負け組ゆとりの語り場

社会に取り残された男が日々を語る

戦争占い、あなたはどのタイプ?

血液型占いってだいぶ衰退したよなぁという昨今、あまり占いという物自体見なくなった。むしろ数年前の血液型ブームが異常だったのかもしれない。

 

しかし世の中に「占いなんて非科学的だろ」とマジになる人が増えすぎて、遊びとしての占いもかなり少なくなった印象を受ける。小中学生がちょっとした心理テストにワクワクするように、遊びとしての占い文化は残っていってほしいとも思う。

血液型だけが批判されているが、そもそもそれを言えば星座占いも明らかにおかしく、非科学的だと言って全てを排斥してしまえば世の中から面白い物は消えていくだろう。

 

ネットでも昔は「芸能人占い」みたいなものがあって、生年月日や名前を入力すれば機械的な判断で占う物が多かったし自分もやっていた。

実はただ単にどんなジャンルでも作れるテンプレツールがあるだけなのだが、そういうものが好きな年頃というのは誰にでもあるのではないだろうか。

個人的な体験として昔面白かったのは「銃占い」という物があってハンドガンやサブマシンガンなど自分をどのタイプの銃に分類するかという物だった。

 

そんな適当占いのノリで、自分は実に不謹慎な占いを考えてみた。

「戦争占い」である。

よくありがちなあなたはどのタイプ的な心理テストであり、血液型同様4種類に分けた。

あくまで個人的に考えた一発ネタではあるが、占いや心理テストなんて元々そんなものだともいえる。

 

では自分が戦争や戦の指揮官だとしてどの戦争をやってみたいだろうか?

良い子の皆、戦争占いの時間だよ!(非常に不謹慎な占い)

 

1:独立戦争

第三世界における植民地独立戦争や、ナチス・ドイツに占領されたときのフランス亡命政府などがこのタイプになる。またアメリカも元々は独立戦争によって建国をした。

パルチザンやレジスタンスもこのカテゴリーに入るだろう。

外圧勢力や海外の支配勢力に対する行動の一つとして独立戦争および独立運動を定義したい。

 

2:侵略戦争

近現代で言えば典型的な例としてナチス・ドイツやアドルフ・ヒトラー、戦後ならば中華人民共和国によるチベット侵攻などもこのタイプだ。

先進国同士の戦いから、小国への一方的な侵略や植民地獲得戦争などもこのカテゴリーに入る。

 

3:革命戦争

政権の転覆や奪取、封建体制の打破などがこのタイプだ。

典型的な例で言えばバチスタ政権を打倒したフィデル・カストロやチェ・ゲバラ、ロシア革命を成し遂げたスターリンやレーニンなどが当てはまる。

独立戦争と似ている部分もあるが、外国からの解放というよりも自国の体制の変革を目指す運動だ。

日本ならば明治維新もその一つに数えることができるし、ナチス・ドイツも政権獲得までは革命であったと言える。

 

4:防衛戦争

このタイプは侵略国に対して防衛するタイプの戦争であり、典型例で言えば独ソ戦のソビエト側や第二次世界大戦における連合国が当てはまる。

戦局が好転すると攻勢に発展するケースもあり、必ずしも防衛だけではない場合もある。

 

 

・1の独立戦争を選んだ方

あなたは誰かの命令に従うことがあまり好きではありません。

誰かに支配されることを望まず、また強者の言いなりになっている弱者に対しても共感し助けてあげたいと考えるタイプです。また人から頼られることも多い頼もしい人望があります。

しかし助けたいという思いや、支配から逃れたいという思いが空回りしてしまう事もあるでしょう。

 

おすすめの職業:解放軍のリーダー、独立運動家、被害者会の会長

似たようなタイプ:シャルル・ド・ゴール、ホー・チ・ミン、マハトマ・ガンジー、ナセル、ダライラマ14世

 

