負け組ゆとりの語り場

社会に取り残された男が日々を語る

ポケモンLet's Go! ピカチュウ&イーブイについての雑感

情報がいろいろと錯誤していて、ポケモンの新作情報になかなか整理が付いていない。

今までとは違う類のゲームが発表されるのか、それとも今までのような物が続くのか。

 

そういった悶々とした流れの中なんとニンテンドーSwitchで「ピカチュウ&イーブイ」という、実質的な本編が発売されるらしくとても驚いている。

完全なる勘違いとして先日『ポケモンクエスト』がリリースされ、こんなゲームを望んではいないと自分はがっかりしていたが、このタイトルは紛れもなく多くの人が慣れ親しんできたポケモンのようらしい。

 

つまり物凄く分かりやすく言えば『赤緑』『金銀』『ルビー・サファイア』『ダイヤモンド・パール』『ブラック・ホワイト』という2タイトルの例のように、今回は『ピカチュウ・イーブイ』としたということになる。

 

正式には『ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』となっておりポケモンGOを彷彿とさせるネーミングとなっている。

 

ピカチュウ&イーブイ

待望のポケモン新作として自分自身非常に感情が高ぶった一方で、やはりこのタイトルに関して疑問が無いと言えば嘘になる。

ポケモンとしてはピカチュウという最大の象徴的なマスコットキャラに並び、イーブイという従来からファンの間では人気だったシリーズを確立する狙いがあるのだろう。

 

そもそもここ数年ポケモンというジャンルにおいて、イーブイとその進化形のブイズが推されていたことは事実であり根強いファンも多い。かくいう自分もブイズファミリー大ファンであり、イーブイがようやくここに来て推されるようになったことは嬉しい。

この数年のブイズ推しが今回ようやく極致として報われたという形になるが、同時に「ブイズはゴリ押し」という批判があるのも事実だ。

 

ピカチュウの対としてイーブイは物足りず、格が違うというのが大方の意見だ。

しかしよく考えれば初代ピカチュウ版ではライバルがイーブイであり、「ピカチュウVSイーブイ」という構図自体は歴史が古く伝統がある。自分自身ピカチュウ版でピカチュウを主人公にし、シゲルのイーブイに挑んだという経験がある。ちなみにチャンピオンのシゲルはイーブイをブースターに進化させていたことを覚えている。

 

こういったポケモンの歴史を考えると、確かにピカチュウとイーブイを対にすること自体に一切の合理性が無いわけではない。

ただやはりここ数年の行き過ぎたイーブイ推しに関して反発があるのも事実であり、ポケモンファンの心境は複雑だ。

 

このブイズ推しによって、ある意味必然として新しい進化形が登場することは容易に予想がつく。現時点で登場していないタイプと言えば岩、地面、毒、虫、鋼、ゴーストなどだろう。

まさか、わざわざイーブイをタイトルにして新タイプの進化が登場しないということはあり得ない。イーブイ進化形という意味では楽しみであり、ストーリーに関わってきそうだ。

 

そのストーリーに関してはカントー地方がメイン舞台だとされており、事実上の初代リメイクに近い。『赤緑』→『ファイアレッド・リーフグリーン』→『ピカチュウ・イーブイ』という形に近く、ここ最近の初代推しという背景も影響を与えている。

FRLGに続きもう一度初代リメイクが登場するのではないかという予想は行われていたが、実質的な第8世代としてニンテンドーSwitchで初めてポケモンシリーズが登場し、そのタイトルを担うのがピカチュウとイーブイということになる。

初代が新ハードで登場するならば初代、それは順当と言えばそうなるがタイトルは誰も予想がつかなかっただろう。

赤と緑やBWは色、金と銀は物質、ルビーとサファイアやダイヤモンドとパールは功績だった。

 

それが今度はポケモンの名前自体をタイトルにすることになり、多くのポケモンファンが戸惑っている。

ネーミングセンスとしては微妙、しかし真の重要なのはその内容で、現時点でどうなるかというのは分からない。とりあえず初代のリメイクでカントー地方が舞台で、Switchのグラフィックにリメイクされるということが前提となる。

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しかしそれだけでは雰囲気が新しくなっただけで、今更あの頃に戻るという感覚にはなれない。むしろ表面上のグラフィックを現代的にするだけではファンの心は惹かれない。

初代に加えてFRLGの要素が加わるならナナシマは追加される可能性が高い。

もう初代からファイアレッド・リーフグリーンまでの時間より、FRLGまでの期間の方が長い時代だ。実はポケモン初代はそろそろ再リメイクが必要な時期にきていて、今回がその機会になったと言える。

 

前述のイーブイ新タイプに伴って新ストーリーが登場するかもしれないし、ニンテンドースイッチの機能を生かした新しいマップやミニゲームも登場するかもしれない。

リメイク作品の場合どういった塩梅や調整で新旧を折り合わせるということが難しいジレンマになる。

いずれにせよカントー地方への旅がもう一度始まることは間違いなさそうだ。

あの街は昔見た時と変わっているのか、それとも懐かしの雰囲気が残っているのか。

そんな観点で新しい旅と冒険を期待してみようと思う。