負け組ゆとりの語り場

社会に取り残された男が日々を語る

社会や世の中に対する憎悪や憎しみの感情があってもいいんだよ

自分は間違いなく惨めな負け組の底辺の人間だ。

社会のレースから落ちぶれ、世間からは取り残され貧困に苦しんでいる。

将来への希望も見えず、やることなすこと上手く行かず何をやっても負け続ける生粋の無能であり誰からも必要とされていない。

 

自分の才能や運命に嫌気がさし卑屈になる。

幸せそうな人間や恵まれた人間を見ると虫唾が走る。どうせ嫉妬でしかないし惨めな負け組の発想でしかないことも分かっている、だけどもうどうしようもないのだ。

 

上手く行かない時に負の感情が湧いてくるのは当然のことだと自分は思う。

そんなネガティブに考えたり世の中を恨んで人のせいにするな、努力が足りないというのは成功者だから言えることだ。

世の中が弱者や持たざる者に厳しく冷淡であることを知らない恵まれた人間だからそういうことを言えるのである。

自分ははっきり言って世の中や社会が憎い、持つ者や上級国民が憎いしなんで自分がこんなところに生まれたんだろうとも嫌になる。

自分のやってることが認められなかったりこの先希望が見えなかったり、いざという時自分を助けてくれなかったり裏切ったり、波が引くように去って行ったり、もうそういうのはうんざりだし疲れた。

 

漫画のカイジでも「結局いざという時はは他人」ということが描かれているけども、本当に皆他人でしかないんだなと思う。

周りの人間に恵まれたり、評価されてチヤホヤされたり優しくされたりするのは何か魅力のある人間に限られる。

能力が無く使えない人間、威力の無い人間に対する扱いは厳しく冷淡だ。

そんなこの社会に生きてると自然と憎悪の感情が湧いてくる。

 

そしてそれをまるで悪い事のように恵まれた持つ者は批判するが、自分は別にそれでいいのではないかと思っている。彼らも同じような状況になれば卑屈な感情を抱くようになるかもしれないからだ。

この社会の倫理では負け組になった人間は全員自業自得であり、自己責任だ。

貧困が憎い、社会が憎い、出自が憎い。

 

「人生なんてどうでもいいや」と思いながらのむ安酒程美味い物は無い。

白目をむきながら世の中全部消えてくんねぇかな・・・と思う夜がある。そんな惨めな自分にそう思っても仕方ないんだよと言ってくれる人はもちろんいない。こんな感情を抱いているのはどうせ自分だけなのだろう。

所詮俺なんて明日居なくなっても皆心配しないしどうでもいい他人でしかないのよ。

そういう誰からも必要とされず、消えても気づかれないような無名の個人が世の中には大勢いる。そんな思いが燻っているはずだ。

 

アドルフ・ヒトラーの名言に「自分は間違っていたが、世の中はもっと間違っていた」というような本当に言ったかどうかわからない言葉があるけど自分の心に響く者はあった。

世の中ほんと他人に対して冷徹で、興味もないんだなと思う。皆自分の事しか考えてないし他人なんてどうでもいいというのが本音。要が無ければ去っていく、そんなもんよ。助けを求めている人間に対してわずかな助けも差し伸べようとしない、結局他人だから。

 

傍観者、他人事、外から様子見、面倒だから関わらない、本当に大切にしてもらえたり心配してもらえるののは一部の人間だけ。

そんな孤独や疎外感を感じてもそれは自然なことだと自分は思う。

自分ってホント誰からも本当に心の底から心配されることってないんだなって思うとこの世の中虚しくなってくるよなぁ。

なんで俺生きてるんだろ、っていう疑問と社会に対する憎悪の感情しかわいてこなくなる。

 

結局世の中勝つ人間や主人公になる人間は決まっているし、負け続ける役目に生まれてしまうとそれで決まってしまう。

そこに抗おうとしていた時期もあったがそういうのが無駄なんだなとか失敗から這い上がれる人も実は限られているんだなとか思うともう人生自体どうでもいい。

失敗から這い上がった美談は一部で、実際一度失敗すると這い上がれずそのまま人生ずっと続くという有象無象の埋もれたパターンのほうが大半でしかない。

 

勝つ星に生まれた人間と、負ける星に埋もれた人間というのは間違いなく存在していてただ自分が後者だったというだけの話なのだろう。

理不尽な人生そんなもんよ、何かのせいにしてないとやってられなくて当然なのだ。

社会なんて憎んでもいいんだよ、そんなことを人生に絶望しているどこかの誰かに伝えたい。そう思ってるのは一人じゃないよと思うし、少なくとも自分はそう考えている人間の一人だ。

note.mu

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