負け組ゆとりの語り場

社会に取り残された男が日々を語る

ヒカキンのサムネってヤバすぎるよなwww

自分はあまりユーチューバーが好きではないが、ヒカキンはわりと面白いと思っていてたまに見ることがある。

自分が消防キッズだったら間違いなくはまって毎日見て、ヒカキンキッズとして「将来の夢はユーチューバー」と言っていたに違いない。おそらく今の小学校のパソコン室ではユーチューバーの動画を開いて騒いでる小学生なんかがいるんだろうなぁ、とかつてフラッシュ動画を得意げに見ていた自分は思う。

 

そしてやはりあの変顔サムネはヒカキンの代名詞と言ってもいいだろう。

自分が子供のころから精神的に成長できていないせいか、あの変顔は今の自分でさえ笑ってしまう。これが自分がリアルに小学生だったら更に大爆笑していただろう。

ヒカキンは子供のツボを押さえ、子供が受けることを良くわかっている。キッズは延々と動画を見てくれるため再生数の向上に最も寄与する存在だと言っていい。

それゆえにyoutube広告側からは「お金を払わない子供がいくら広告を見たところで意味はない」ということにもなっているのだが、単に再生数を上げることが目的であるならばキッズ向けというのはこの時代最適解の一つでもある。

 

「子供を笑顔にして金を稼で募金をする畜生」と言われるが、体を張って子供を笑顔にするというユーチューバーの鑑でもある。

そもそも今の時代変顔だけでは注目してもらえずそれ以上のことをやらなければならない時代になっているため、変顔ですらまだ軽い部類にすらなっている。

 

ヒカキンのいいところが真剣に子供のためにやっているような雰囲気があるところでもある。「子供を利用して儲けてやろう」と思っている感じはしないし、もう今や世界の有名人とコラボする日本屈指の有名人でもある。内心どう思ってる鎌ではわからないが、世の中「子供を利用して金儲けをしてやろう」という雰囲気を隠すことすらできないユーチューバーも多いため相対的にヒカキンの評価も上がっている。

 

サムネと変顔だけで消防キッズを笑わせるヒカキンはある意味天才である。

ソシャゲで大当たりが出たときに狂ったように喜んでいる動画も面白いしリアルに消防男子がやるようなくだらないことを大人になってもやっているから受けているのかもしれない。

子供はこういうのを面白く感じるし、シンプルにくだらないことをやるということにも需要はある。ある意味消防男子と同じ目線に立っているのがヒカキンであり「小学20年生」みたいなことを自称しているように、本気で小学生と同じ立場に立てているのも彼の魅力である。

 

そういう雰囲気を子供ながらに感じて「俺の友達」「面白い兄ちゃん」みたいな感じになれてるのがヒカキン人気の理由なのかもしれない。

どうしても大人になると子供と同じ目線ではいられなくなるが、ヒカキンは大人になってもそういうことができる、またそう思わせることができる才能がある。

子供と同じ目線に立つというのは、子供を見下していてはできない。

「この人は僕らと違う大人なんだな」という雰囲気を感じ取られてしまっては子供からの人気は出ない。

心の底から小学生と同じ目線になりきれるかどうか。

小学校の男子コミュニティでわけのわからない変顔をしたら笑いが巻き起こって人気者になれるみたいな雰囲気と同じで、小学生男子の中では変な事や面白いことを出来る奴が偉い。

でも大人になると、いや中高生になる段階でそんなことをやめてしまうのが男子でもある。実際初期のヒカキンも今とは違う雰囲気で若干かっこつけている。

そこから路線を転換して本気で小学向けに馬鹿をやり始めたことがヒカキン成功の秘訣かもしれない。ユーチューバーに限らず、子供に人気になろうと思ったら同じ目線に立つ必要があるのかもしれない。

 

昔自分が親に「このゲーム面白いよ」といったとき、忙しいから相手にされなかったことがあるし、そういう経験は誰にでもあるのではないだろうか。

そして自分も大人になると「忙しいから後でね」という大人になるのである。

かつて親に「ポケモンおもしろいよ」と言って相手にしてもらえなかったが、今度は自分が「妖怪ウォッチおもしろからやってよ」と言われたときに相手にしない立場になってしまう。そのエピソード自体はまだ妖怪に力があった数年前の話なのだが、今思えば自分もつまらない大人になったなと感じる。

大人にとって子供と同じことを本気でやるというのは案外難しい物なのである。

子供が爆笑するような変顔も大人になると恥ずかしくてできないようになる。周りの目線を気にする大人になってしまうのだ。

それゆえに子供相手に全力で面白いことができているヒカキンの才能や努力は素晴らしいのだろう。誰にでもできそうだしくだらないものだと思ってしまいがちだが、実は「子供と同じことを本気でやる」というのは大人にとってとても難しい事なのだ。それができるヒカキンが人気になるのはある意味必然なのかもしれない。

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