負け組ゆとりの語り場

社会に取り残された男が日々を語る

自分の行動力の無さが情けない

また一週間が虚しく過ぎようとしている。

実はここ最近、そろそろ行動をしないといけないと考えて計画を立てていたのだが結局惰性で先延ばしにして数週間が過ぎようとしている。

典型的な明日から本気出すパターンで、その明日は永遠にやってこないという状態だ。

 

いろいろ言い訳を考えたり、今日はこれをやったのだから自分の中では一生懸命やったと納得したりしていつの間にか時間が過ぎている。

そもそも地元に出戻ってからすでにもう2年が経とうとしており、本当に何をしていたのかという虚無感が大きい。

全く何もしていなかったわけではなく達成したことも無いわけではない。

例えば自動車免許を取得したことはこの2年間で大きなことではあったが、いまいちそれを上手く活用できておらず人生を劇的に変えるという事には至っていない。

 

なんというかとにかく行動力が無く、すべてがだるいという結論に行き着く。

というよりも現代人の多くが今の時代行動力が欠如しており、何もかも最低限で済ますような時代になっている。

ワンマイル族だとか言われるが、職場や学校と家を行き来して仕事が終わった後や放課後、そして休日には特に何もしないというライフスタイルが定着している。

仕事終わりにジムに通ったり、ボルダリングやエステに行ったりする人は相当意識が高い人だし、そもそも地方だとそんな施設すらろくにないのが現実だ。

仕方ないからネットサーフィンをして、ユーチューバーでも見ながらストロングゼロでも飲んで意識低く生活するという事を毎日惰性で続ける。

そんな生活をしている人が急増している。

 

何かが欲しいとか夢を実現したいとか思っても、そこに至るまでの過程があまりにも面倒で結局いいやと現状に満足する。

希望や欲望よりも、目の前の労力の方が気になり、ダルいという感情を優先してしまう。

それほど世の中に面白いものがあるわけでもなく、別にそれを追わなくても批判されることは無いし、似た様な人が大勢いるのでこんなものかと納得できる。

日本人全体が小さなもので満足するようになったとも言えるし、身近に手にはいる範囲内の物でもそれなりに充実できるものが多くなった。

景気低迷や少子高齢化という暗い時代に、ちょうどネット社会が到来して見事にその相性が重なった。

 

自分と似た様な駄目な人を大勢見つけられるし世の中皆そこまで意識高く生きてないことに気付くと、そこまでして手に入れる物でもないなと諦めがつく。

現実的にできる範囲内の事を最低限やっていればいいという考え方の人が増え、日本はゆるやかに停滞していくのだろうが、悪いのは夢を追わない個人ではなく夢を追っても無駄な社会構造だとか、そもそも夢が存在しない世の中の方だ。

 

そんな言い訳を思いつけば自分の現状も仕方がないと言い聞かせられるし、そんな虚しい生き方でも惰性で続けていれば気にならなくなる。

昔思い描いていた夢ももう興味が無いし、手に入れられなかったものへの情熱もだんだんと薄れていく。

失っていく物に対してもそれほど後悔の念が沸かないようになるし、とにかくいろいろとダルい、それだけだ。

 

行動しないといけないということが頭では分かっていながらも、体が動かない。

前に進もうとする意欲が一切ないというわけではないのだが、それよりも億劫さが勝ってしまう。自分にできることはたかが知れているし、一緒に情熱的にやって行こうという仲間もいなければ誰かのためにやる必要性も感じない。

やらなきゃいけないということは理解しているが、本当にその状況に追い詰められないかぎりそれはまだやらなくても間に合う時期だと考えてしまう。

その結果自分は過去に受験に失敗して今に至るわけだが、その教訓を生かせず今日も同じことをしている。

まぁこれが自分の人生なのだろう。

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