ持ったフィジカル要素からは逃れられない。人生なんて全て体質に制約される虚しいものだ・・・

 

じゃあ自分がお酒を人よりは飲めるからといって人生得しているわけではないのは誰の目にも明らかだ。

 

人間、フィジカルの限界は超えられずその檻の中で生きるしかない。

精神的な強さや性格、脳の構造も結局は体質だ。

 

生まれた段階で入ることのできる領域は決められている。

下戸に生まれればお酒の楽しみは絶対味わえないし、逆に運動ができず体力や根性がなければ人生の質は大きく左右される。

 

人間の自尊心は、特に男の場合少年期に運動ができたかどうかで決まる。足が遅かった自分はそうやってコンプを植え付けられてきたわけだ。とにかく順位を決めたがる教育だ。まあ自分はそれでも最下位を毎回太った奴のおかげで免れてはいたわけだが。

そのデブはイイやつだったのよ。

 

そしてそにデブ二人と別れて高校で全国から運動部が集まるようなところに入ったもんだから完全に最下位に転落する笑

 

そして、そのあと勉強でも結局打ち砕かれる。

最近資格試験を受けた会場が金持ち地区にある上級国民子女用の私立高校だったんだけど、「はぁ自分はこんな奴らと戦ってたんだな、そりゃ勝てないわ」と思ったもんね

 

やりたいことなんて、結局自分の限られた要素で小さくやるしかないんだよな。

すべての趣味も仕事もそう

 

例えばお酒といっても、飲むジャンルである程度階級差別があるわけで飲んでるお酒でマウントしあったりフォローしないとかもあるわけだ。

 

それと、人脈や時間、体力もある。

一人でお酒飲んでいても虚しいし、居酒屋で楽しむにはある程度コミュ力も必要。静かにお酒と対話するベテランの方もいるにはいるが、それもある程度格好がつかなければならばいい。

 

それといくら社会的地位と財産があったとして、明日を気にしなければならないと最大限には飲めない。

山口メンバーみたいに失うものが大きかったり、次の日予定があったりすると難しい。

 

それに加えて、いくら大金持ちで最高級の環境揃えてプレミアのお酒買えますとしたとしても、日本酒一杯でダウンします、という体質であればろくに楽しめない。

 

そこまで努力してたどり着いたとしても体質が邪魔をしてしまう。

 

まあサッカーが好きなのに見るのとゲームをするだけで満足している自分もいるし、実際にやるかどうかが全てではない。実際に居酒屋やバーでも、お酒一切飲めない人は結構いる。バーテンダーの世界チャンピオンの日本人が下戸だったりする。

自分が以前飲んだ居酒屋とスナックのおばちゃんは飲めない方だったこともある。

 

コミュ力があれば若いうちはおごってくれることもある。ただ、これはその分自分がいい年になったときは若者におごれよというメッセージというか文化の継承でもある。

 

前提は体質という才能、そして金と時間

人脈とコミュ力はあると更に助かる。

というかコミュ力も現代ではありとあらゆるコンテンツで必要だよなぁと。いくら流行コンテンツに乗っていても、自分から行動するか、勝手に人が寄ってくる魅力がなければ寂しいだけだしさ。

 

まあそんなもんでしょ世の中

 

多分陽キャはどんなキモオタ趣味でも仲間作るし、陰キャはどれだけ派手な趣味でも地味なんだよ。

これこそ自分の持って生まれたポテンシャルという制限領域であってな笑

 

そもそもあらゆる環境で生きれる生物って侵略的外来種ぐらいしかいないし、その生き物が素晴らしいかというとそうでもない。

すぐに絶滅する綺麗な鳥や昆虫もいれば、どこにでも現れて増殖する害虫もいる

 

人間って結局メンタルも含めて体質の檻で生きているよなぁ

 

来世、下戸になるか、デブ、チビ、ハゲ、アトピー、発達のどれかになるとしたら後者になってでも下戸は阻止したい。

逆に来世、超絶イケメンか超運動神経いい替わりに酒飲めないと言われたらその選択肢捨てて普通に酒飲むわ笑

日本で使えない他の嗜好品ありと言われれば悩むかもしれないけど、その才能捨ててでも酒だなやっぱ

 

とにかくメンタルが強くありとあらゆることをポジティブに考えられて悩まない無敵の性格があれば悩む笑(結局悩んでる)

 

自分が泣いて欲しがる才能や体質もあるけど、そういうものほど持って生まれた他人は無駄にしているし、自分だって同じように無駄にしていることもある。配られたカードで勝負するしかないとは言うけど

 

まあ人生ってそんなもんよ、歪と歪の間で生きるしかない