・2の侵略戦争を選んだ方

軍隊を率いて他国に攻め込むことに惹かれるあなたは、現状からの拡大路線に夢を見出す野心家です。

天才タイプや芸術家タイプの側面もあり、攻勢にある時は多大な功績を残すことがあります。壮大な夢を見るためドリーマータイプとも言えるでしょう。

しかし留まるところや現実を知らない余り行き過ぎてしまい、劣勢になるとパニック状態になる事もあります。

その一方で閃きに長けており大勝することもあり、それが諸刃の刃ともなります。

 

おすすめの職業:独裁者、将軍、社長

似たようなタイプ:アドルフ・ヒトラー、ナポレオン、石原莞爾、フランシスコ・ピサロ、織田信長、チンギス・ハン

 

・3の革命戦争を選んだ方

あなたは情熱的で曲がったことが許せない正義に溢れたタイプです。

間違いや世の中の不合理に対して黙って見過ごすことはできません。とにかく変化が好きなタイプであり、革新者やイノベータータイプと言えるでしょう。

しかしややロマンチストな傾向があり、1人だけ盛り上がっていて空気が読めないこともしばしば。

そのため、時に暴走して過激なことや極端なやり方に走る傾向があるでしょう。自分だけの世界観や理想に溺れないようにしましょう。

 

おすすめの職業:テロリスト、労働運動家、政治家、煽動者、クーデター首謀者

似たようなタイプ:ウラジーミル・レーニン、フィデル・カストロ、伊藤博文、朴正煕

 

・4の防衛戦争を選んだ方

一見平和主義者や現実主義者にみられがちですが、この中では最も狡猾なタイプです。

時として相手に攻撃をさせる事や、先に手を出させる手法を多用します。

無謀な拡大路線は望まず、現実にあるものでやり繰りができる優秀な経営者やリーダーも多く、部下や配下、後輩への思いやりもあります。

しかしトロッコ問題のジレンマに置いては躊躇なく多数派を守るために少数派を犠牲にすることを厭わない非情で現実的な側面も持ち合わせているでしょう。

籠城戦のような戦いへの忍耐力もあり、長期的な物事の見方ができます。

 

その一方で現実で妥協することも多く消極的だと言われることもあり、狡猾な戦術家なのか消極的な日和見主義者のどちらにもなる可能性を秘めています。

 

おすすめの職業:参謀、経営者

似たようなタイプ:ヨシフ・スターリン、チャーチル、ヴォー・グエン・ザップ、マンネルヘイム、呂文煥

 

みんなどのタイプだったかな、君ならどんな戦争や闘争、運動がしてみたい?

 

これらはあくまで適当な占いに過ぎず、例えば血液型にも様々なタイプがいてA型のようなO型や、AB型要素もあるA型なども存在する。占いに根拠がないことは当然だという前提で見るならば人間というのは4つのタイプでは分類できず、もっと多様な物でもある。

 

これは歴史においても同じことが言える。人は一つの区分によって反べすることができなくて当然なのだ。星座占いですらたった1か月の誕生日の違いで大きな差が出るはずがなく、冷静に考えれば占いやタイプ分類というのは不毛でもある。

 

歴史も一つの見方ではなく解釈によって様々な考察がされる。

人によって感じ方はそれぞれなのだ。

 

革命家がかつて抵抗していた帝国主義者になることもある。

例えばスターリンや毛沢東、金日成は独立や防衛のために戦ったが後に侵略者側になっていく。逆に侵略戦争もより対極的に見れば防衛戦争だと言えることもあり、防衛戦争を行った側もかつては侵略戦争を行っていた例は多々存在する。

独立や革命についても武力的な方法と非暴力の方法が存在し、その中でも多数に意見が分かれる。

 

今回自分が「似たようなタイプ」として出した具体的な歴史上人物も、別の解釈によっては他のカテゴリーに分類されるかもしれない。

ちょっとしたお遊びネタではあるが、興味を持った人物がいたらぜひその人について調べて見てほしいなと思う。

そのきっかけになれば良いなと思ってこんな占いを考えてみたし、人間の性格同様に軍人や政治家も少ないタイプに分類することは難しいと改めて感じることができた。