負け組ゆとりの語り場

社会に取り残された男が日々を語る

お酒をいくら飲んでも幸せにはれないよな・・・

相変らず新年にもなったのにまだお酒に依存する生活が続いている。

お酒を飲まない日は気分が悪い時、もしくはお酒自体が手に入らない時に限られている。

なるべく飲まない日を増やしていくことが今年の目標だが、そういう時は「お酒を飲んでも幸せにはなれない」と言い聞かせることにしている。

 

いくら酒で一瞬だけ現実逃避をしても現実は何も変わらない。

それどころか良いから醒めた後に押し寄せる現実感はより残酷なものになる。

 

しかしそんなことは分かり切っているのにまたお酒に手が伸びてしまう。

最近の自分はもはや物欲も薄れ、即自的な酒の快楽だけを求めその日が楽しければいいという生き方になっている。ワンナイトフィーバーして昨晩なぜあれだけ1人ハイテンションだったのかと、翌朝気分の悪い中で自己嫌悪感と葛藤しながら後悔することになる。

 

ワンナイトフィーバーと言ってもお酒を飲みながらただ自分が好きなジャンルの動画を見ているだけに過ぎないが、その時だけは人生が楽しくなる。見るものは最近海外の物ばかりになっている、好きなアイドルの音楽番組でのパフォーマンスだったり海外ユーチューバーの動画だったり、そしてスポーツ関連の物も多い。

あとは海外のネット民が作った昔の日本のネットの雰囲気を感じさせる面白動画なども最近自分の中で流行っている。

なるべく身の回りの日常というものを感じさせないものや、楽しかったころを感じさせる懐古向けのものを選ぶようにしている。

そうやって海外の華やかな世界に夢を見るか、昔懐かしの日本の物を見て過去に逃避することしか楽しみが無い。

もうなるべく日常や現実を感じたくないのだ。

 

しかしアルコールの酔いは必ず終わる時が来る、その時また現実に引き戻されるのだ。

一体何をしているのか、我に返ったときそこには後悔しか存在しない。

冷静になれば現実の自分しか存在しない、そして様々な課題が山積していて嫌になる、先行きも暗く現実を直視すると全てが悲しくなる。

 

昨晩の自分は何をしていたのだろう、なぜあんなことを考えていたのだろう、そう後悔しながらもまたその楽しさを求めてしまう。

これはもちろん本当の幸せではない、偽りの幸せに過ぎない。

お酒ばかり飲むことで見失っている幸せがいくらでも存在するのだろう、しかしそれにはもう手が届かないということが何となくわかってしまっているのも辛いことの一つだ。

手に入らない本当の幸せと、手に入れる事の出来る偽りの幸せなら後者の方を選ばざるを得ない。

 

お酒

普通が遠い時代になった、並の幸せすらも叶わない時代になっている。

明るい希望よりも心の闇を抱えて生きなければならない時代に生きている。

お酒を飲んでいなければ不安が波のように押し寄せてくる、しかしたった一瞬であってもそこから解放されたいと願う時がある。まさにこの画像のように様々な不安をぼかし曖昧にすることができるのだ。

 

お酒を飲んでも本当に幸せにはなれないと考えている傍から既にまた飲みたくなってきている自分がいることも事実だ。

いくら飲んでもまた同じことの繰り返しだと冷静にならなければならないはずだと言い聞かせる。お酒を入れていない精神状態に耐えられるように戻していかなければならない。

ただただ無駄に気分を悪くさせるだけでしかない、そういった負の側面をもう一度見直すべきなのだろう。

 

しかし飲まなければ不安と後悔に苛まれる。

信じていたあの頃の未来が遠ざかりもう手に入らない、こんなはずではなかった人生も嫌になる。あの頃はいろんなものが面白くなっていくだろうと信じていたし、自分の人生も輝かしいものになると信じることができていた。

現実には普通すら遥かに遠い人生しか存在しないし、生きていることに価値を見出すことができない。

配られたカードで勝負するしかないと意気込んでいたころは遥か昔、今は生まれが悪かった、もっと恵まれた人間に生まれていたら、何か一つでも優れた物が自分にあったならと言い訳ばかりしている。

一度レールから外れ歯車が狂った人生はこれほど修正が難しいとは思ってもいなかった。

 

大人になったら楽しい人生が待っていると思ってたよなぁ。

いろんな場所に行けるとも思ってたし、いろんな出会いがあるとも思っていたし、いろんなものも手に入ると思っていた。

もっと世の中には面白いことが溢れていると信じていた。

 

こんな負け組の自分より遥かさきに行っている人ですら幸せそうではない。頑張っていい職に就いてそれなりに収入はあるのになかなか結婚できないという人を見ると、そこまでやっても幸せはまだ遠いのかと感じる。

人生という物は一体どれだけ苦労し頑張らないといけないようにできているのだろうか。生まれながらに恵まれた人間を除けば幸せはあまりにも遠すぎる。

そんな幸せじゃない人がむしろ今の世の中では多数派になって来ている。

そんな時お酒ぐらいしか自分の味方になってくれる存在はいないのだろう。

偽りの幸せであっても手に入らない幸せに比べれば少しは癒しになる、虚しいがこれが現実なのだから。

 

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