負け組ゆとりの語り場

社会に取り残された男が日々を語る

我慢し続けるのも人生なのかもしれない

自分の人生に残された唯一の勝利方法は地味に我慢し耐え続け、一回のワンチャンスを決める生き方である。とにかく耐え忍んで自分のターンが来ることを地味に待ち続ける、そしてワンチャンスがやってきたときにしっかりと決める。

これはサッカーにおける守備を固めてカウンター戦術を決めることに近い。とにかく相手にボールを持たれてもいいと最初から割り切り、90分間の中で訪れる数回のチャンスを1つ決めて1-0で勝つという戦法だ。

まさに弱者の戦術であり、有名ビッグクラブのように華やかにパスサッカーや攻撃てサッカーをして勝利するという戦法ではない。自分にはそのような才能もなく、弱者の勝ち方を志さなければならない。

地味に耐え続けて、我慢しながら楽しくないことを続ける。楽しくないことをやるということを割り切って弱者の勝ち方に徹しチャンスを待つ。

チャンスはそれほど多くやってこない、華麗なポゼッションサッカーのように常に攻撃し続けてチャンスが多く回ってくるような才能のある生き方はできない。地味に地味に楽しくないことを続けて自分のターンがやってくるのを待つ。

 

もともと華やかな生き方や派手な攻撃的サッカーのような人生を志向していたが、自分にはそう言った生き方ができないという現実に気付かされる。才能も魅力もない自分はただひたすらに地味にした仕事を頑張る労働者タイプを極めて勝たなければならない。

弱者や無能はただ黙々と文句を言わず挑戦し続けなければならない。

何もかも失敗するがそれでも最後まで諦めない。

才能があるならばときに簡単に結果を手に入れるが、自分のような弱者や持たざる者に残されているのは失敗覚悟でとにかく成功するまで食らいつくことである。

 

夢見ていたことや華やかな事に見切りをつけ、地味にひたすら弱者の戦術に徹する。時々なぜ自分はこんなことをしているのだろうかと虚しくなる時があっても決してあきらめない。どれだけ割り切ってリアリストに徹することができるかが全て。華麗なパスサッカーへの幻想は捨てて現実的な戦法で勝利を模索する。

弱者が勝ち組を目指そうと思ったらそう簡単に順調なルートは歩めない。ひたすら地味なことをやり続けワンチャンスがやってくることを待つ。そのために地味に挑み続けることに徹して何度も失敗することを受け入れる。100回やったら99回は上手くいかないような努力でもその1回勝てれば儲けものということをどれだけやりきれるかが大事になる。

大半は我慢の時間であり、自分のターンではない。

しかし弱者はそこを割り切り、一発のカウンターチャンス、逆転のチャンスを待ち、そこを決めきる。大半は耐えて我慢するだけの地味な時間であることを割り切りそれを受け入れる。見返りの無い努力であっても腐らずにやり続けることが弱者の人生論なのである。弱者が底辺生活、負け組生活を脱するためには地味な報われない作業も受け入れていかなければならない。