負け組ゆとりの語り場

社会に取り残された男が日々を語る

もうガンダムはガンダムSEEDのリメイクを作れよ

ここ最近のガンダムは無理に子供向けに作ろうとしたり新規ファン向けに頑張って作ろうとしていたりして失敗が相次いでいる。しかし無理に今まで全くガンダムに興味がなかった人向けに作ることは効率も悪く、実際に見返りも少ないと言える。

そして実際にここ最近のガンダムで上手く行ってるのはUCであり、既存層向けのもののほうが実はヒットしている。

「まったく今までガンダムに興味がなかった人」を振り向かせることはできなくても、「過去にガンダムに興味を持っていたことがある」というファンに戻ってきてもらう方がいいように思う。離脱して現代は違う事には熱中しているファンを呼び戻すことができればガンダムはそれなりの規模をまた取り戻すことができるはずだ。

 

たとえばガンダムSEEDはまだ20代、30代のファンが多くこれから社会の主力になっていく年齢である。高齢化していると言われながらもSEEDファンはまだ若く、むしろこれから主力に考えていったほうがいい年代ともいえる。

自分の周りでも結構ガンダムSEEDにリアルタイムでハマっていた世代は多く、今現在彼らはガンダムファンではないが再びガンダムファンになる可能性は秘めている。それほど当時のSEEDの影響力は凄かったし地上波でやっていたアニメキャラランキングでもSEEDのキャラクターはよく登場していた。

自分自身はリアルタイムではほとんど見ていなかったがプラモやキャラクターのブームはひしひしと感じていたし今では一番目ぐらいに好きな作品でもある。

ネットでガンダムの話題になったときも意外とSEEDファンは多く、今ガンダムを見ていなくてもSEEDの頃は見ていたというファンが多い。

 

そういう意味でSEED的なものをリメイクするか、続編作るか、映画を作るか、外伝を作るかという新しい展開にも期待したい。ザフト地球連合、プラント、コズミックイラのモビルスーツなどまだ考察したり設定すれば面白い物は残されておりパラレルワールドまで作らなければならない程隙間がなくなっている宇宙世紀よりはコズミックイラのほうに力を入れてほしくもある。

個人的にはとくにZAFTが好きで、もう少しプラントやザフトを掘り下げても面白いなと思うし、ジオン公国ジオン軍並のコンテンツになりうる魅力があるはずだとも思っている。モラシム、バルトフェルド、クルーゼ、パトリック・ザラあたりをもっと追究した外伝などが合っても面白いかもしれない。

オペレーションスピットブレイクの作戦会議や初期の地球降下作戦、ジェネシス開発、初期のモビルスーツ設計などの議論などなど描いてほしい物はいくらでもある。ディンが当時の航空戦でどのように連合の航空機を圧倒したかなども描いてくれれば個人的には最高である。まだ全然描けていない世界は多くより深く描ける部分はいくらでもある。コズミック・イラの年表を見るだけでも面白く、ザフト創設当初の話なども面白そうだ。

 

潜在的なファンも多く、古い印象はなく新しい展開で盛り上がれば新規ファンも獲得できるのではないか。そして描けるものも多くキャラクターデザインや声優は今でも通用する。

宇宙世紀ばかりに力を入れず、もう少しSEEDの開発に力を入れればこの状況は打破できるのではないか。今のガンダム宇宙世紀一強になりすぎているため、コズミックイラがもう少し盛り上がってくれれば二強体制になりガンダム界も活性化するだろう。ジンやディンのMGが発売されるぐらい盛り上がってほしい物である。

少なくともここ最近の新作ガンダムよりは盛り上がるだろうし、この数年ずっとSEED関連の映像やグッズを作り続けるだけでも十分採算が取れるようにも見える。せっかく既存層がこれだけ多い作品なのだから、新規ファンよりも固定ファン、かつてのファンを重要視する戦略にしたほうがかえって上手くいくのではないだろうか。