負け組ゆとりの語り場

社会に取り残された男が日々を語る

ブラジル代表ネイマール、また来日マール

もうネイマール何回来日してんねんってぐらい定期的に来ていて、そろそろバルセロナの同僚選手に日本案内ができそうな領域である。趣味や観光というわけではなくスポンサー絡みではあるけども、なんだかんだで有名サッカー選手が日本に来るとサッカーファンとしてはうれしい。

ネイマールは一ヶ月ほど前もマットレスのイベントに訪れて日本の子供たちとサッカーをしていたが、その後秒速でまた日本に訪れた。むしろブラジルにいるのと同じぐらい日本にいるのではないだろうかと思わされるほどだ。

ネイマール

今回はバルセロナと契約した楽天の記者会見のために訪れたようではあるが、メッシやピケまで来るらしくさっそく楽天効果が表れてる。ここ数年バルセロナを見てきた人間としては来季から胸スポンサーがRakutenになるのは不思議な感覚であると同時に、日本企業が活躍してくれるのはうれしい。

自称バルセロニスタならば「日本企業が神聖な海外サッカーに絡んで来るな」という人もいるが、自分は特にそうは思わず「バルサに楽天とかシュールすぎだろ笑」と思いながら来季も楽しみたい。

 

日本のバルセロナファンとしてはこれだけバルサの選手が来てくれるのはありがたく、レアル・マドリードの選手らは何とも薄情だと思わずにはいられない。

実際は情というよりも経済的な理由なのだが、いずれにせよ日本ではバルセロナの方が人気なのは間違いない。

 

特に小学生年代の人気ではネイマールやメッシがレアル・マドリード勢を圧倒しているように見える。日本人の子供たちは海外の子供たちに比べてクリスティアーノ・ロナウドにあまり憧れているようには見えない。

弁慶と牛若丸の頃から日本人は小柄なテクニシャンの方が好きであり、メッシやネイマールはまさにその美学に当てはまるのだろう。ロナウドやイブラヒモビッチの方が好きな子というのは珍しい印象がある。

 

それはともかくネイマールがまさかここまで出世し人気になるとは思っていなかった。

ネイマールが10代でサントスにいたころは「近い世代のライバルとしてネイマールに追い付く」ぐらいに思っていたが、今は差がつけられ過ぎて口が裂けてもそんなことは言えない。ネイマールをライバル視していたこと自体自分にとっては身の程知らずの黒歴史である。

才能や物が違うというのはこういうことを言うのだろう。

 

とはいえネイマールのプレーを見ていると本当に楽しく、見ているだけで自分もサッカーをしたくなる。部屋の中にあるボールで少し足技を練習して脳内でバルセロナの選手である自分を妄想するぐらいしか今の自分には出来ないが、ネイマールに憧れる日本の子供たちにはまだを思い描ける未来が待っている。

 

いつか日本からバルセロナの選手になるサッカー少年が現れてほしいなと思うし、現に久保建英は今最も可能性が高い。

ブラジル人サッカー選手が日本に訪れてスター扱いされる時代から、日本人サッカー選手がブラジルに訪れてスター扱いされる時代が来たらきっと感動するだろう。

三浦知良がブラジルに旅だった時代から時が流れたが、やはり未だにブラジルの壁は厚い。日本代表もフル代表の年代では未だにブラジルに勝ったことがなく実力差を毎回味わわされている。

 

ネイマールはサッカーを遊ぶようにプレーし、人生の楽しみだとも語っている。ブラジル人サッカー選手の多くに言えることだが人生を謳歌し、陽気にサッカーを楽しんでいる。それが美しいプレーや度肝を抜くプレーを生み出し人々を感動させる。

直感と積み重ねてきた技術の融合が想像の領域を超えるプレーを生み出す。

遊び心を持ちながらサッカーをし、そして人生を楽しむ、そんなネイマールの生き方は羨ましくも感じ、そして憧れでもある。

そしてそんなサッカー選手が日本からも現れてほしいなと思う。