負け組ゆとりの語り場

社会に取り残された男が日々を語る

キャラクターデザインをしてみた

「してみた」も何も個人的に何回もしているのがキャラクターデザインではあるけども、今回は結構自分なりに満足が行く物が仕上がった。

学生時代の授業中の落書きも含めれば何回キャラデザをしたことだろうか。

 

こういう描いた後のテンションは後から「なんやこれ」と後悔することになるのが常だ。しかし自分が過去に描いた物が次の参考になったりもするので後から見て恥ずかしいアイデアやイラストも無駄にはならない。

 

そんな今回のキャラデザは自分が何となく描きたいと頭に思い描いていたものを具現化したような形になる。

何となく描き始めたものが自分なりに上手く行ったときは満足感があって、絵を描くのはやはり楽しいとも感じる。

キャラクターデザイン

キャラクターデザインというのは何度も同じキャラを試行錯誤でデザインし続けるものでもあって、自分なりのキャラデザの方法を今回語ってみようと思う。

まずキャラデザの大前提が「マルチ」であるということで、それが面白い魅力でもある。

ただキャラの絵を描くというわけではなく、いろんなものをデザインしていく楽しさがある。髪型から始まりキャラクターの服、アクセサリー、靴、ベルト、そういうもろもろのを自分なりに考えていく過程は結構面白くいろんな工程がキャラデザの楽しみでもある。

 

まず大事なのが「髪型」でこれは個人的に結構気を使っている部分でもある。

オリジナルキャラクターの作り方でキーとなるのは髪型や目の色が基本的にはもっとも大事で、ここは今のキャラ飽和の時代中々違いをつけるのが難しい。

例えば「金髪ツインテール」「ピンク髪ロング」という王道はもう数え切れない程デザインされていて、普通に髪型を考えるとただのパクりになってしまう。

普通のことをすれば確かにかっこいいしスタイリッシュだけど、それでは何かの模倣でしかないから前衛の方向に行こうとする。

 

今のキャラデザはちょっと変な髪形ぐらいのほうが面白いと自分は思っていて、例えば数年前のドキドキ!プリキュアのキュアソード、剣崎真琴は個人的に面白いデザインだと今も感じている。

もっと具体的に言えば「前髪」に特徴があったほうが面白いし、この部分で個性や違いを出したほうが今は面白いかもしれない。

作者のせいで変な髪形にされた不憫なキャラクターのほうが、実は魅力的なことが多い。

 

逆にリアルにありそうな髪型で、アニメっぽくない髪型も面白い。

昔は美容院のサイトなんかを見て参考にしていたこともあり、アニメっぽい髪型とリアルなスタイリッシュな髪形の使い分けは個人的に考えている部分でもある。ある程度慣れてくると髪型はアドリブやフィーリングになってくる。

「あまりにもアニメっぽいものはかっこよくない」という変なプライドもあったり、あえて前衛的なデザインをしようとして上手く行かなかったり、そういうことの繰り返しだ。

 

これはあくまで自分のやり方ではあるけども、オリキャラデザインをしている人がどういうデザイン方法や参考を元に髪型を考えているかというのは面白い。

デザイン全てに言えることだけども普通にやるとどこかで見たものになるから、開き直って変なものにするとただ単にダサいものになるというジレンマがある。

その中で面白い物は本当に何回もやった中からちょっとしかでてこないけどそれがデザインの楽しさでもある。

本当に何度も失敗して試行錯誤の末に一つの正解があって、それも妥協した末のもので本当はもっと脳内に凄い物がある。

 

このキャラも本当はもっと理想的なイメージがあって「やっと今ちょっとできたかな」とも思っていて、更にあと10回以上繰り返してやっと理想に近づけたかどうかというレベルでしかない。

 

脳内にあるものと実際に描いてみて「ちょっと理想と違うけど、これはこれでいいね」というものの組み合わせの繰り返しがキャラデザの世界でもある。それが次回の参考になったり、そこからさらにアレンジが自分の中で始まっていく。

