負け組ゆとりの語り場

社会に取り残された男が日々を語る

米朝首脳会談、土壇場で破談ファーwww

歴史的な米朝首脳会談がいよいよ行われ、世界は変わっていくのではないかという期待の結末は虚しいものだった。

核の廃絶に向かい平和な世の中が訪れるだろうという予測はあまりにも甘すぎた。

 

結局のところアメリカ側がキャンセルし、この歴史的会談は破談ということになった。このドタキャンとも言える茶番で得したのは結局核を放棄せずに済み、中国との絆を深めた北朝鮮であり、最大の笑い者は本気で期待して裏切られた韓国だろう。

 

韓国の文在寅大統領はノーベル平和賞を目的にここまで真剣に取り組んでいたと言われており、韓国の世論も金正恩や北朝鮮に友好的なムードになりつつあった。そして史上初めて北朝鮮のトップが韓国の地を訪れるということもあり、金正恩への好感度も高まっていた。

 

しかし百戦錬磨の北朝鮮がそんなお優しい国なはずもなく、その直後に韓国を非難し「まさか本気で信じてたのか」とあざ笑うかのように今回の結末に至った。

何度この光景を見たのか、いい加減北朝鮮がイソップ童話のオオカミ少年だということになぜ韓国は気づかず同胞として期待してしまうのか。それは複雑な歴史を持つ当事者にしかわからないのだろう。日本から見れば他人だが、韓国から見れば血を分けた兄弟のような物なのだから期待してしまうのだろう。

 

アメリカの立場としては「交渉に応じてやっている」という態度があり、北朝鮮があまりにも狡猾なのでもうやめにしようといったところだろうか。

そして北朝鮮としては「やらないんだったら別にいいぞ、中国いるし」と感覚でこれまで通り体制が続いていくだろう。

 

日本としては正直北朝鮮が今更核兵器を破棄しないことは予想がついていたので、誰も期待しておらず冷めているというのが実情だ。逆に一人無駄に熱くなっていた韓国は今回も茶番に付き合わされた格好であり、そろそろ学んでほしいところではあるが、それは前述のように複雑な背景があり不可能なのだろう。

外国人の立場から見れば北朝鮮問題は他人事でしかないが、韓国からすれば同じ民族という感覚があり他人事にはなれない。特に左派的な教育を行う地域が韓国にはあり、いわゆる従北派と呼ばれるような人々が今かつての日本で言うところの日教組のような立ち位置としてそういった教育をしているという事情もある。

韓国がかつて朴正煕政権時代に反共を強力に推し進めた結果、その反動で反米、反日、親北朝鮮のような勢力がインテリ層になっているようだ。

 

そこに気付いている韓国の保守層も存在することには存在するが、高齢者が多かったりネットユーザーが大半だったりと韓国におけるイメージは悪い。そして左派の方がおしゃれで女性も多いという今時珍しくOECD加盟国の中で左派が支持を得ている国となっている。

情熱的になれば世の中が期待に応えてくれて世界は変わっていくという感覚をまだ夢見ているのが韓国とするならば、完全に冷め切って自分の事で精いっぱいだというのが多くの先進国だ。

 

まさに日本がその典型で、もう今時世の中を平和にしていこうというような綺麗な夢を抱いて新世紀に向かっていくような感覚が古い。特に震災後の日本はなんとなくもう世の中が明るい方向に向かっていくわけがないと悟ってしまっており、今回の米朝首脳会談で本当に歴史が動くと思っていた人々は少数派だったはずだ。

 

そんなことより例のアメフト問題のほうが大事であり、国内のバッシングでしか盛り上がらないし、ワールドカップもどうせ負けるだろうと期待しないと冷めている。何かを叩いている時の方が皆で盛り上がれるわけで、無駄に熱くなるような人間は今回の韓国のように笑い者になるだけでしかない。

絶対に笑ってはいけない北朝鮮劇場は今回も吉本新喜劇なみにいつもの笑いを届けてくれた。 

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