負け組ゆとりの語り場

社会に取り残された男が日々を語る

安い合成ワインでも十分美味しいよな

ここ最近自分はワインにはまっている、と言えば聞こえが良いがワインは低品質な物から高品質なものまで非常に幅が広くその種類は多岐に分かれる。

自分が飲んでいるワインはその中でももっとも低品質な部類に属するものであり、コンビニで720mlが400円代で売られているようなものである。

もはや瓶ではなくペットボトルに入っているようなものでありここ最近こういったワインを常飲している。

 

基本的に自分は飲むときは一本飲みきることにしているためむしろこのペットボトルの方がありがたく、軽く持ちやすいためまるでジュースのように手軽に飲むことができる。

グラスに注ぐことすら億劫なため基本的に直接ペットボトルで飲んでいる。

空腹も満たせるため食事抜きでこのワインだけを飲みきること最近の生活習慣にもなっている。400円で牛丼を食べるのであればワイン一本飲んだほうが酔える上に空腹も満たせる、そんな価値観で食事代わりにお酒を使う事すらある。

 

こういった格安ワインは有名なメーカーが日本で製造していることになっているが、基本的には合成酒である。「複数の国から取り入れてブレンドしました」と聞こえの良い事を書いているが実態は原価の安い南米チリ産のワインであり、それらを合成しているに過ぎない。

国内で加工すれば原産国を表示しなくても良いため大手メーカーが大量に輸入したワインをこういった形で販売しているのが現状である。

しかしこの廉価な価格帯の割にはそれなりに飲める味であり、目的が酔う事だと考えた場合は十分コスパの良い商品である。

アル中が行き着くのは甲類焼酎だと言われているが、さすがにそういった焼酎類ばかりだと楽しくないため最近ではこういった合成ワインを飲んでいる。

あまりにも味度外視で飲んでしまうと結局楽しく酔えないため、少し味重視で最近は選ぶこともある。

 

実は日本というのは質の低い悪酒が多い国であり、ここまで低価格で酔う為だけのアルコール類が出回っているというのは珍しい事でもある。

それゆえにお酒の本当の味がわからず、「味覚教育」という観点で考えたとき必ずしも良い事ではないと言われている。

スペインやイタリア産のワインですら欧州では安酒として扱われているが、もはや欧州産のワインすら高嶺の花でありただ酔う為だけにワインを飲んでいるのが日本の底辺生活者である。

自分が今まで飲んだワインで最も高級だったのはサッカースペイン代表のアンドレス・イニエスタがプロデュースしている白ワインだったが味自体は非常によかった。ワインの値段としては平均的な物だったが、最近飲んでいる廉価なワインに比べると天と地ほど違う質だったことは覚えている。

 

しかし酔うためにガンガン飲んでいると、すぐ無くなってしまったり惜しいと感じてしまう高価なワインはやはり楽しめない。

結局行き着くのはこういった合成酒であり、ワイン飲みのなかでは最下層の人間である。

もう少し裕福になればイニエスタのワインを毎日飲みたいが現状まだこの生活を抜け出せない。

ワイン

ちなみにワインと言えば赤と白があるが基本的に自分は赤ワインの方が好きだが、白ワインも良く飲む。個人的な感想に過ぎないがワインは低価格帯の場合赤の方が無難であり、白の良さがわかるのはある程度値の張る物でなければならないという印象を感じる。

赤は廉価品でもある程度味が保障されているが白は低価格帯には向かないというのが、自分の数少ないワイン経験から導き出した答えである。

 

ただワインはあまり凝りすぎるとワイセラーを作ったりヴィンテージ物の高級ワインが欲しくなったりと非常に高価な領域に入ってしまうため、程よく嗜むだけにしたいと思っている。ワインマニアになると拘りが強くなりすぎて上限は広がっていく一方である。

凝るのであれば自分は日本酒が良いと思っており、1万あれば相当よいグレードの物が買える日本酒と、100万が入口だと言われるワインでは価格帯に差があり過ぎる。

それゆえに富裕層の娯楽となっているのだが、結局飲めば一緒のアルコール類はある程度美味しければそれで十分なのではないかと自分は思う。

洋酒は極めようと思えばきりがない、そういったイメージがある。

 

もちろん本当に楽しんだ上品なお酒の嗜み方をしたいし、いろんな物を飲んでいろんな人と飲みたいという思いはある。現状独りで安い合成ワインを飲んで酔いつぶれてそのまま寝て、良くない気分で起床することの繰り返しでしかない。

楽しくはないがかろうじて過ごせている、そんな生活である。本当に良いワインを知ったとき「今まで自分が飲んでいたのは粗悪な泥水だった」ということになるかもしれない。

イニエスタのワインは今でも美味しかったことを覚えているし、それ以上のワインとなればどんな味かも想像がつかない。そんな高級ワインを飲む日を楽しみにしながら今日もまた合成ワインを飲むことにしよう。

 

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