負け組ゆとりの語り場

社会に取り残された男が日々を語る

今のアニメを劣化させた戦犯って「声優オタク」だよな

最近のアニメがなんでここまでつまらないかというと、最大の理由は「声優至上主義」になりすぎたせいなんですよ。ひろゆきから言わせれば「それあなたの感想ですよね」ということをこれから書いていきたい。

 

まず前提として少し前までの深夜アニメは声優にしろその声優ファンにしろ脇役で本当に好きな人だけが好きなコアな世界があった。どちらも出しゃばらずアニメは2次元の美しい世界だという幻想みたいなものがあった。

それが今はアニメは声優ありきで、声優がどんな人なのか見るのは当たり前でSNSで声優個人が情報を発信する時代である。そして新人声優が現れては消えて消耗品のように2,3年後は完全に消えている。

 

萌えアニメや深夜アニメを語ることにおいて声優の話題が必須になり、それまでアングラだった声優文化みたいなものがあまりにもメジャーになり過ぎた。昔のアニメオタクは「2次元じゃないと駄目、中の人などいない」という考え方だったのに、今の時代はアイドル感覚で声優を応援するのが当たり前の時代になった。

どれだけ二次元の声優でも背後には普通に三次元の声優がいることが当たり前になり、むしろ皆その話しかしなくなってる。もはや二次元という幻想世界など存在しなくなり、声優がメインコンテンツになったのである。

声優に興味はなくアニメの理想世界だけ見て痛いという人は主流ではなくなり、声優のレベルもあがったことで安心して声優を見れるようになった。また声優個人が声優業以外のこともやるようになり、もう今のオタクが声優コンテンツに流れるというトレンドは避けられない。

例えば着ぐるみをつかったショーやテーマパークで、着ぐるみの中の人が重要視されるようになったら幻想がなくなるのと一緒で、今のアニメって着ぐるみの中の人がいるのは大前提でその中の人が誰か、面白い人かというのを執拗に求める時代になってる。

 

声優至上主義が行き過ぎた結果二次元世界を夢見ることがオワコンになり、むしろ三次元声優を応援してアニメはおまけ要素になった。なんでもとにかく声優で肝心のアニメは副次的なものでしかない、結局二次元ではなくみんな三次元を求める時代になった。

それゆえにアニメのクオリティそのものが重視されなくなり、誰が声を当てているかやネットでその声優が話題になるかどうかが全てになった。

「声優なのにかわいい」という時代から「可愛くなければ声優になれない」という時代になって、声優自体がちやほやされたアイドルになり格段にスキャンダルなども増えた。

昔は声優ファンの間でしか話題にされてなかったスキャンダルも、今は声優のスキャンダルがアニメキャラにダイレクトに影響する。それゆえにアニメキャラへの幻想は崩れ去り、アニメを真剣に作りこむ価値がなくなった。

陰に徹していた声優や声優ファンがでしゃばったことで、アニメキャラ=声優というぐらいに関連付けられてしまったのである。

 

決して昔も声優応援文化がなかったわけではないのだが、その頃に応援していたコアなファンにくらべて今は声優を応援することも声優になることも動機が軽い。

アニメ自体も劣化したし、声優応援文化自体も劣化した。

声優専門学校などでも似たような主人公アニメ声で、オタク受けする容姿の量産型アイドル声優が増えてとにかく目指す動機が軽くなった。そしてそこに群がるオタクも昔に比べて声優を応援することの動機が普通のアイドル応援と変わらなくなり浅いファンが集まるようになった。

声優たちは養成所で遊びまくっており、そこにオタクが幻想を夢見て親近感を感じているのだから滑稽である。こういう現実が昔のオタク文化に比べて伝わりやすくなったのもオタク文化をつまらなくした原因かもしれないし、老害かもしれないが今のオタク文化はだんだんと浅くカジュアルになってきている。

むしろかつてにわか文化、メジャー文化、一般人文化とされていたものがコアになり、かつてコアだったアニメ文化や声優文化のほうがネットの普及でにわか化してきているのが現状だ。

 

その結果量産型日常アニメに量産型新人声優が起用されるケースがあり、消耗品として放送され何も残らない。安価なCGで似たようなパターンの1クールアニメつくって、ネットでステマして少し話題にして新人声優を消費する、そういう時代である。

アニメがつまらなくなった背景にはファンやオタクがつまらなくなったことも理由としてあるし、ネットそのものがつまらなくなったことも原因として存在する。

これは時代の流れでもあるし避けられない流れかもしれない。

一度完全にオワコンになって崩壊したほうが再生するのではないだろうかとすら思う。本当にコアな人がいったん見限って終わらせた方が新しい発展もあるのではないか。

もうアニメは昔のようにコアなオタクが集まるジャンルではない、ファッションの道具やコミュニケーションツールとしての消耗品になったのである。質より量、一瞬の流行、ネットでの話題性、声優至上主義、今のアニメが劣化した理由は上げればきりがない。これからアニメはどのような方向に向かっていくのだろうか、元アニメファンとして行く末を見守りたい。