負け組ゆとりの語り場

社会に取り残された男が日々を語る

【ももクロ緑】有安杏果さん、引退するってよ

ももいろクローバーZの緑こと、有安杏果が引退するという知らせが入ってきた。

本人いわく「普通の女の子としての生活をしてみたいという想いが強くなった」というのが理由らしく、引退後の予定はまだ決めていないようである。

 

何の予定もない日々を人生で一度過ごしてみたいという理由も、子役時代からずっと芸能界で生活してきたからこその思いなのだろう。

我々一般人が芸能人に憧れるように、芸能人もまた一般人に憧れているのかもしれない。

ももいろクローバーZといえばアイドル界では一定の地位を築いており、今も現場のファンには人気が根強いと言われている。

テレビや一般メディアへの出演は全盛期に比べて確かに少なくなってはいるが、現場のコンサートやライブなどは面白くリピーターが多いのがももクロの特徴でもある。

 

そういった熱狂的なファンにとってはメンバーの一人がいなくなるというのは寂しいことに違いない。

ももクロの緑と言えば「ぼっち説」やメンバーからはぶられている説があったものの、一度5人で包み隠さず話し合って絆を深めたという話を聞いたことがある。

更に幼少期に難しい病を乗り越えたという話も聞いたことがあり、ファンではないものの個人的に気になっているアイドルの一人ではあった。それだけに少し残念な話ではあるが本人が自ら進んで引退を選んでいるようなので、その選択を尊重したい。

 

それにしても最近芸能人やアイドルの引退が相次いでいる。

去年の最大のニュースといえば安室奈美恵の引退、そしてアイドル界ではハロプロのももちが引退した。

芸能界に居場所がなくなってフェードアウトしたというよりも、まだ十分通用し需要があるような人が引退していったという意味では有安杏果のケースと共通しているかもしれない。

 

有安杏果

今もなおコア層には根強い人気があるだけに、この地位を手放すのは傍から見ればもったいない事のように思える。

就職という意味でも「ももクロのメンバー」以上の就職先があるかどうかは分からない。ただ「元ももクロ」という肩書があれば地方局のアナウンサーに就職できる可能性がないわけではなく、実際AKB48にもそういった進路を選んだ卒業生が存在する。

 

また「5人でももクロ」というイメージがあるだけに、4人になるというのはファンの心理としては複雑あのではないだろうか。

悪い去り際で脱退するわけでもないので後味は悪くないが、それゆえに寂しさが勝るかもしれない。ずっと応援してきたファンではないのであくまで推測でしかないが、しばらくは"ももかロス"のようなものが続くファンも現れるだろう。

 

アイドルの引退や脱退というのは難しい問題で、特にいい人がいなくなることほど寂しい物は無い。あのメンバー良い人だったのに、というメンバー程いなくなってしまう。

AKB48と違って常に新メンバーが追加されるわけでもなく、5人の中から1人が去っていくと言うのは大きくイメージにも関わる。

4人体制のももクロが新しいグループになっていくのか、ももクロでも卒業がスタンダードになっていくのかはわからない。

 

そもそも、ももいろクローバーZ自体が初期のももクロから大きくイメージを変えてブレイクしたグループだ。

そんなももクロならまたここから新しいイメージに変わることもできるかもしれない。

 

これまでのももクロといえば「青春感」をイメージしていたが、メンバー全員が10代ではなくなった今、新しいコンセプトに生まれ変わることも起こり得るだろう。

分かれは新たなる旅立ちのきっかけといえば綺麗ごとだが、有安杏果本人も爽やかに見送ってほしいと思っているはずだ。

今回の有安杏果引退をきっかけに、次なるももクロが登場するのならばそれは良い別れの一つになるかもしれない。

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