負け組ゆとりの語り場

社会に取り残された男が日々を語る

赤貝の刺し身と焼酎の組み合わせが絶妙すぎる

日々の生活の買い出しに久しぶりに出かけたら季節も移ろいでいるのか珍しい食材を見かけた。

それは赤貝のお造りだ。寿司用にも使えるらしいが自分はこのままお刺身として一杯やることに決めた。

もう手に入れた時から夜になるまでワクワク状態で、今食べている最中だ。

 

まず自分は海鮮自体大好きなのだが、珍しい食材は特に好きだ。

ほんと海鮮って例がいない程に美味くて海って奇跡だよなぁと。人体が受け付けない油を持ってる特殊な深海魚とかでもない限りあらゆる海鮮が美味しい。よく陸にいいたらエビやカニなんて食わないと言われるがそれだけ海は食の宝庫だ。

 

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そんな無類の海鮮好きとして、この度、赤貝の刺し身を本格的に食べる。

やはり高級食材なのかたった6つ入りで500円もした。マジで味わって食べなければならない。パック寿司にはほとんど入っておらず、自分のような庶民にとっては回転寿司ぐらいしか出会うところがない。回らない寿司屋もエアプではないが、そこまで無いし居酒屋でもよほど造りに力を入れているところでなければ目にする機会は少ない。おそらく日本人の大半は回転寿司でのみ見る食材だ。

だからこうして刺し身で売っているのは初めて見た。そして迷わず手に入れた。

 

もちろん味は知っている、これぞコリコリしてて旨味が押し寄せてくる赤貝だと。

それ以上に、赤貝がこれだけ目の前にある満足感が大きいかもしれない。

普通回転寿司で赤貝は一回頼めば良いぐらいなので、ここまで本格的に向き合うことはなかった。

そうこうしてる内にラストを食べ終わってしまったのだが本当はもっと食いてぇよ笑

酒の肴としてちびちびと味わった。

 

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そんな今日のお酒は白霧島である。

霧島シリーズでは一番白が好きだ。マイルドな味わいで、一番オーソドックスな黒とも値段の差が少ない。赤だとちょっと手を出しにくい価格差はある。

味は赤に近くて、値段は黒に近いという自分内のイメージだ。

 

もちろん芋焼酎といえばこの季節、キンキンのロックが合う。芋の真骨頂は温めてこそ発揮されるが、氷が良ければロックも別格に美味い。

 

ただ貝も芋もかなり人を選ぶ。

だからこそこの2つの組み合わせを同時に楽しむことは更に人を選ぶ。酒通飲みがたどり着く真の境地である。

欧米人は赤ワインと赤身の組み合わせを至高とする。いわば肉をどれだけ美味く食うかのために彼らはワインを発達させてきた。

 

自分は肉が食えないわけではなくむしろ好きだが、やはり海鮮と焼酎や日本酒の組み合わせが繊細で日本人の自分には合っていると考えている。

実はこれは同じアジア人にも共通していて、魚なら日本だが、海に関してはむしろ韓国の方がこだわりが強くてバリエーションも広い。韓国語で刺し身は「フェ」だが、サシミという日本語もよく使われる。そして同じく焼酎を飲んで合わせる。

貝の刺し身に関してはいろいろな種類を日本人以上に日常的に食べるかもしれない。

そして焼酎自体、東南アジアやモンゴルに源流があるとされておりアジア各地に偏在している。

 

ちなみに海と焼酎の組み合わせを愛する食通芸能人といえば、貝が好きすぎてラッコ兄弟と幼少期にあだ名された嵐の櫻井翔が有名だ。

それこそサクラップの出る番組で、お酒は毎回芋焼酎、そして赤貝が好きだというシーンを見て影響された。つまりこれ全部完全に櫻井翔ごっこだったのだ笑

もちろん元からどちらも好きなのだが、櫻井の影響で更に試したくなりずっとやってみたかったのだ。もうその回を見てから数年経つが、あの頃に思い描いたこの組み合わせを試すという未来に迷わず突き進んでよかったかなと。

貝も芋も本当に駄目だという方もいるので、本当に好きだという珍味好きの方にだけおすすめしたい。好きな人は間違いなくハマるだろう。貝食の世界は奥が深い。