負け組ゆとりの語り場

社会に取り残された男が日々を語る

平成最後の夏が虚しく過ぎていく悲哀

夏暑いですね。

マジ今年の夏熱くないっすか?というのがもういろんなとこで話題になっていて、いよいよ本格的に夏が到来しているなと感じる。

自分の地域では夏休みは40日前後だったので、ちょうど学生は夏休みに入って慣れてきた時期だと思われる。

 

自分の夏休みといえば小学校のころは楽しく、様々な夏の楽しみにあふれていたが、中学に入ると勉強を意識するようになり、高校になると進学校の方針として補修ばかりだったのでリア充的な思い出には恵まれていない。

大学時代はそもそもほぼ主席していなかったので、夏だからと言って普段と変わることもなく、むしろ世間が夏をエンジョイしているのに自分だけ何も変わらないことが虚しかった。

 

そしてそれは今になっても変わっていない。

今年の初めごろには「今回の夏は楽しむぞ!」と意気込んでいたのだが、いざ始まってみるととにかく暑い、暑い・・・夏を楽しむとかそんなレベルじゃない。夏楽しむってレベルジャネーゾ!(死語)

 

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夏を盛り上げようと張り切っていたものの、いざ8月になってやっている事と言えば「読書」「歯の治療」「禁酒」と地味なことをやっており、これといって真夏のテンションではない。

読書に関しては重点的にやっていて、もはや受験生並のモチベーションで本の世界に没頭している。結局のところ自分にはこういった虚しい地味な夏が性に合っているというか、世間の盛り上がりを羨ましく思いつつ自分は地味に過ごすのが向いているのかもしれない。

 

また7月に入ってからワールドカップもあり、お酒の面でスタートダッシュを飛ばしすぎた結果心身ともに疲労が蓄積して現在禁酒期間に入っている。既に10日ほど達成しているが、まだ完全回復といった感覚には至っていない。歯の治療と読書に専念し、お酒を抜いて静かに過ごすというのもまぁ慣れれば普通のことになる。

禁酒は2週間達成した後解禁し、その後夏のラストスパートに向けて本気を出して、本番の秋に繋げるというのが理想だ。そもそも夏は暑いのだから休むべきだというのが自分の考えだ。「暑い時にわざわざ騒ぐのは蝉のすることである」なんて言い訳をして、地味に虚しく過ごすのも一つの過ごし方だ。

 

唯一良かった事と言えば今年の夏から自分はエアコンが使えるようになり、去年の地獄のような夏に比べるといささか快適だ。その結果、ほとんど部屋で過ごしておりあまり夏らしいことはしていない。

 

つまり夏らしい夏を外で思う存分楽しめるのは、体力に溢れた小学生やリア充のパリピみたいな人々であって、いい大人になるとしんどくてしゃあないのだ。

かろうじて外に出るとしたらもう日が暮れてからであり、熱い時間にわざわざ外に出るのは用が無い限り効率が悪い。まして昔に比べて平均気温は上昇しているので、もはや夏は外で楽しく過ごすというのは過去のロールモデルになっているような気がする。

 

例えば外で流しそうめんをするだとか、キャンプをするだとかもわざわざ昼間にすると熱中症が相次ぐだろう。BBQをするというのもやはり夕方から準備をした方がよく、これだけ紫外線がキツい時代にアウトドアでやる趣味というのはもう日本では難しい物になっていくのではないか。

少なくとも体力がある人のものだけになっていき、自分のような人間だと「普通にエアコン効いた部屋で過ごしたほうがよくね?」となってしまう。

プールや海に行くというのはリア充のやることなので最初から除外する笑

海や川に行くとすればかろうじて釣りに行くぐらいだろうが、これも夕釣りや夜釣りにした方がいいと自分は思う。

 

ただだからこそ、問題になるのが結局惰性で何気ない夏を過ごして結局、夏の思い出が無いというパターンだ。

やっぱり「夏ものすごく暑かった」というのもなんだかんだで思い出になるわけであり、だからこそ涼しくなる秋のありがたさもわかる。

よって、やはり何か夏らしいことをした方が良いという思いにもなるのだが、ここからが重要な問題で、要するに日本の夏のイベントの大半が「リア充向け」に作られているのだ。涼しい時間帯にあるとすれば夏祭りや花火大会もあるが、いかんせん寂しい男一人が夏祭りにいったところでホワイトベリー版夏祭りが脳内再生されて虚しくなるだけだ。

 

そこでなんとか夏っぽい思い出を作れないかと現時点で思案しているのが、「夏っぽい映画」を見るということだ。

個人的に夏の映画の風物詩といえばポケモン映画に思い入れがあり、いくつかのジブリ作品も旅情や郷愁を誘う。

今年の夏の内にポケモン映画とジブリ映画を過去作全部見て、感想を書いてレビューするという企画も現時点では構想中だ。実は見ていない作品が多くあるしもう一度見たい作品もある。

