負け組ゆとりの語り場

社会に取り残された男が日々を語る

安室奈美恵引退ってマジかよ・・・

安室奈美恵が40歳を迎えて来年の9月に引退することを発表したという衝撃的なニュースを聞いた。

今年一番レベルのビッグニュースなのではないかというぐらいに、自分自身驚きを隠せない。

アムロと言えばむしろ機動戦士ガンダムのアムロ・レイというイメージがあるレベルの自分は安室奈美恵ファンやアムラーというわけではないのだが、そんな層ですら引退に衝撃を受けるほど偉大なアーティストだ。

リオ五輪のHEROで大ヒットしたのも最近のことなのに、ここまで潔く引退するというのは名残惜しく、「まだもっとできるはず」と声も多い。

 

逆に浜崎あゆみのように、全盛期が遥か昔に過ぎたのにいつまでも過去の栄光にしがみつく人もいるわけで非常に対極的に見える。

別の言い方をすれば浜崎あゆみのような状態になる前に綺麗に引退しようとしたのだろうか。中田英寿も山口百恵も、キャンディーズもそうだが本当に凄い人ほど早く引退して歴史に語り継がれる存在になるようにも思う。

 

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格が違うので比較するのは失礼かもしれないが、今年引退と言えば既にもう誰も覚えていない「ももち引退」もあった。

昨日までものすごく有名だったアーティストや芸能人が、次の日から一般人になるというのはどういう感覚なのだろうか想像もつかない。ファンとして熱心に見ていたわけではないが、もう見れないと思うと寂しい部分はある。

中森明菜は地方のディナーショーで巡業しているらしいが、安室奈美恵は芸能界や歌手の世界から本当に引退しそうな気配がする。

 

「一時代が終わる」というのはこういう事なのだろうかという思いもあるし、若手アーティストで後継者になるような存在がいるのかというのも未知数な問題だろう。

タイプは違うかもしれないが「きゃりーぱみゅぱみゅ」は既に露出が減りCDの売り上げも下がり既に落ち目感漂っているように思う。

この前別の記事でも書いたが、今唯一突出した若手の女性アーティスト「西野カナ」だろうか。

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他には今もなおaikoが人気で第一線級だというイメージがある。

そういう意味で安室奈美恵はまだ全然やっていける人気も実力もあったはずだが、それでも引退するというのはやはり衝撃だ。

 

そして現代はアイドルや声優の時代にもなっており、10年数前までに比べてアイドル応援や声優応援という新しいジャンルも発達してきて今後、実力や歌唱力のある人がその路線を目指す時代になっていく可能性はある。

個人のアーティストが実力にしろ何かのプロデュースにしろ流行っていく時代は終わり、グループ売りの時代にもなって生きているのかもしれない。

「個人名のアーティストで名前がわかる」という歌手は今後女性では西野カナが最後になっていく可能性もあるのではないか。

10年後もaikoと西野カナがいる状態になっており、深刻なスター不足に陥ってそうでもある。

そして浜崎あゆみはその時でもまだ引退していなさそうだ。

いくらでも続けられる状態でも潔く辞める安室奈美恵と、落ちぶれた姿を晒し続けてでも活動し続ける浜崎あゆみはどちらがファンにとっては望ましいのだろうか。

 

他の事に例えるならばスポーツ選手は衰えた状態でも現役を続けて欲しいか、全盛期の思い出のまま引退してほしいか。

いつまでも見続けることができるというのは良い事であると同時に、劣化した部分も見なければならない側面がある。

未だに浜崎あゆみが好きな人はいて熱心に追い続けていたりもするし、スポーツ選手でもキングカズは今でも見に行く事ができるというのはファンからすればありがたい。

劣化したと人も見たい人がいる限りやり続けるのか、それとも潔く引退して伝説になるのか。更に言えばいつまでも続けたからと言って伝説になれないわけでもない。

 

ファンと世間的な評価、そして本人の問題、そういった要素が複雑に絡み合うのが「引退」という二文字でもある。

安室奈美恵の引退が日本芸能史においてどう語られるか、今後あのタイミングがベストだったと言われるのか、それはきっと歴史が評価することなのだろう。

少なくとも安室奈美恵がそのレベルの大きな存在であったことは間違いない。