負け組ゆとりの語り場

社会に取り残された男が日々を語る

中国人「なんで日本人は高層ビルを建てないアルか?」

最近の中国の都市開発派すさまじい勢いがあり、超巨大都市が中国全土に発生しつつある。まさに人口13億の巨大国家だからこそできる所業であり地方都市の停滞や衰退が叫ばれる日本と比べたときその大規模感を羨ましく思う時がある。

政治的には中国のやり方に納得がいかない部分があり親中派というわけでもないのだが少しさびしくもある日本の現状を見ていると「昔の日本ってこれくらいの情熱や上昇志向があったんだろうなぁ」と比較せずにはいられない部分がある。

 

そんな中で中国人が「なぜ日本人は高層ビルを好まないのか」ということを考察している記事を見つけた。都市の迫力という意味では東京を除いて日本はコンパクトに収めている事情がある。災害対策や日照権の確保などのこともあり巨大なビル群を目指す時代ではなくなっている。そういう時大陸の巨大都市を見ると「昔は日本の方がこういう都会では凄かったのになぁ」と一抹の寂寥感を覚えるのも事実だ。

 

ただ逆に中国人も「日が当たらない、圧迫感がある、逆に日本の方がいい」と言っていたりして隣の芝は青いという状況になっている。

アジアの新興地域とか見ても高層ビル乱立ですげぇなって思うけど、日本のこういう住宅事情って実はいい事でもある。

派手でデカくて大正義感があること確かにかっこいいけど実際は不便なのが現実だ。

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しかし個人的には中国の大規模開発ラッシュはこれぞ「開発」という感じがして憧れるし行ってみたい。

最近中国人ばかり日本に来て、逆に日本人は驚くほど中国旅行への関心がないが自分は中国にいって見たいと思っている。

深セン

(中国深セン市の画像)

あの超高層ビル都市郡は迫力があるし、大阪規模の物が中国全土に現れつつあるというのは巨大国家だと感じさせられる。そういうでかい物や巨大な物、迫力がある物というのは中国人は大好きで高層ビルをとにかく建設しているのが中国だ。

漠然とした都会への憧れ、大都市への憧れ、巨大経済化というのは昔の日本が目指したものだがゆとり世代の自分はその時代を体験していない。それゆえにそういった時代にも憧れがあるし、それを旧時代の考えや効率が悪いと言ってしまう日本人の考え方はスケールが小さくなったなとも感じる。

 

「中国に行きたい」という意見も「中国なんていってどうするの」と後ろ向きな発想やそもそも無関心であしらわれるのが現代日本人の発想になってきているし、都市開発に誰も興味を示さなくなっている。

 

そうやって衰退や停滞ばかり言われる日本を見てると、やっぱりそういう情熱あったほうがいいよなぁとも思うしそういう熱量を体験したいから中国にもいってみたいとも思う。今の日本にない物は何なのか、そういう海外への興味というのが現状むしろ昭和の時代よりなくなってきている。それほど上を目指さずほどほどの満足で凄し、緩やかに停滞していくことを無意識に受け入れている日本人は彼らの事をバベルの塔を目指しているかのように考えているようにも見える。

 

「それって意味なくね?」とやる前から物事を後ろ向きに考える今の日本はどこかさびしい、それゆえに中国の大都市を一度見てみたい。そしてその後ろ向きの日本人の典型がまさに自分なのである。

そんな自分を変えるためにも一度中国に行ってみたい、今年中は無理かもしれないが新しい目標は中国旅行にしたい。そもそも目標すら最近は立てなくなってきている自分がいる、決めた一度中国旅行に行こう。

中国人が日本旅行に憧れるように、日本人が失ったものを求めて中国に出向く傾向が今後出来上がっても面白い。

今の日本人、そして自分に足りないのは彼らのような情熱や欲望なのかもしれない。