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ポケモン映画なら『七夜の願い星ジラーチ』は欠かせず、時点で『水の都の護り神ラティオスとラティアス』だ。あのころの夏に戻ったような感覚で、当時のポケモン映画を見てみたい。

ポケモン映画は、まるで夏休みにどこか行ったことが無い場所にいくような感覚があって、「ひと夏の思い出」感のようなものがある。舞台となった場所を巡るのもいつかやってみたいことだ。

 

そしてジブリでいえば、リアルタイムでは7月に公開された『もののけ姫』が自分の中では王道だ。子供の頃、夏休みに再放送されてその時だけは夜遅くまで起きていてよかったときのワクワク感、それが夏休みの一夜の風情だ。あの戻らない夏に思いを馳せながら、ジブリ映画を見るのも面白そうだ。

もののけ姫の場合舞台が屋久島なので、屋久島に一人旅でもしてその旅行記事を書くというのも今年の夏の計画の一つにある。

 

そうそう、こうして夏のワクワク感を語っていて気付いたのだが、意外なほど「ワールドカップロス」のようなものが無い。

今年のFIFAロシアワールドカップは前評判を覆し日本がベスト16に進出したり、クロアチアの快進撃があったりとサプライズ尽くしで面白かったのだが、もはやそのことですら遠い昔のように思える。自分はこの大会を4年前のブラジルワールドカップ後から待ち望み、4年も期待していたのだが、いざ終わってみるとまるで肩の荷が下りたような気分だ。

 

てっきりワールドカップロスに陥り、すべてが虚しく感じ生きがいをなくした屍のようになるのではないかと思ったが、そんなことはなくむしろワクワクしている。

もちろんW杯は最高の大会だったが、夏全体で見ればまだ始まったばかりだ。新シーズンが始まればまたサッカーは始まっていく、だから自分は悲観していない。

 

そして今年の夏は俗に「平成最後の夏」と言われ、来年から元号が変わり平成は終わりを告げる。だからこそ、この最後の夏ぐらい何かパッ~っと面白い夏にしようというのが今回のコンセプトで、特段楽しみな予定が無い人がここを見て楽しんでくれたらいいなという思いと、自分自身が盛り上がりたいという思いがある。

 

とにかく自分なりにできる範囲内で平成最後の夏くらい盛り上がりたいなというのが趣旨だ。大人になってくると特別夏だから何かをしようという気にはならない惰性が続くし、学生だったところで楽しんでいる人は一部で自分がそのリア充の仲間に加われるかと言えばそうだとは限らない。

ある意味バーチャル夏休みというか、夏盛り上がる予定が無い人はここを見て盛り上がってくれ!という感じだ。自分の盛り上がりを、世間の寂しい夏を過ごしている人向けに届けたいし、できる範囲内の楽しみ方を考案していきたい。

 

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今年の夏やりたいこと一覧(今後アイデアが増えていく可能性あり)

・一人BBQ

・アイス使ったカクテル作り

・オオクワガタとミヤマクワガタ探し

・夏っぽい映画やドラマを見まくる

・屋久島巡り

・アイドルイベント参加

 

「一人バーベキュー」は去年の冬くらいから考えていて、場所自体はいくらでもあるのでスーパーで安い肉を買い込んできて七輪で焼いて、缶ビールでも飲みながら夏を満喫してみたい。映像や動画となると撮影が大変なので、スマホで撮るレベルの写真をここに投稿で来たら、底辺っぽい風情があるなと笑

ただ希望があればもっとオフ会的なBBQ大会をやってもいいし、そうやってワイワイと参加してくれる人が増えてきたら自分自身更に盛り上がれるので、この輪を広げていきたいとも思う。そのためにはまず自分の一人BBQを盛大に楽しくやって、そこに面白いと共感する人が気軽に参加してくる流れが作れたらいいなと。

ちょっと今のネットそういうノリの良さがなくなってきてるなぁ、と思うのとにかくまずは自分が盛り上がらないと始まらない!笑

 

昆虫探しはやはり男の浪漫で、小学生のころはよく虫取りに出かけていたがつの間にか童心を失いそんなこともしなくなっていく。夜に樹液に細工するとかライトを導入するとか、そういう本格的なことをやったり、子供のころに行けなかった遠い場所に行ったりして昔は取れなかった種類を捕まえてみたいという計画もある。

具体的に言えばオオクワガタとミヤマクワガタだ。

カブトムシやノコギリクワガタは比較的入手難易度が低いが、結局自分が子供のころにオオクワガタとミヤマクワガタには出会えなかった。もっと情報を調べて、天然ものを手に入れるまで粘るというような、昔の動物奇想天外とかにあったような企画でチャレンジして見たくもある。

他にも釣り企画や、夏ならではの生き物関連のアウトドア企画にチャレンジしてみたいし、昆虫だと飼育も面白そうだ。

特に最近、実家にある子供の頃に読んでいた図鑑を発見しクワガタ特集が非常に面白かったので少年の心を取り戻しつつある。

 

