第三次世界大戦もやっぱりドイツが始めるのだろうか?
ドイツ議会の総選挙が行われ極右政党が第三勢力に躍進したというニュースが入ってきた。「ドイツのための選択肢」という政党が存在することは何度か移民関連の話題で聞いたことはあったが少数勢力であるような見方が大半だった。
今回どうやら得票率が12%で94議席を獲得したらしくフランスに続きドイツにも右傾化の波が押し寄せている。
これは結構大きいニュースというか、いよいよドイツでも本格的な右傾化路線が始まったというのは衝撃だ。
やっぱりメルケルおばさんがあまりにも右往左往しすぎたのが支持率の低下を引き起こしたんだろうなと自分は見ている。
あのおばさん最初は「多文化主義は限界にきている」みたいなことを言ってオランダやフランスを引き合いに出していたのに、難民の問題が出てきて以降偽善者気取って「難民歓迎!」とか言い出してテロが起きればまた厳しくして、とにかく手のひらクルクルおばさんだった印象がある。
フランスの国民戦線にしても、アメリカのドナルド・トランプにしても元々泡沫候補でしかなかった保護主義的な勢力が躍進することが続いているがいよいよドイツもそういう時代になってきたのだろうか。
そしてドイツで極右政党の躍進といえばやはりナチスと第二次世界大戦の印象が強い。ドイツの左派的な人は「ドイツのための選択肢はナチスの再来だ!」というレッテル張りをしているのだろうか。移民関連のドキュメント番組を見るとそういうデモは良く見かけるが、そういう勢力に嫌気がさした人が選択肢に投票したのかもしれない。
隠れトランプ派や隠れルペン派が実は多かったように、戦争反省していると見せかけているようなドイツ人がまた戦争をたくらんでいる可能性もある。
不謹慎だけどもドイツ軍ファンとしてはちょっと楽しみな自分がいるという本音はある。WW2の映像を見ると当時としては破格のかっこよさがあるのがドイツ軍で、今ドイツが本気を出したらまたかっこいい兵器や軍服が見れそうだというワクワク感もある。
ドイツ人もいい加減反省疲れを起こしたのかもしれないし、また戦争が恋しくなっているのだろうか。やっぱり第三次世界大戦もドイツから始まるのか、そして負けるまでがテンプレというお決まりの展開になるのか。
「サッカーとは最後にドイツが勝って終わるスポーツだ」という元イングランド代表選手の名言があるが、その逆で「戦争とは最後ドイツが負ける競技だ」という言葉があっても面白い。
EUが実質的なドイツ第四帝国と言われるほど、ドイツの1人勝ち状態になっているのがヨーロッパ経済だと言われているが果たしてどうなる事やら。ヨーロッパを率いるドイツが離脱したイギリスに懲罰で攻め込んだら面白そうだし、またフランスとやるかもしれない。
元々EU自体が独仏の対立をもうしないために石炭の協定を結んだのが始まりらしいのだが、アンチ原発のドイツと原発大国のフランスという対立構図があるのは事実だ。
ユーロファイターとラファールで対戦したらどっちが勝つのかなとか、ルクレールVSレオパルド2は後者の方が有利だろうというミリタリーファン的な楽しみもある。ドイツ代表とフランス代表の試合みたい的なサッカー感覚だけども、フランスとドイツの試合の行方に興味を抱かずにはいられない。
ドイツ代表見てると本当にドイツ軍服似合いそうな選手が多いから楽しみではある。最初メスト・エジル見たとき悪役ドイツ兵そっくりだと思ったほどだ。
戦争に勝つ方法は簡単で「ドイツじゃない方」に着けばいい。
日本はもう今度はドイツとは組まない、あっちが行けそう感出しても安易に乗らない、これが大切だというのが歴史の教訓だ。
フランスさんの勝ち組に滑り込む能力だけは天下一品なのでそっちに着くことが大事。
ただドイツも負け続けているイメージがあるけども、実は普仏戦争では勝っているし逆にフランスのほうが近代史では負けまくっていてむしろ純粋に勝った試合の方が少ない。結局のところ戦争というのは陣営として勝利して戦略の面で勝利すれば良いため、一応フランスは大国気取りができている。
サッカーでイングランド代表が強豪国の振りをしているのと同じで、戦争ではフランスが大国気取りしているのも面白い。
シナリオとしてはフランスが次の総選挙でルペンになってEU離脱して、離脱仲間のイギリスと組んでドイツ第四帝国と対戦する組み分けになったら何かがあるかもしれない。
第三次世界大戦という名の第三回ワールドカップが開催されれば日本も出場するチャンスが巡ってくる。
そして最近はドイツと中国が仲良いから、その二カ国が同盟を組んでルペン応援のロシアが英仏露の同盟を結ぶというかどこかで見たような組み合わせが出来上がる。そして米軍撤退させるとか言ってるトランプのアメリカが最初は介入しないが遅れて参戦するまでがテンプレ。
イギリス「ドイツ最近調子乗ってるよな」
フランス「それな」
アメリカ「中国も調子乗ってるだろ、日本もそう思うよな?」
日本「お、おう」
ドイツのための選択肢とは戦争だったというオチまでついた選挙が数年後見られそうだ。同盟としてはやはり技術力のあるドイツと物量をいくらでも揃えられる中国は相性がいい。そもそも昔から癒着している国同士でもあるため、WW3では高確率でドイツと中国が組みそうである。
中国がドイツ側に入るとなれば、中国が支援しているアフリカの国々もその同盟側に回る可能性もあるため組み分けとしては中々面白そうだ。
アフリカの権益を巡る争いなのか、移民政策やテロ対策の面で対立し始めるのか、21世紀の国際情勢はどうなっていくか予想は尽きない。いずれにせよドイツで右傾化が始まったことはヨーロッパに大きな影響をもたらしそうである。
ドラゴン 1/35 WW.II ドイツ軍 ティーガーI 中期型
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