負け組ゆとりの語り場

社会に取り残された男が日々を語る

アル中日記:お酒の飲みすぎで胃がヒリヒリしてきたの巻

お酒をいつもより多く飲んだ日の後はその無理が体調に現れる。

ここ最近お酒の"連戦"が続いていたため内臓が疲弊して来て、胃やがヒリヒリしたり食堂の通る胸に痛みが生じたりしている。

これは典型的な胃酸過多逆流性食道炎の症状で酒飲みならいずれこの症状の正体を調べる日がやって来る。

 

謎の痛みも正体がわかれば少しは安心できるのだが、実際にはこういった症状など知らない人生の方が良いだろう。

 

胃酸過多というのは胃がヒリヒリする症状として現れる上に通常の腹痛に比べて長く続く。

そのため昨晩は中々寝付けず、今日も夕方まではこの感覚があった。

 

自分はこういう時あまり「痛い」と思わないようにしている。

病は気からという言葉があるが、「痛い」と思ってしまうとますます症状が悪化してしまうことになり精神的にもキツくなってしまう。

自分の場合は「ヒリヒリ君とチクチク君がいるな」と思うようにしていて友達感覚で接している。お酒好きならこういう日もあるよと、そう言い聞かせてネガティブに考えすぎないことが大事だ。

 

詳しい医学的な説明は避けるが、とにかくお酒を飲みすぎると胃酸のバランスが悪くなり増えすぎてしまうことでこういった胃のヒリヒリやズキズキ感が生じてしまうらしい。

アルコールの粒子は非常に小さいらしく胃の粘膜すら貫通してしまいそこに胃酸がダメージを与えることになる。

簡単に言えば胃の内部がただれているイメージに近い。

まさに感覚としては肌を怪我したときに痛いのと同じで胃も傷つけば痛くなってしまうのだ。

 

胃という内臓には強力な酸があるというのは有名な話で誰でも知っている。

胃自体がその強力な胃酸に傷つかないのは胃の粘膜があるからなのだが、アルコールはとにかく成分が小さいためその胃粘膜を通り過ぎて胃を荒らしてしまうことになる。

 

そしてその胃酸が逆流していけばついには食道も荒れてしまうことになり、これが逆流性食道炎という状態だ。強力な胃酸に対する粘膜の無い食道は傷つきやすく、これが胸焼けや胸の痛みの正体ということになる。

 

お酒を飲んでいるとどうしてもこういう知識をつけなければならないのだが、とにかく簡単な認識としては要するにお酒は体に良くないという事だ。それに加えて脳や肝臓にもダメージがあるのだから本当は飲まないに越したことは無い。

もちろん普通に飲んでいればここまでの状態にはならないのだが無理して連続で毎日飲むとこういうことになる。

 

そんなアルコールの過剰摂取によって生じた胃痛や胸焼けがやっとのことで少し楽になって来たのでしばらく体を回復させるために禁酒しようと思っている。

 

なぜ自分がこういうことになったのかというプロセスをここで整理してみたい。

1日目:普段より調子に乗って行けるところまで飲みすぎる。(この状態を終わらせたくないという心理もある。)

2日目:二日酔いになり、頭もどんよりしていて飲む気にならないのでその日は控える。

3日目:ここで1日目に飲んだ酒のダメージがヒリヒリ感として現れ始めるものの、頭からアルコールは抜けているので飲みたくなる。更にこの痛みを紛らわすたいという心理も働き結局飲む。一時的には楽になる物の胃痛が悪化して終了。

 

この3日目の行動が一番駄目なことで、これはただでさえ弱っている傷に塩を塗るようなものである。

体の怪我も治りかけているときに少しでも早く動かそうとするとまた悪化してしまうように、胃も本来は十分な回復期間を設ける必要がある。

 

以前こうなったときに自分は2日で大丈夫だと判断し完全回復させないままそこからアルコール摂取生活を再開した。

というよりも胃が不快感を表すまで飲み続けたり、症状が現れた時ほどそれをお酒で紛らわして強引に突破したりして本当にキツくなるまで飲んではすぐに再開するというループが続いている。

 

こういう時に打ち出すべき対策は基本的に3つ存在する。

1:十分な回復期間を取る。

2:次は飲みすぎない。

3:定期的に飲まない日を作る。

「そもそも飲まない」という対策は不可能なので、最低限この規則だけを守ると今度こそ自分に厳命したい。

出来れば1週間は休ませたいが3日でも上出来としたい。

そしてなるべく1回、1日当たりの負担を減らす。

最後にせめて1週間に2日ほどは飲まない日を作る習慣を心掛ける。

 

まず今日に関してはさすがに飲まないし、飲んでもいない。

テレビに録画してある番組の消費と読書を交互に行い集中してストイックに過ごすことができた。

アル中基準ではお酒を飲まずに読書をすることはストイックな事なのである。

これを明日もできるかどうかに尽きる。

 

とにかくこういう時に大事なのは今の飲んでいない時の普通の状態がどれだけ幸せであるかを認識することだ。

二日酔いの頭痛、その後に訪れる胃痛、2種類の苦しみを経験して改めて普通であることの幸せという物を痛感した。完全なる余計な苦労であり時間の無駄にもほどがある。

正しく適切に飲めばお酒はもちろん楽しく、普段にはないパワーや発想も生まれてくる効果がある。それは自分の人生において必要な物だ。

 

ただ限度を超えてしまうことが自分の中ではまだ課題となっている。

かつては普通にできたこともお酒なしではできなくなってしまうならば、これはメンタルの問題としか言いようがない。

メンタルを強く持って意識をしっかりと持つ、しっかりと更生して元に戻ることが大事だ。やり直せないと考えて酒に逃げるばかりではなく、できることを少しでもいいから始める。

少なくとも飲む量や日を減らすと言うだけでも自分の中では凄い偉業だと言い聞かせて頑張る、そういう一歩から始めるしかない。

それがマイナスもマイナスの場所からのステップでしかないけども自分にとっては大きな一歩なのだから。

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