負け組ゆとりの語り場

社会に取り残された男が日々を語る

サッカー国際親善試合ドイツ代表VSスペイン代表 レベルが高すぎてヤバイ

サッカーの国際Aマッチデーがあり日本代表も久々の代表戦を行っているが、世界でも同様のことが行われている。

あと3か月後にFIFAワールドカップが始まるため、W杯出場国はどこも最後の仕上げに取り掛かっている。この時期の親善試合はただの親善試合ではなく、どこもワールドカップ本戦を想定した本気の試合を行っている。

 

そして今回ハイライト動画ではあるがドイツ対スペインという屈指の好カードを観戦してみた。

出来ればこういった試合も地上波で放送したほうが、世界のレベルを知り日本サッカーの参考にもなるのだがネットにあるハイライト動画でも十分参考になる。

 

この組み合わせはは今現在ヨーロッパの強豪国の中で最も組織力あるチーム同士が激突したと言えるかもしれない。フランス代表は個人のタレント能力では今欧州一かもしれないが、ドイツとスペインの組織力にはまだ到達していないように思う。

実際に直近のスペインとフランスの直接対決でもスペインに軍配が上がっていることがその証明だ。

 

この試合最大の2つの見どころは、ロドリゴ・モレノの1点目をアシストしたスペイン代表アンドレス・イニエスタのスルーパスと、ドイツ代表トマス・ミュラーのミドルシュートだ。

イニエスタの視野の広さはいつ見ても異次元で、一つのパスで試合の流れを変える魔術師だ。

ゲームのキャラクターで言えばテクニカルな動きや頭脳的なプレーで相手を翻弄する印象に近く、そういったタイプが好きな人はイニエスタを応援してみると面白いかもしれない。右脳の空間認識能力がもはや人外の領域にあるため、そのパスには常に驚かされる。

本人も今年のワールドカップが年齢的に最後だと語っており、自分としても思い入れのある選手だ。

 

次にドイツ代表トマス・ミュラーが決めた同点ゴールのミドルシュートは凄まじい。

ミュラーという選手はペナルティエリア内のどさくさの中で決めるゴールが得意な選手で、あまりこういったダイナミックなミドルシュートを決めることは無い。

ドイツのストライカーらしい系譜を受け継いでおり、謎の得点センスを兼ね備えているが基本的には地味な選手だ。

 

しかし弾道を見ても異様な軌道を描いており、エリア内限定の選手と見せかけてこういった飛び道具も持っている。

個人的にこの選手はあまり好きではないが、世界最高ゴールキーパーのデ・ヘアが獲れないのだから規格外のシュートだったと言わざるを得ない。

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所詮ハイライト動画に過ぎないことは承知で、この試合を見て思ったのが「シュートの威力」は絶対的に大事だなという事だ。

スペイン代表と言えば細やかなパスサッカーを主体にしており、流れるようなパスワークがこの試合でも披露されているが強力なミドルシュートを打つシーンもいくつか存在した。

 

そしてこういう強豪国同士の試合を見ると、ますますワールドカップが楽しみになってきた自分がいる。

今年の夏最大のビッグイベントはワールドカップであり、もはや今の自分はW杯のためだけに生きていると言っても過言ではない。

サッカーの非日常感は今の自分に昂揚感を与えてくれる数少ない娯楽だ。

どれだけワールドカップを楽しむかを今から考え、観戦計画を練っている。

 

ちなみに今年の優勝予想自体はフランス代表なのだが、優勝してほしいという願いならばメッシ擁するアルゼンチン代表を推している。

本当は日本代表以外で好きなナショナルチームはスペイン代表だが、リオネル・メッシがワールドカップを獲得する最後のチャンスになるかもしれないので今年はアルゼンチン代表の優勝に懸けている。

 

そしてこのドイツ代表は間違いなく優勝候補の筆頭だ。

今のドイツ代表がどういったチームかと言えば、それはWW2に参加した陸戦の将軍の中で最も有能だと連合軍におそれられたドイツ軍の知将マンシュタインに率いられるチームだと考えればミリタリーファンには分かりやすい。

おまけにティーガーやパンターと言った高性能の戦車やメッサーシュミットBf109を揃えているようなもので、全てのポジションにワールドクラスの選手が存在する。

それこそワールドカップにおける得点記録を毎回伸ばしているトマス・ミュラーはエーリッヒ・ハルトマンのような撃墜王だ。

ドイツ代表には二人の司令塔が存在する、トニ・クロースは3号突撃砲のように後方から戦線を支える駆逐戦車のようなものだ。

そしてメスト・エジルはより前線で相手の急所を突くパンター中戦車のような存在かもしれない。

 

そんな彼らを率いるのがヨアヒム・レーヴという監督であり、このロシアワールドカップ後はレアル・マドリードの監督に就任するのではないかと言われている。

代表チームを率いる監督の中では、アルゼンチンのサンパオリと並ぶトップクラスの知将でありクラブチームレベルの監督であることは間違いない。

 

だからこそドイツのホームでスペイン代表が1-1に引き分けたというのはスペインの視点で言えば上出来だろう。前回大会でグループリーグを敗退したことでスペインの時代は終わったかと思われていたが、フランスの勝利し、FIFAランク1位の優勝国ドイツに引き分けたことの意味は大きい。

 

世界のレベルが高いことは日本代表にとっては厳しい現実ではあるが、同時の世界のレベルの高さを思う存分に楽しむことができるのがワールドカップだ。

今からそんな夏の祭典を楽しみにせずにはいられない。

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