負け組ゆとりの語り場

社会に取り残された男が日々を語る

アニメを見る事が疲れるようになったことが日常アニメ増加の要因

最近アニメを見る事につかれる自分がいるというか、アニメを見るのが疲れるようになってからまるで見なくなった。結局毎週アニメをみてワクワクすることにも体力がいるし、そもそも毎週見る習慣もダレる。まとめて見るのはなおさらダレる。

これで中身も頭使ったり難しい展開だったり、鬱展開だったらなおさら疲れる。 

そして見る人そのものが日常生活で疲れており、わざわざアニメでまで疲労感を感じたくない。そんな「疲れないアニメ」としての日常アニメの需要が急速に高まっている。

 

今のアニメオタクはアニメのコアな世界を好きで好きで仕方がなくて考察するというよりも、癒しを求めたり、その世界で自分が手っ取り早く擬似的に活躍した気になれるものを求める。

もしくは同族の仲間とコミュニケーションツールとして話したり、そのコミュニティの掲示板などを見たりしている。

癒しとかコミュニティが欲しいのが今のオタクである。

 

実際自分はアニメ見る回数はガクッと減った。

もはや日常アニメを見る事すら疲れる。

みんな疲れてるし冷めてるから面白いアニメを見つけても見ようとまでは思わない。

情熱を掻き立てるアニメがないし、情熱を掻き立てあるアニメを見たいという情熱や探そうという情熱がそれ以前にない。

 

もう結局流行やコミュニティの中にいたいだけ、疲れずに癒しを味わいたいだけ、もしくは何の障壁もなく活躍した気分になれるアニメをみたいだけ。

みんな「すごーい!」と言いたいだけ。

けもフレは極端で考えて見てる人は滅茶苦茶考えてるけども大部分のファンはすごーい!といって帰属意識味わいたいだけ。

 

自分たちだけに通じる身内ネタが欲しいというのは昔から変わってないけど、今は「疲れない事」「てっとり早い事」「カジュアルな事」が求められる条件になっている。娯楽が増えて供給も増えたから「重い物」や「中身の濃い物」はもはや無用の長物になっている。

これまでも1クール制や声優重視やネットの盛り上がり重視のコミュニケーションツール型の作品は多かったけど、今後更に廉価なCGで作るというのがトレンドに入る。

・1クール制

・声優重視

・ネットの盛り上がり重視

・難しく考えず見られること

・製作者叩きやネットコミュニティの共通項に使える事

・廉価CGで量産できること

これらの要素が求められる時代はこれからも加速するだろう。俺がアニメに冷めた理由わかるでしょ?

 

テンプレ的なオタクは少なくなってきてるし、昔のオタクはコアな奴同士かなり気が合っていたけど今はSNSで表面上の仲間意識を味わいたいだけ。昔のオタク同士はまさに同志だったけど今やオタク友達やオタク仲間ということすらカジュアルで深入りしなくてなんとなく一員感味わえればいいだけのものになった。

 

それに加えてアニメ側も真面目に作ったところで、粗探しや揚げ足取り的なファンばかりになったというのもある。

「何でも叩いたろ」の精神が業界全体をつまらなくしてるともいえる。

アニメがつまらなくなったというより、オタクがつまらなくなった。

そのオタクに合わせた結果日常アニメが増えたし、そういう新しいタイプのオタクは元々アニメがそこまで好きではなくてっとり早く癒しや無双を求めている。だから少しでも難しいだけで疲れてしまう。

そして自分もそんなオタク業界とかネット文化の劣化に疲れてアニメへの情熱を無くした。その結果より疲れずに見たいタイプのファンばかりになり、日常アニメの点かになっていく。

結論:みんな疲れてる