負け組ゆとりの語り場

社会に取り残された男が日々を語る

本日のゆとおじ晩酌 feat.韓国産赤貝

赤貝の本格的シーズンは冬から春なのだが、既にこの季節から出回り始めている。そのため少し小ぶりではあるものの、その分量が多い。

 

もっとも、赤貝の刺し身はやや庶民には高級なためこの一口サイズがちょうどいい。

旬のときのように大きめだと、自分は結局かじって半分ずつ食べるので大きい意味がない貧乏性である笑

 

寿司用としてはサイズが小さいが晩酌用のおつまみとしてなら、かえって良いサイズだ。

 

普段刺身はややわさびを多めにした醤油にして食べるが、この赤貝はわさび無しで食べても甘みが味わえて美味

最近牡蠣醤油というものを使い始めているのでそれとよく合う。

 

ところで主題にあるように、これは韓国産だ。日本産はめったに出回っておらず、専ら高級料亭で提供される。

どうやら高度経済成長時代に埋め立てや海洋汚染が進み激減したようである。そのため国内の供給に追いつかない。

 

よって韓国から輸入しているというわけだ。正直言って自分は韓国産食品に一切抵抗がない。韓国ラーメンもよく食べるし、韓国焼酎のヘビーユーザーだ。

 

大体、韓国近海と言っても日本海や東シナ海であって同じ海だし、ロシア産と北海道産のタラバガニと同じように差なんてない。はっきり言って汚染を気にするならマグロの方がよほど危険だ。

逆に言えば海洋生物における食物連鎖の頂点であるマグロを何も気にせず食べているのであれば大丈夫だ(妊婦はマグロを食べない方がいいと言われているのはこのため)

 

そもそも韓国人にも日本産は危険だといって文句をつける層がいるし、お互い無意味な争いをしている。

アジアで衛生が先進国基準でしっかりしているのは日韓であり、本当はお互い最も安全だというのに笑

韓国コスメなど直接肌に塗っているし、実は韓国でも日本製のスキンケア用品の人気は高い。

 

話を戻すと、日本で赤貝が大量に取れた時代と言っても高度経済成長以前だと考えればその頃の場合、冷凍手段や移動手段が発達していない。

今のようにトラックによる輸送が増えるのは当時「国鉄」社員が大規模なストライキをして以降だ。

 

だから、じゃあ昭和の時代にそこまで赤貝が刺身として消費されていたかというと疑問だと思う。

そう考えると韓国産が地元の海で取れた程新鮮なレベルというのは技術の発展に感謝したい。

 

まあ、あまり赤貝が人気になりすぎて韓国産までレアになるとそれはそれで困るわけだが笑

これは一部の食通だけの味に留めておきたい。

 

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晩酌用のお酒は金麦

食通だの言っておきながら、発泡酒の安っぽい味がむしろビールより好きなぐらいだ笑

そして3本100円で売っているような底辺焼き鳥を共に。

 

まあこれが甲斐性無き哀しき現代日本人男性の現実ってもんよ笑

 

基本SNSというのは良いものを食べたときだけわざわざ載せて取り繕うもので、日常の何気ない冴えないものは見せないけど、自分はそこにこそ民俗というか味わいを感じる。朝鮮の日用品や民芸品に美を見出した柳宗悦のような感覚だ。

そして現代韓国も似たようなもので、ありのままを語れる匿名に近いサイト程リアルな食生活が伝わってくる。

「本日のペクス(韓国語で無職のこと)夜食」とかね笑

 

自分はそういうありのままの日常のセンスで語りたいし、日本のネットでも酒スレやアル中スレとかは皆飾らず思い思いに語っている。自分はああいう和やかで何気ない空気が好きだし、居酒屋もおしゃれで意識高いより雑然としてる方がいい。

お酒とはそういった飾らない文化も楽しい多様な世界なのである。

 

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