負け組ゆとりの語り場

社会に取り残された男が日々を語る

逆張りってめちゃくちゃ楽しいよな

世の中逆張り芸をやって大勢の意見に逆らうことが好きな人がいるが、自分もまさにその一人である。たとえば世間で批判されている物を一緒になって叩くことはしないし、逆に世間で絶賛されてる物を素直に褒めようとしないひねくれ者である。

 

最近で言えば本田圭佑を擁護したり例のジャニーズの2人を擁護したり、キンコン西野ホリエモンの発言を擁護したりする。

ネットというのは有名人の言動を晒してそれを集団で叩いて一体感を味わうツールになっているが、自分はそういったネット民に同調したくないのである。

ごめんなさい、僕協調性なくて素直な性格じゃなくてひねくれ者なんです。

 

でも逆に言えば世の中で成功してるのは本田やジャニーズや、キンコン西野ホリエモンだったりする。そういう人たちをネット民が脊髄反射のように反論する姿に乗ってたまるかという精神はある。

そこを逆張りしてあえて擁護するのが自分であり、ネット民と同じ行動したくないという思いはある。皆が嫌っているのだから自分も嫌いになろうという安直な発想はしたくない。

逆に世間で滅茶苦茶流行った君の名は。なんかも叩くし、最近でいえばけものフレンズも認めず執拗に叩く。

流行ものは叩き、叩かれてる物は擁護する、ある意味逆張りをするという点では一貫してブレていないのが自分である。

自分のようなひねくれ者は常に大勢の意見を疑う癖がついてるのだ。

 

特にネットで叩かれてる物を同調して叩くのはあまり好きじゃなくて、みんなが批判してる物を一緒になって批判して一員感味わっても仕方ないし、孤独は癒されない。むしろネット民の仲間になりたくないし、そういう人たちと一緒に何か叩いて喜んでても仕方ないでしょとしか思わない。彼らは本当に叩きたいと思っているわけではなくコミュニティの一員感が欲しいだけなのだ。

最近のネットは「誰かの叩いてる物を叩く」ということが多くてとにかく反論から入り、自分の頭で考えない人が多い。物事を否定から入る人が多く、まず反論しようという事から入る人が多い。

そもそも人間というのは良いときは中々褒めないが、悪いときはすぐに反論するのである。

実際にブログをやっていても普段はコメントをしないのに、何かの指摘や反論がある時は一目散に反応する人が多いのである。

「いい商品だったとわざわざ連絡してくる人はいないが、クレームは少しの事でも入れられる」ととあるジャニーズが言っていたが、世の中そういう物なのである。賞賛の時は腰が重く少し良いだけでは褒めないし同意しないが、批判する時は少し悪いだけでも脊髄反射のようにすぐさま反論するのだ。とくにネット民はそういう性格をしており、四六時中何かに反論して楽しんでいるのだ。

 

しかし昔は逆に流行ものを叩く立場であり、とにかくオタク文化を持てはやし、むしろ2chねらー的なノリだったのが自分である。2chやネットが今よりマイナーだった時代は彼らの思想に染まり、まとめサイトスマホの普及でそういった人が増えた今は逆に彼らを批判する。

常に何かに対して逆張りをしない時が済まないのが自分であり、そういう意味ではホリエモンも好きだし、ちょっと物議醸す発言をするサッカーの本田圭佑も好きだったりする。その他大勢の1人になりたくないのかもしれない。

日本人の特徴として周りに同調して一員感を覚えることが好きという傾向があるが、そういった社会から突出した個人が現れようとしたらちょっと嫌われるようなタイプでなければならない部分がある。

 

もう今の時代本田圭佑は相当嫌われてるし、ホリエモンも嫌われてすぐ反論が集まるけどもそこを一緒になって叩いてたらこいつらと一緒になってしまうという思いはある。

匿名でみんなが叩いてるものを一緒に叩いて一員感味わったところで、その大勢の中の1人でしかないわけで、それではつまらない。

こういうスタイルを異端気取りたいだけと揶揄する人もいるが、どんどん異端気取っていくような人が出てこなければ社会の変革は訪れないし閉塞感は打破できない。

「人と同じことをやっていては勝ち残れない」という考え方を単なる異端気取りや逆張りしたいだけととらえるか、何かを打開するための有効な手段ととらえるかの着目点の違いがそこにはある。

 

とはいえ人と同じことをしなかった結果失敗した自分が行っても説得力がないのだが、失敗したらまた次チャレンジすればよいとも思っている。

自分はこれからも人と違う考え方を持って人と違う事をしていこうと思っているけども、おそらくまた失敗することがあるだろう。しかし一度や二度の失敗で逆張りスタイルを捨てたら結局その他大勢の軍門に下ることになるわけで、そこはしたくないという意地にも似たプライドがある。本田圭佑的に言えば「まぁみときなさいよ」というスタイルであり、どこかで反逆や逆転のシナリオは狙っている自分もいる。

 

人生を諦めた振りをしながらもどこかで捨てきれない野心があって、ここで終わるとは思ってない往生際の悪さもある。どこまで普通じゃない道で生きて行けるかを極めたいし、そういう生き方には絶対上手くいかない時が来る。成功する保証がないから上手くいかない時も来るわけで、一番真骨頂が問われるのは上手く行ってない時なのだとも思う。

今がその時期というだけの話であり、腐るほど失敗するけど盛大に成功することもある、そんな人生に自分は憧れているのかもしれない。

頑固で負けず嫌いでひねくれ者で協調性なくて素直じゃなくて、そしてその他大勢に埋もれたくない。だから自分は逆張りをするのである。