負け組ゆとりの語り場

社会に取り残された男が日々を語る

ガムを食べる事でアルコール依存を脱却できるか

先ほど近くのコンビニに寄ってきたのだが、自分の中で大きな進歩がみられた。

それはお酒コーナーを前にしても自制を効かせて酒類を買わなかったという事である。これまで自分は近くにあるこのコンビニで何度もお酒を買ってきた。割高なお酒を定期的に買うのだから地域経済に貢献する良い客だっただろう。ここで何度もお酒を買い、遠くにある量販店よりもすぐに寄れる為、なにかあったらここに行き結局はお酒を買っていた。

 

しかし今回は禁酒生活の真っ最中であり、自分としてもまたコンビニに行けばお酒が欲しくなってしまうのではないかという不安があった。

その不安は杞憂に終わり、自分は特にお酒が欲しくもならず今は買ってはいけないと言い聞かせることができた。まるで人が変わったようにそこを通り過ぎることができたのだから自分でも驚きだった。

 

そして今回新しい試みとしてガムを日々の嗜好品として取り入れることにした。

本来は必要な物だけを買って帰るつもりだったが、ボトルのキシリトールガムを見つけたので試しに買ってみることにした。しばらくガムを食べていなかったので美味しそうに見えたことと、何か口に入れたくなったときにちょっと食べるのにちょうど良いと思ったからだ。

自分がこれまでお酒を飲んでいたのは何かを飲食することに楽しみを見出していたからでもある。

 

その清涼感が頭のリフレッシュにもなる上に、歯にも良い。

更に何かを噛むという事は頭脳への刺激にもなるため本を読むときなどに丁度良い。何かを口に入れて気分を変えたい時に、こういった粒ガムは手軽に食べることができる。

また少し割高ではあるがお酒に比べれば非常に安い。一粒当たりの値段はそこまで高くなく、またいろんな味が入っているタイプのため飽きが来ない。

700円少しの値段だったが、お酒ならば1日で飲み干してしまう量でもある。これで何日も持つならば非常にコスパが良い。10粒食べても大した値段にはならないどころか、2,3日で食べきっても問題がないほどだ。

 

それほどお酒を飲んでいなかった頃はこういったボトルガムは貧乏性として少しずつしか食べなかったが、今回は嗜好品として食べたい時によく食べる方式を取り入れたい。

結局こういうボトルガムは少しずつ食べていたら結局飽きて食べきらないことが多い。

結局飽きたり長時間空気に触れた状態にすることで味が劣化したりするので、もっと頻繁に食べても差し支えは無い。

ひたすら味の為だと割り切ってガンガン食べても良いし、言うまでもなくお酒より安い。また味も非常に良いため、まずい安酒を酔う為だけに飲むことよりよほど健康的であり楽しい。

 

ジュースで代用すればそれもまた高いが、ガムならば小分けにしてちょっとずつ自分のペースで食べられるというのもいい。机の上に置いておけば食べたい時に食べられるというのは地味ながらメリットが大きい。

とにかく何か味が欲しいという時に粒ガムは頼もしい味方になりそうだ。今まで安易にお酒に頼っていた部分を代用できる。更に自分は子供の頃ガムが元々好きだった。その頃に戻れるならばいくらでもガムを噛んでいたい。

 

長期的にそれほどお金がかからない上に、気軽に摂取できるためちょっとしたときの気分転換にもなる。

お酒を辞めた代わりに取り入れるのだから遠慮なく食べても良いというのは心強い。

さっそく食べてみて現状かなり感触はよく、アルコール依存対策の一つとしてまたお酒が飲みたくなったときに落ち着かせるのに役立ちそうだ。

少しずつでも何か新しい楽しみを見つけ、ちょっとした進歩に喜びを見出す、そんな地道なことが大事なのかもしれない。ここしばらくガムで代用し様子を見ていきたい。