負け組ゆとりの語り場

社会に取り残された男が日々を語る

ゆとり世代が情熱や夢を無くしていることは必然である

本来世の中を発展させたり新しいことをしていく役目は情熱と体力が一番ある若者である。しかし今の若者、ゆとり世代はそういう情熱や体力を思う存分発揮できていない。

 

なぜならばやはり金がなく先行きが見えないからである。

若者は現実を生きることに疲弊しており、夢を目指すことも情熱をもって世の中を変えていく余裕がない。

本来ならば持てるものである高齢者が若者を支援していかなければならないが、むしろ若者に高齢者を支援しろというのが今の社会である。

実際自分の身内でも介護職をやっている人がいるが若者が何か新しいことをやらず、その持てるエネルギーがただの介護に浪費されている。

若者のエネルギーがただ老人が生きるためだけに使われてしまっている。

本来ならば体力と情熱のある若者と、お金のある高齢者が双方に補完しなければならないのだが若者はそのお金を吸い取られ体力を高齢者を支えるために使わなければならない社会になっている。

 

また一度失敗したものやドロップアウトしたものが再びチャレンジできるような環境にもなっていない。若者にとっていきにくく希望の無い社会になったことは間違いない。

 

じゃあそこを変えるために選挙にいったりデモをすればいいじゃないかというのが高齢者世代の考えだろう。自分たちは戦争や学生運動をやってきたのに、最近の若者は行動もせずに文句ばかり。老人が有利な社会を変えたければ選挙で変えるべきだという反論には一理ある。

 

ただ選挙に対して高齢者は非常にモチベーションが高く、若者が選挙に白けているというのが現実である。世の中は変わらない、偉い人や既得利権者がどうせこれからも勝つという諦めにも似た感情が若者を支配している。

地位を奪い取ろうとしなければいつまでも既得利権者に王でいられる。

そういった革命をおこし権力を打倒しなければ変わらない。強い者に挑まなければいつまでも利用される、ただそれだけの事実なのかもしれない。

今のゆとり世代はそういった自分たちの敵に気付いておらず、気づいていたとしても行動を起こせない。そしてこの先にある陰鬱とした未来から目を背け日々の生活を過ごしている。もはや結婚もできず、下の世代を作り出していくこともできないのが今の若者だ。このままいけば日本社会がヤバい事に気付かず行動を起こさない若者、そして若者世代は他人事だと言わんばかりに助けようともせずエネルギーを吸い尽くそうとする高齢者世代。

老人天国になってしまった今の日本はもはや強硬なやり方でなければ変えられないだろう。選挙という数が正義のゲームでは若者に勝ち目はない。その若者も一枚岩としてまとまれない。

今こそ老人天国を打倒するための力が必要である。