負け組ゆとりの語り場

社会に取り残された男が日々を語る

このCL決勝終わってしまった感の虚しさ・・・・・・

今回の2017-18シーズンCL決勝は個人的なことを言えば久しぶりにサッカーを見てここまで面白いと感じた試合だった。

90分間がこんな短く感じ、試合中にいろんなことを考え先が読めない展開にワクワクする、こういうサッカーの面白さや刺激は本当にしばらく味わっていない事だったので結果には満足していない物の楽しかった。

 

自分はバルセロナのファンなのでレアル・マドリードが三連覇し、もしかしたらロナウドがバロンドールを取るかもしれない現状自体にはやはり不満がある。

バルセロナサポーターの多くもせっかくリーグ優勝と国王杯の二冠を達成したのに、最後にレアル・マドリードがCL優勝したのは全部持っていかれた感があるという虚無感に包まれている。

 

欧州サッカーのシーズンもこれで終わり、しばらくすればワールドカップが始まる。

W杯も世間的な関心はアメフトに持っていかれ、代表も期待できないし他にものすごく楽しみなチームがあるかといえばそれほど燃え上がる感情は湧いてこない。

 

何といえばいいのか、とにかく目先に楽しみなことがあまりなく唯一のお祭りが終わってしまった感覚だ。また日常に戻らなければならないというか、やることも無くなってしまった。

ワールドカップまでの間、やることも無くなり燃え尽きたというか、自分自身の人生の先行きの無さや行き詰まり感もあいまって頭が煮詰まってしまっている。

面白い刺激もないし、やりつくした感のような物もある。

 

何を楽しみにすればいいのか、何をすればいいのか。

多分今の自分はサッカーで言えば選択肢が少ない状況で、切れるカードが少ないとかプレーのアイデアがワンパターンとかそういう感じに近い。

いろんなプレーができる選手だと今日のモドリッチのように様々なことができるが、残念ながら自分はカリウスの方になってしまっている。それどころか退場してこれからどうなるかという不安に苛まれているサラーやカルバハルのような状況だ。

カリウスは今精神的に難しい状況だろう、今後のキャリアが本当に深刻な状態になって思いつめているかもしれない。

 

正直なことを言うと今の自分は望む結果があまり手に入っていないし、あまり面白いと感じることが無いので悩んでいる。

物事の上手く行かなさに限界を感じている部分があり、自分の中でアイデアが枯渇している。必要な物が無くやりたいことができないとか、今の自分の状況を疎ましく思われているとか、視線の冷たさとかそういうのが辛い。

かと言って何か他のことをしようにも、気力と財力が欠けている。

結局やる気が一時的に出たとしても現実の前に徐々に削がれていき、またいつものように無気力になる。

 

今回のCL決勝も、そういった人生が簡単ではない事や望んでいる結果にならない事のリアルさのようなものを学べた。

なんというか自分のやってることって完全にスベッってるよなぁというのが本音で、お笑い芸人がネタやってもリアクション冷めてるみたいな状況に近い。

面白いこと全然できてないからこんな停滞感が発生しているわけで、自分としてもやりがいを感じない。一人で熱くなっても望んでいる反応や結果にはならないので面白くないことが多い。

何かが足りないんだろうなとじっくり考えたい一方で、時間や余裕も残されていない。

この状況で本当にワールドカップを乗り切れるかという意味では、まさに監督が解任されグダグダになっている日本代表に近い。

 

こんな夏を迎えるはずではなかったいう思いがあるからこそ、CLの決勝終わる時期にきてしまったという現実がもどかしい。

自分の中でCL決勝というのは季節的な目安になっていて、時間間隔を確かめる指標にもなっている。

ついに決勝終わってしまったかとなると、いよいよ新年度が本格的に指導していかなければならないはずだったことへの後悔のような物、自分の力不足が情けない。

まだワールドカップは先だろう、それまでには何とかすると考えて今年に挑んでいただけにちょっと本当に現状がヤバイ。4年に1度の最大のイベントを本当にこんな形で迎えていいのか。

焦りが募り本当に落ち着かない、選手でもないのにまるで選手のような感覚だ。

ワールドカップをどれだけ楽しく見るかという事にある意味本気だっただけに、全然準備ができていない現状に本当に焦る。

もう本当にチャンピオンズリーグ終わる時期まで来たというのが恐ろしく、計画や予定が完全に破たんしている。

 

サッカーも上手く行かない時は戦術やフォーメーションを変えるわけで、手に入れたい物が手に入らない時の打開策が必要になる。

思考を整理すればそういうことであり、もっとアイデアをもったプレーをしなければならない。

考えろ、何か答えはあるはずだと言い聞かせながらもアイデアとやる気の両面が無い。

 

マネのゴールが入って同点に追いついたときのテンションは高かったけれど、その後結局2点取られて優勝を逃すというこの展開、完全に昨シーズンのユベントス戦の時と同じだ。

そういう結局夢を求める人が上げて落とされて、毎度おなじみの展開になるというのもまた現実そっくりだよなぁとも試合を見ながら考えていた。大体結果が予想付くパターンに人間は面白みを感じない。勝つ人間が決まっている感みたいなものが虚しさの正体で、自分は報われない側なんだなというどうでもよさが大きい。

 

なんだろう、漠然と感じるこの生きてて無駄感のようなもの。

どうせまた同じような展開になるという諦めムードが自分を支配している。

とにかくしばらく楽しみが無い時間が続きそうだ。