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そして今夏最大のイベントというか、夏の間ずっとやっときたいのが「オリジナルカクテル作り」だ。自分はお酒が好きではあるのだが、既製品を飲んでいるだけではあまり思い出にならないと気付いたので、夏こういうの飲んだなというのを記録してその写真やメニューなどをこの空間でSNSっぽく共有していきたいという計画もある。

そこで読者から寄せられた意見やアイデアを基にまた新しいカクテルを考案していくなどの流れや、まるでインスタ映えするような写真を取るような遊びも考えていきたい。

現状ストロングゼロや発泡酒、ワンカップ焼酎、日本酒ぐらいしかレパートリーがないので、新しいお酒の楽しみ方を考えてここの雰囲気をよりオシャンティーなものにしていこうと計画中だ。

 

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前述のポケモン・ジブリ映画を見まくるに加えて、今夏、『夏の香り』という韓国ドラマを見ようという計画がある。

このドラマがどういう映画なのかというと、日本でヨン様ブームとしてもう10数年前に流行った『冬のソナタ』の夏バージョンのようなもので、同じ監督が制作を担当している。

当時の韓流といえば今とはイメージが違っていて、マダム層に人気なものだったが自分はあえて冬ソナの再放送を見ていた。その時にいつか『夏の香り』も見ようと思っていたのだが、結局それから10年以上の時が立ち未だに見ていない。

今のところまず冬ソナを見て当時の雰囲気に触れて、ある意味夏の香りに向けて予習している状態だ。ただ現状、予想以上に夏が進行して時間が無いのでもう今夏はあえて季節外れの冬ソナを見て、冬に逆に夏の香りを見るというのも却って旅情を感じていいかもしれない。

 

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もう一つ見たかった夏の作品といえば京アニ制作の『AIR』で、昔ニコニコ動画の国歌だとか言われていたテーマソングで有名なアニメだ。

こちらも『KANON』や『CLANNAD』は見ているのだが、『AIR』は見ておらず、いつのまにか機会を逃して10年も経っていたので平成最後の夏にできれば見ておきたい作品だ。

夏の風情を感じさせるアニメと言えば『ひぐらしのなく頃に』は有名な割に、自分は見たことが無く「you」という曲を知っているくらいだ。 

 

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アイドルイベント参加というのは具体的に言えばMOMOLANDのことで、今年の夏自分が一番ハマッているのは実はTWICEではなくモモランドだ。

正直、自分の夏らしいテンションを支えてくれてるのはMOMOLANDで「BAAM」という曲を滅茶苦茶聞きまくっている。

モモランドのテンションの高さはやっぱ面白いなぁというか、地味な盛り上がらない日常にあのグイグイくる感はたまらない。テンション下がって盛り上がらない時にMOMOLANDを見ると夏だなと感じがしてくる。

「BBoomBBoom」というヒット曲が日本デビューにともなってローカライズされたものの、本国で流行ってるBAAMのほうが個人的には好きだ。

ただ流石にイベント参加は難しそうというか、現状地方から出ていくのは難しいので、ネットで見るというのが現実的な楽しみ方だ。

 

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そしてアイドルといえば今年最後の締めはなんといっても、Sexy Zoneだ。

今年の24時間テレビはセクシーゾーンがジャニーズ枠で担当していて、自分としてもずっと応援してきたグループなので今年のクライマックスに据えている。

ワールドカップロスにならなかったのは、24時間テレビでセクゾがあるからというのもあるかもしれない。

 

24時間テレビといえば、今まで自分の中ではどうしても「お涙頂戴」的なイメージがあって、ひねくれ者の自分はこれまで冷めた目で見ていた時もあったのだがセクゾが出演するとなるとわけが違う。もちろんこれまでもジャニーズが出演していたことで、KAT-TUNがReal Face歌ってた時とかかっこよかったなという思い出はある。

しかしSexy Zoneが出演するとなると、ついにセクゾが24時間テレビのメインパーソナリティを務めるのかとなって感慨深くなる。

 

しかも今回のスペシャルドラマはいかにも24時間テレビという感動物語とは違っていて、仮面ライダーやサイボーグ009が代表作として有名な「石ノ森章太郎物語」になっているから楽しみだ。更に中島健人主演で公開されるというのだから、完全に俺得となっている。感動物語はそこまで見る気はしないけど、今の漫画や特撮と言ったコンテンツの原点を築き上げた人物にスポットライトを当てた物語は非常に興味がある。

更に中島健人自身、『仮面ライダー龍騎』が好きなメンバーなので演技にもモチベーションが入っているはずだ。

 

とまぁ、いろいろと何もない夏でも探してみれば楽しみはある物で室内の中で1人でできる範囲内の事を楽しんでいこうかなと計画している。

思いの外早く過ぎていくなぁと思っていたらいつの間にか夏は過ぎている。

いずれにせよ今年の夏が平成最後の夏であることに違いは無い。

それぞれの夏が過ぎていく。