負け組ゆとりの語り場

社会に取り残された男が日々を語る

指原莉乃さん、番組ロケで訪れたクラブで絡まれて泣く

指原莉乃がリリー・フランキーと深夜に番組をやるという話を聞いて、始まったら見たいというぐらいに思っていたらもう放送開始していたらしい。深夜のマニアックな世界を指原がロケをするという構成らしく、こういう番組が見たかったと思っていたけども結局見る機会もなかった。

 

しかし何気なくネットニュースをみていたらその番組での出来事が話題になっていて、「やっぱり指原莉乃は話題になる能力がほかのAKBメンバーに比べて高い」と思わせられた。もはや今の自分は純粋なアイドルファンではなくゴシップネタやアイドルの本性のようなものが好きで、それゆえに指原莉乃の計算高さのようなものに興味が行く。

 

今回の話題はリリー・フランキーと出演する「真夜中」という番組で深夜のクラブに指原がロケにいくというもので、酔った人のテンションについて行けずガチ泣きしてロケが中止になったというのが大きな流れらしい。

指原莉乃と言えばワンカップ大関のCMをしていたことがありながら、本人は美容のためにあまりお酒を飲んでおらず今回のロケでも酔っている人が苦手と発言している。

 

総選挙三連覇を成し遂げた絶対的アイドルにもかかわらずこういうロケをするのが指原の魅力でもあり、そういうところの面白さの一つであることは間違いない。

そんな今回のロケに対して「さっしーを薄汚ねえ世界に出すな」とSNSで発言する人もいたようだが、指原莉乃の本質を理解している人ならば本当に薄汚いのはさっしーであるというツッコミを入れたほうが良いだろう。

自分は指原の性格の悪さや計算高く演じているところの方が好きであり今回の企画中止もおそらく計算に基づいた物だと思われる。

 

指原は典型的な「涙を武器にする女」であり、計算高く泣くことで話題を作り成り上がってきた過去がある。むしろ現在の指原莉乃に「莉乃ちゃんにそんなことをさせるな」という普通のアイドルファンみたいな層がいたことに驚かずにはいられない。

指原莉乃

テレビ番組の視聴率が取れない時代には普通に放送するより「ガチ泣きして番組の企画が中止」ということのほうがネットニュースにも取り上げられて話題になる。

今の時代ネットで話題になることの方が重要で、ステマだらけなのは間違いない。普通にしてるとテレビといえでも興味を持ってもらえないことを指原莉乃は熟知している。

 

指原という人間はネットニュースやSNSの影響を知り尽くしており、小学校高学年ぐらいから2ちゃんねるの専門板を使いこなしているような人間である。

最近スマホでネットを始めたような人間の一枚も二枚も上手であり非常に計算高い。

「自分が炎上してもコントロールできる」と語っており、ネット民の特性を知り尽くしている。

普通の24歳の女性と言えばツイッターなどのSNSを謳歌しているように見えるが、指原からしたら「最近できたツール」でしかなくyoutubeもなかったような時代からインターネットを使ってきた歴戦のネット民なのである。

 

実際にこのロケが終わった後ラーメンを食べながらカロリーを気にして「クラブで踊って帰ろうかな、フォーチュンクッキー」と発言しておりあれも演技であったかのように匂わせるメンタルの強さを見せている。メンタルの強い指原がクラブで絡まれたぐらいで泣くはずがないわけであり、ほぼ演出と言って間違いないだろう。

世の女性や同じアイドルのライバルが自分の承認欲求と戦っているときに世論を上手く扱うにはどうすればいいのかとかと考えているのが指原莉乃という存在だ。

 

自分の場合その辺も含めて指原が好きであるどころかもはや尊敬しており、昔のネットを知る同世代としても親近感を感じている部分がある。

同世代の女性が「インスタ受けする写真撮って"いいね!"をいっぱいもらいたい」と言っているときに、SNSを駆使して世論を操作して誘導するのが指原莉乃なのである。

24歳の女性だとは思えない「狡猾さ」「計算高さ」を持っており、ただの女性アイドルだと騙されてはいけない。

将来政治家になってもおかしくないような人材であり、実際にAKB選抜総選挙も高度な分析と戦略に基づいて理詰めで3連覇をしている部分がある。

 

AKBに入り自分よりかわいい人がいくらでも存在することを目の当たりにして、自分が正統派のアイドルでは勝負できないことを理解してからは徹底的にイロモノ路線に切り替えて勝負するようになる。

 

おそらく指原が普通にかわいくて、順調にかわいい部分を評価されて持てはやされていたら本当につまらないアイドルになってただろう。それなりに人気のアイドルで終わってただろうし、もうアイドル自体やってなかったかもしれない。

むしろあの可愛くない顔が商売道具であり、今日の指原莉乃を形成している。

本人も捻じ曲がった性格をしていると語っているように、様々なコンプレックスを乗り越え、時にはそれを利用してでも成り上がってきた。

 

普通のアイドルなら自分より容姿に優れたメンバーがいる世界では埋もれて消えていくが、それさえも勝負道具にしてアイドルとして武器にした。歪んだ性格やスキャンダルさえも計算高く利用し、ブログやSNSという最先端のツールを使い世論を操作し自分の有利な状況に誘導してきた。

それがまさに「逆転力」であり、逆境から這い上がる能力を多くの人が評価するのかもしれない。指原莉乃の発言は二重にも三重にも裏を読んで考察しなければならないだろう。

 

小林よしのりがかつて指原莉乃を「異形のアイドル」と評したことがある。

彼女の事は普通のアイドルと同じ目線では見ない方がいいだろう、それは指原莉乃という存在の理解を妨げることになる。

ひねくれ者ほど指原莉乃を好きになり、多少穿った見方をした方が指原莉乃のことは深く理解できる。

仮に今回のことが演技や演出であったとしても、むしろそれが発覚したときにむしろプラスになるのが指原莉乃の強さだと言える。何をやっても自分が勝つ方向に持って行けるという意味では最強の存在だろう。

ゆとり世代最強の女とでもいうべきだろうか、それが指原莉乃を表す言葉かもしれない。