負け組ゆとりの語り場

社会に取り残された男が日々を語る

厨二的なオリジナル親衛隊制服のデザイン

自分が常日頃デザインのコンセプトにしている「厨二感」の原点になっているものはナチス・ドイツのSS親衛隊にある。

当時の映像を見てもぶっちぎりでかっこよく、さすがファッションデザイナーにデザインさせたと言うだけあって見栄えがいい。カラー映像などで見ると特に鮮明でこの組織が本当にあった時代というのが現実とは思えずまるで映画のように思えてくる。

 

しかしそれが現実だったのだ。

ドクロの紋章を入れたり古代の文字デザインに取り入れたり、現代の厨二病でもそんな発想はしないだろう。

それを現実にやったのがまさにナチスであり厨病的要素の原点となる物が数多く存在する。

 

そんな親衛隊に憧れを持つ1人としてオリジナル親衛隊の衣装をデザインしたてみた。

赤が幹部用、黒が全国指導者用、灰色が一般隊員用だが灰色の一般隊員でもエリートの中のエリートという設定だ。ナチスのSSを参考に短剣を装備し、赤はガンダムSEEDのザフト軍の赤服をインスピレーションの題材にしてもいる。

f:id:elken:20171107142215p:plain

 

典型的な厨二病行為として授業中のノートの落書きに武器の絵を描くというものがあるけれども自分は軍服や制服のデザインも良くやっていた。こういうオリジナルでデザインする趣味がもっと増えてほしいなとも思うし、こういう楽しみをもっと広めていきたいという思いもある。

授業中のノートの落書き感覚の創作というのが自分のもう一つの原点でもある。

ただこれでもまだナチスSSには遠く及ばない程、史実の方が厨二度高い。まさに現実は創作より奇なりという感覚だ。

 

ちなみにこの親衛隊はただデザインしたものではなく、創作に使うためにデザインしたという事情もある。

以前書いた記事で厨二的な革命小説の計画を考えていたのだがそれが今少しずつ進んでいる。この作品に登場する親衛隊という設定でこの衣装が登場する予定だ。

村上龍の『愛と幻想のファシズム』のパクり、というかオマージュのような作風をイメージしておりこの親衛隊もその作品に登場する「武装組織クロマニヨン」を参考にしている。そしてそのクロマニヨン自体がナチスのSSを参考にしているという設定だ。

 

elkind.hatenablog.com

この小説、というよりもショートショートの意味でのSSに近いスタイルの作品は一応現在一つの形になった。とりあえず計画だけでなくわかりやすく形にするため書き上げたのだが、これから更に追加で書いていこうかなとも計画している。

 

正直なところ「中学生の妄想」のようなものであり、自分を登場させるというかなりイタい作品でもある。ちゃんとした凄い小説というよりも身内の間で読むようなカジュアルなSSという側面が近い。自分や有名人を起用したただ単なるネタ妄想SSと言ったほうが的確だろうか。

ノートに書いて友達だけに見せるようなノリや掲示板にあるようなリアルタイムのアドリブで投稿者が書くようなSSに近いイメージだ。

 

1話完結でサクサク読めるようなものにし現実に存在する有名人を起用してもある。

これは初めて読んだ人でも登場人物がイメージしやすい事、そして作品に現実的なリアリティを持たせる効果を狙っている。舞台は2030年代の日本という設定であり、必然的に実在の人物も絡んでくることになる。プーチンやトランプといった実在の政治家も歴史上の出来事として登場する。

 

また作中に登場する武器などの設定も少しずつ考えており、例えばこれはファシズム独裁政権発足後に日本国防軍と親衛隊に配備されるという新型ハンドガンのデザインになる。

f:id:elken:20171107144842p:plain

 

最終的にもっと続編や追記をしていった後、一つにまとめて架空の人物名に置き換えるという計画もあるが現時点では自分が楽しむためにしばらくは有名人の名前を使っていく予定だ。とりあえず1話だけ書いた物の、まだ構想段階でありこれからどうなっていくかは自分も分からない。

いつまでも計画段階にしておくのはもどかしいのでとりあえずとりあえず1話だけ仕上げた格好になる。

 

www.pixiv.net

 

「独裁と言っても最初は開発独裁という事で進める。シンガポールのリー・クアンユーみたいなものだと説明すれば独裁への抵抗意識も無くなる。」

「総統にはクイーンとビショップ落ちでもチェスで勝てない。」

「中国には北朝鮮に勝手な行動をさせないように釘を刺しておきたい。あの国は何をするかわからない、この機会に二度とないチャンスとして韓国に南進すればアメリカの参戦を招く恐れがある。」

「選挙活動は街頭で親衛隊にパフォーマンスをさせて、幹部はひたすらネット番組でしゃべり倒すことにする。政治番組だと思われないことが大事だ。トランプみたいにわかりやすい言葉しか使わないゆるいトークで若年層を取り込む。」

「科学者や技術者は壮大な国家プロジェクトに携わってる時の方がやる気が出る。人権なんて度外視でいいから思う存分やってくれ。こっちも負ければ戦犯になる覚悟でやってる、全部俺が命令したことにするから気にするな。」

 

これらのセリフは本当に昨日考えたばかりのアイデアで、現段階では作中に書いていないけれども次回以降に取り入れていこうと思っている。要するにそういう作風というイメージを持ってもらえればありがたい。

 

この1話は2033年の政権獲得直後という描写だが、革命活動の黎明期を描いた2020年代の話や戦争が始まる2040年代の話も構想上は存在する。まだ時系列を整理してこれから前後で追加していくため明確に1話だとは断言できない。

 

登場人物やストーリーの流れもまだ構想段階であり逆にこの1話だけで何となく話が分かるようになっており、後は前後を推測してくださいという終わらせ方も可能と言えば可能でもある。

時系列バラバラに自分が思いついたシーンから書いて行って、最後時間を並べ直して整理して一冊に仕上げるというやり方も計画している。

所詮厨二病の妄想レベルや思い付きの作品なので全てアドリブ、まさに"先の事なんて誰も知らない"、そんな感覚で不定期で執筆して行こうかなと思う。