負け組ゆとりの語り場

社会に取り残された男が日々を語る

伝説の高校生クイズ優勝者 田村正資が語る今の高校生クイズ

高校生クイズのファンにとっては伝説となっている開成高校チームの、田村正資と伊沢拓司が対談するという非常に俺得な動画を見つけた。

なんといっても自分はこのチームが優勝した第30回大会に当時リアルで出場したことがあり、それが今でも懐かしい思い出となっているのだ。

その時の優勝者がまさにこの田村正資(たむら ただし)率いる開成チームであり、予選で即座に敗退した自分にとっては今もなお憧れの存在として輝いている。

純粋に田村正資の"ファン"としてもこの動画はありがたい。

 

田村正資と伊沢拓司が同じチームにいて出場していたチームは、おそらく高校生クイズのIQの高さや知識の豊富さでは歴史上最強のチームだと断言できる。

「知の甲子園」の全盛期に大学レベルの問題を解いて優勝した高校生チームが彼らだったのだ。当然のことながら二人とも東大に難なく進学している。

 

そんな今もツイッターやyoutubeで活躍していたり、そもそも伊沢拓司に至ってはもはやクイズ芸能人と化したりしているので知っている人も多いのではないだろうか。

田村正資

「俺もあの伊沢拓司と同じ大会に参加したんだよなぁ」というのは、甲子園出場者が田中将大と同じ大会に出場したことや高校サッカー選手権出場者が大迫勇也と同じ大会に参加したことを懐かしむ感覚と似ているかもしれない。

というと非常に大袈裟なのが真実で、実際には高校生クイズの参加自体は非常に簡単なので誰でも参加することができた。

強いて言えば全国大会には行けなかったけど地方の予選には参加したという形だけは偽りではないので、一応同じ大会を目指したという立ち位置になる。

 

www.youtube.com

 

そんな二人が語る高校生クイズの秘訣は「とにかく仲がいいメンバーと組むこと」だと語っており、また最近の形式が依然とは違う事にも触れている。

ここら辺の具体的な話は実際に動画を見てもらえればわかる上に、高校生クイズ出場者向けの話なので割愛する。

 

しかしやはり形式が大きく変わったことについては、自分もその時出場していた立場なので「そういう形式だった」と懐かしくなるし、やっぱりその時の方が面白かったなとも感じている。

実際行き過ぎた知能重視の路線から変更して以降、自分は高校生クイズはあまり見なくなってしまった。一昨年までは見ていたけれども去年からは見ていないし今年も結局見なかった。

田村正資も動画内で「今は1問正解すればアメリカに行ける時代なので夢があると言えばある」「好きなタレントに合うために参加したチームでも全国に行けるケースが多い」と語っているように、わりと一発に懸ける運ゲー要素が強くなっていることは否めない。

そもそも「頭脳の甲子園」になる以前は運も大事だったので、本来の路線に戻ったとも言えるが頭脳の甲子園時代のほうが面白かったなぁと自分は今も考えている。

 

他にはユニフォームを決めた方が良いとアドバイスしておきながら「自分たちは制服だった」とオチをつける話も面白く、そして自分のチームも実は制服だったのでちょっと親近感を感じた。

予選敗退チームと優勝チームなので全然違うけれども、そんな意外な共通点もあったりなかったり。

 

そしてこの高校生クイズの話は前置きで実は本題ではない。

なぜ田村正資について語ろうと思ったのかというと、この田村君が自分の小説というかSSの登場人物なのでちょっと語りたくなったというのが真相である。

既に読んでくれた方もいるかもしれないけれどこの革命をテーマにした厨二病SSのほぼ主役がこの田村正資という人物という設定になっている。

元ネタはそもそも『愛と幻想のファシズム』という村上龍の過激な小説をパクッった話で、これから更に加筆していこうと考えている構想段階の作品である。

(ちなみにピクシブの小説を読む場合背景の色を変更できるので、この話の雰囲気には黒色が推奨設定だと自分は思う。)

www.pixiv.net

 

話しとしては登場人物についてある程度イメージできたほうが面白いと思うし、読んでみるきっかけにもなってくれればなという思いもある。

本当は自分の自己満足の妄想話で正直なところしらふの時に読んだら自分でも恥ずかしくて仕方がないが、1人で未だにお酒飲みながら何度か読み返すことがある。

なんたって自分を主人公にしている厨二病作品である、しかし"田村総統"の言葉を借りるならば「イタさも含めて高校生クイズ」であり個人創作はイタくてなんぼなのだ。

 

これからもっと愛と幻想のファシズムや他の村上龍作品のように大きなスケールの話にしたいなという思いもあるし、更にいろんな人物を登場させていきたいという思いもある。

 

例えば「いい質問ですねぇ」で有名な池上彰を黒幕や重要ポストで登場させるという案も存在する。完全なる構想段階ではあるものの、イケアキ(=池上彰)をどこかで登場させられないかなとか「ダブル桜井」(=嵐櫻井とミスチル桜井)を加えられないかなとも考えている。

更に実はガチでCIAの工作員だったという設定でデーブ・スペクターを強キャラとしてだしたり、開成高校の伊沢拓司を今度は田村正資と敵対するライバルとして登場させたりというアイデアもある。

有名人登場させまくる一夜でアドリブと勢いで書き上げる「おふざけ身内SS」が元のノリなので、追加キャラはいろいろ出していこうかなと一人で妄想している。

 

あとは自分をスナイパーの設定にして中国から密輸した狙撃銃で政敵を抹消する話とか、愛と幻想のファシズムにも登場する薬物で廃人にさせるシーンなんかも過激な描写として入れたい。

一見爽やかで綺麗な顔をしている田村正資が畜生命令を下したり、サイコパスっぽい感に描いたりとかも面白そう。そういうシーンもあれば自分としては書いてて楽しそうだなとも思うしそれが執筆の原点でもある。

 

あと親衛隊隊長として登場するもう一人の主要登場キャラクターの「中島健人」については同じくyoutubeで調べてもらえればファンとしてもありがたいなと。

これも結局「やっぱ3人制いいよなぁ」という話で、2人制になった今の高校生クイズはやっぱりつまらないわけですよ。

3人だから持ち寄れる知識やスキルも増えるというのは毛利元就の3本の矢や三国志の桃園の誓いの話にも表れているわけで、高校生クイズがレベルを下げざるを得ないのも2人組にしたからなんだよなぁ。

というボヤキをいれつつ、懐かしの高校生クイズの話で締めたい。