負け組ゆとりの語り場

社会に取り残された男が日々を語る

やらせ認定厨「テレビはやらせだやらせ!信じる奴はピュア!」

テレビがつまらなくなった原因ってやらせ認定厨のせいでもあるよな。

ネットがまだアングラだったころはリアルを暴いていくのが楽しかったけど、未だにテレビやリアルと戦ってるような奴は逆に時代遅れ感がある。いつまでメジャーなものに逆らうノリ続けてんだろうなって感じでむしろ寒いよなぁ。

 

テレビの権威が失墜した今、もうそこまで熱心にテレビ批判しても仕方がないし逆に人気番組が高視聴率たたき出してた時代や騙されてた時代の方が楽しかったとも思う。結局こういうメジャーなものやリアルのものを否定すると世の中面白くなくなる。そういう権威のあるメジャーなものがあるから逆にアングラなオタク文化も楽しかったし、リアルのノリとネットのノリって住み分けしてた方がいいんだよなぁ。逆にテレビがネットに媚びたり、ネットで批判されないように無難な作りになる今は本当に面白くない。

ネットの片隅で粗探ししてたから面白いわけであって、その粗探しがこれだけ権威を持つともう何も面白い物が作れない。

 

すぐステマ認定や流行捏造認定する人とかもそうだけど、世の中そうやって金で動いてるとういうことや大人の事情があることを許せないのは逆に子供であり中二病ともいえる。

サンタクロースがいないことや着ぐるみの中に人がいることを下級生に行って喜んでる高学年の子とか、人型ロボットは実用性がないとか主張したがる軍事覚えたての子とメンタリティは一緒でやってることはむしろ子供に近い。

 

正直に言ってテレビのすべてをやらせ認定しないと気が済まない奴は、テレビが全て真実だと信じてる奴と変わらないレベルで馬鹿だと言っていい。

中にはやらせでないものもあり、テレビ=全てやらせと判断するのはこれまたピュアでありマニュアル人間である。

テレビに騙されていたものがネットに騙されることに変わっただけであり、自分の頭で考えていない事には変わりないのだ。

「やらせかもな、でも本当だったら結構面白いな」と臨機応変に見ればいいのに狂ったようにやらせ認定しないと気が済まない人がいる。それで楽しんでる人がいるならいいじゃないという考えが持てず、そういう人たちに真実を教えないと気が済まない。

わざわざ楽しんでる人に「それはやらせだ!」と主張する、きっとつまらない性格なんだろうなと思うし余裕がない人が増えた。国民総クレーマー化、監視者化が進んで素直に楽しむ人は本当に減った。ハロウィン批判とかもそうだけど盛り上がる物が素直に盛り上がる方が実は経済的にもポジティブで盛り上がりがあった。

そういうのをネットで叩いて勝利した気になるのは昔だから面白かったけど、これだけネットが普及した今やっても逆に寒い。

 

似たようなもので言えば心霊番組とか心霊写真もそれが本当だと思って怖いと思ってた時代の方がワクワク感はあったし真実全て暴けば面白いかと言ったら実はそうじゃない。結局知らないことがいいこともあるし、騙されてた方が都合のいいこともある。

それをすべて問答無用で叩いて、「テレビ信じてる人まだいるんだ」と勝ち誇っても虚しいだけだよね。

逆に「テレビ叩きして勝ち誇る人まだいたんだ」と彼らには言いたい。もうネットがそういうノリの時代は終わったんだよ。いつまでもそのノリを続けてるのはサンタがいないと下級生に教えたがる小学4年生の子供と変わらない。

 

「テレビはこんなに嘘をついてるぞ」で盛り上がれたのはネットが少数の人しか使っていなかった頃で、逆にこれだけネットが普及してネットが力を持った今じゃむしろテレビが権力あった時代の方が楽しかったことに気付く。

むしろ今の流行は「テレビ叩き叩き」であって、逆張りしたい俺みたいな奴はむしろこの状況でむしろメジャーなものを持てはやす。

「確かにテレビは嘘ついてるけどそれで騙されててるぐらい世の中盛り上がって面白い、大衆が中途半端に賢くなった今は何をしてもつまらない。ある程度騙されてる大衆がいたほうがいい。」

一周回ってテレビを再評価し、そういった境地に今自分は至っている。

ある程度大衆文化には権威があったほうがいい、国民総ネット民化の先には先細りが待っているだけである。