 

そして今回のイラスト、細部を見れば酷い物ですよ。

結構雰囲気に頼っているというか、特に「手」の描き込みはあまり見てもらいたくない程ド下手もいいところ。

ただ「誰も手なんて見てないから適当でいい」と思うと、次回からも手を抜いてしまうから今回自分にプレッシャーを与えるつもりで「細部の粗探してください」とも思う。

 

正直、自分はかなり全身像やポーズをつけた描き方が苦手で、手は特に不得意としていてて昔はもはや上半身のイラストだけだったこともある。

こういう苦手な物やできない事から逃げるといつまでもできないから、なるべくやったことが無いことにチャレンジすることも大事だと考えつつもいつも自分なりのテンプレをやってしまう。

キャラクターデザイン

それにしても今回のデザインを見ると、描くたびに手足が長くなっていくというかCLAMP体型やギアス体型に近づいていくことに気付く。

前回デザインしたキャラが全員、橋本環奈並のちんちくりんに見えてくるというか無駄に手足を伸ばしたくなるというキャラデザあるある。当時としては結構長めに描いたつもりだったのに、今冷静に見るとちんちくりん感が半端無いというか。

CLAMPの人たちもそういう感覚なんだろうなぁというぐらいに謎の八頭身になっていく。

そういえば2ちゃんねるに八頭身とかいうキャラクターいたよなぁ笑

 

個人的にコードギアス体型好きで、あの世界平均身長ヤバイだろ感がいいよね。

そのコードギアスやCLAMPに言えることとして、彼女らには顔や髪形を描く能力だけでなく独自の「衣装センス」もあるなと思う。

 

キャラデザはまさに同時に「ファッションデザイン」の世界でもあり、自分の場合むしろ顔よりも衣装を見てほしいとさえ思っているほどに服のデザインが好きなところがある。

自分自身の服はどうでもいいと気にしないのにキャラの服は結構考える。

実は自分は「ふわふわ系」の柔らかいデザインがほとんど描けない。

実際デザインを見ても分かるように「トゲトゲ」「ギザギザ」「カクカク」が自分のやりがちなことでもあって、プリキュア的なデザインや女性アイドル的なデザインは大の苦手でもある。

 

逆に「シュッ」っとした感じのデザインは理想で、男性キャラだと衣装にしても髪型にしても結構ジャニーズとか参考にしてもいる。ジャニーズは最近むしろ衣装が気になるというか、本人たちもかっこいいけど衣装がかなり斬新で面白い。

少年倶楽部とかかなり衣装かっこよくていつかジャニーズの衣装デザインできたらいいなという憧れもある。

 

素人のノートの落書きのような遊びでしかないけどもファッションデザインは面白いしいつかちゃんと服飾を学びたいとも最近は考えている。

最近パリコレクションを特集したドキュメント番組を見てファッションデザイン熱が上がってきたり、「パリコレ出たいよなぁ、俺日本のクリスチャン・ディオールになるから」みたいな突拍子もない妄言も内面に湧き出ている。

ただパリコレはかなり参加条件厳しくてなんか何年間工房維持してるとか、そういう条件があるらしい。

 

とにかくパリコレ特集したドキュメントみてファッションは自由だと思ったのは結構今の自分に影響を与えているかなと。

「自分のデザインはオートクチュールだから」と言いながらもパリコレとかオートクチュールも良くわかってない自分がいる。

でもとにかく普通の事ではなくデザイナーの個性は必要だなと世界トップレベルのデザイナーを見て感じたしデザインの世界は面白いという情熱は湧いてきた。

それっぽいデザインできてもそれは自分じゃないよなぁ、みたいな逆張りの意識というか、まぁとにかくまだいろいろ試行錯誤中の中でいろいろ考えていきたいなとも思う。