負け組ゆとりの語り場

社会に取り残された男が日々を語る

クリぼっちワイ、アイドル動画を見てクリスマス2次会を始める

もう今年もクリスマスが終わろうとしていよいよ大晦日が訪れようとしている。本当にクリスマスはあっという間に終わる、つい昨日までの様相が急速に大晦日ムード、お正月ムードに変わる日本の激動の師走は独特の文化がある。

キリスト教文化圏ではわりと12月と1月が混同している部分があって1月の前半ぐらいまではクリスマスムードが続くらしいが、既に25日も終わろうとしている今クリスマスツリーは翌日に片づけられる運命にある。

 

ちなみに昨日のクリスマスイブ、自分はがっつりアイドルの動画を見てクリぼっちをエンジョイしていた。クリスマスをアイドルに頼るという情けなく虚しい行為をしながら昨晩を過ごしたが、25日の今日も起きてからずっとアイドル関連の動画ばかり見ている。

それしかできない現状に直面すると、世の中の寂しい人間に向けてプロに徹してくれるアイドルってなんだかんだでなくてはならない女神のような存在だ。

そもそもクリスマスというのは一部の幸せな人に向けだけのイベントであり、みんなが幸せじゃないといけないという全体主義の象徴である(ひねくれ者特有の考え)

 

実際の所クリスマスに幸せな人間のほうがレアで、大部分はクリスマスなのに虚しいし寂しいという本来なら味わう必要のない苦悩を味わわされるのである。まさに一部の特権階級のために持たざる者が犠牲にされている歪なイベントである。

 

そんなことを思いながらなんだかんだでクリスマスが無いと寂しい物で、自分なりに持たざる敗者として工夫した結果がアイドルを見るという過ごし方である。

もはや自分の中で惨めに過ごすクリスマスのほうが美しいという考えにすらなっていて、「戦場のメリークリスマス」のような世界観に惹かれている。

クリスマスに惨めに過ごしたという悲しみを糧に、いわば象徴を作るような格好でなるべく悲惨に過ごすことが大事だ。マッカーサーが「私は戻ってくる」と宣言しながら撤退したように、後に伏線となる負けも人生には必要なのだ。

 

そんな「伝説のクリスマス」として自分が選んだのはTWICEとOH MY GIRLというアイドルグループだ。昨日も深夜までお酒を飲みながらこの2グループの動画ばかり見て、今朝はクリスマス配信的な動画を見ていた。

結構今の時代インターネットの配信を見て過ごす人は多いのではないだろうか。

今の時代ツイキャス、ニコ生、ユーチューバー、など等虚しさを紛らわしてくれる"擬似恋人"はいくらでも存在する。

 

しかし自分は人間性の捻じ曲がったひねくれ者であり、どうしてもこういう国内のコンテンツでは斜に構えてしまい現実を感じてしまう性格なのである。

ついには国内アイドルはおろか、声優やアニメにも幻想を見れなくなり行き着いた先は某半島のアイドルだ。

 

某半島のアイドルは日本以上に厳しく育てられているので、プロに徹してくれるという意味では結構ありがたい。結局アイドルというのは印象や幻想が全てと言っても過言ではなく、なるべく現実を隠せるかどうかが重要になる。

真面目にアイドルをやる方が馬鹿だという日本の女性アイドルとは正反対であり、デビュー前はレッスン漬けの日々、そしてデビュー後はひたすらアイドル業務に邁進するというプロだ。

例えばTWICEならば普段から寮で生活し普段からメンバーと過ごしている。水着もNGで普段からガチガチのトレーニングを積むほどのスパルタアイドルだ。

某半島は競争が本当に過酷なので油断の隙も無く、更に日本人の自分にとっては外国なので幻想を抱きやすい側面がある。というよりも国内コンテンツからあまりに現実が透けて見えることが、アイドルに幻想を求める人間にとっては虚しく感じる。

 

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結局アイドルというのはお酒のようなもので、現実はそうじゃないとわかっていても一瞬酔わせてくれるかどうかが大事なのだ。

いわばそういった現実逃避のための存在として、どれだけ現実から遠い場所にいざなうかがアイドルの仕事なのである。そのためには逆に自分もアイドルから遠い存在でなければならない、その意味で朝鮮アイドルというのは丁度いい距離感にある。

プロに徹してくれるという意味では、日本の女性アイドルが酷過ぎて逆に今時レアに映る。

 

日本の女性アイドルは典型的なこれまでチヤホヤされて人生イージーモードで生きてきた上に、アイドルとして成功して更に勝ち組の生活を送って遊んでいる。どれだけスキルが無くてもチヤホヤしてくれるファンがいるので努力の必要すら彼女らにはない。

そこに負け組の男性層が癒しを求めても虚しいだけでしかない、そんな風にひねくれ者の自分は考えるのだ。

 

それはもちろん向こうにも現実はあるのだろうけども、「外国」というフィルターがかかればそれは異国情緒を伴う慕情となる。

当然ながら海の向こうにもスキャンダルは存在するが、これはハリウッドスターのスキャンダルが気にならないのと同じ理論で"外国フィルター"というのは万能だ。

 

昔の自分はよくアニメを見て幻想を求めていたが最近は二次元の世界ですら今は昔以上に「声優」の存在感が大きく、その背景には現実がある事がわかりやすい時代になってしまった。

ネット配信してる素人なども結局ユーチューバー同士やファンと本当は付き合ってるとか、どうしてもそんなことを考えてしまう現実がある。自国であるがゆえに裏事情をイメージしやすい、それゆえに自分はあまり国内コンテンツに夢を抱けなくなってきている。

 

結局自分は国内の夢がほぼ壊れてしまったからこそ、海外に夢を見ているという典型的な社会の敗北者の思考をしているのかもしれない。

「ああ自分はなんて捻くれた悲しいことを考えてるんだ」、そう思いながらも半島アイドルを見てるとアイドルやアニメが好きだという失ったはずの感情を取り戻せる。

そもそも自分は異性が好きだという感情すら忘れかけていたのでTWICEでダヒョンは可愛いとかOH MY GIRLでアリン可愛いとか、そういうことを思えるようになったというのは自分の中で精神的に回復したという喜びでさえある。

普通の感情を抱ける喜び、朝起きた時タヒにたいと思わなくてもいい精神状態、それって当たり前に見えて貴重なんだなと気づかせてくれたのは意外にも一度興味を無くしていた異国のアイドルだった。

確かに情けないかもしれないが、それでもちょっとした幻想を抱きながら今年のクリスマスを過ごすことができた、そんな2017年だ。