渡辺麻友は卒業後女優として大成するだろうか
AKB48のメンバーには必ず卒業の時期がやってくる。どんな功労者もいずれはこのグループを去らなければならない。そしてそれは渡辺麻友も例外ではない。
もしかしたら彼女が「最後の選挙」と語る2017年の第9回選抜総選挙のスピーチの場でその決断を下す可能性もあるだろう。AKBにいつまでも居座り続けなければならないメンバーと違いある程度知名度がある渡辺にとって卒業というのは現実的なキャリアアップの手段でもある。
そしてAKB48を卒業するという事はたいていの場合アイドルを卒業するという意味まで含んでいる。彼女がAKB48を卒業したとき、アイドル「まゆゆ」という存在も過去のものになるだろう。
最も既に自分にとってアイドルのまゆゆという存在は過去の存在になっているのだが。
正直なことを言えば自分はもう渡辺麻友が好きではなく最新の渡辺麻友の姿を見ると「あれ、こんなんだったかな」と思わずにはいられない。容姿の面でもキャラの面でも全てにおいて渡辺麻友ではなくなったというのが正直な感想だ。
「 渡辺麻友ってツインテールじゃなくなってオワコンになったよな」思わずそんなことを独り言でつぶやいてしまう自分がいる。
懐古厨になってしまうがやはりツインテールの事の方が似合っていてよかったなと思うし昨今の髪型は自ら似合わない髪型をやっているようにしか見えない。
だがこれも本人が志望する憧れの女優へのステップなのだろう。
もうかつての渡辺麻友ではないが本人の意思を尊重したい。
しかし実際問題渡辺麻友が卒業後女優として成功する姿は想像しにくい。
「戦う書店ガール」では大失敗し、現在放送中の「サヨナラえなりくん」も驚くほど話題になっていないし自分も全く見ていない。現実に低視聴率でありもはやファンの中でも限られた精鋭しか見ていないのが現実だろう。
やはり渡辺麻友に女優は向かなかった。
二度の失敗をしもはや今後渡辺麻友を主演女優として起用する稀有なドラマは現れないだろう。脇役を固める女優ならば今後変わりはいくらでもいる。卒業後AKBの肩書もなくなりファンが減少傾向にある渡辺麻友には女優としての需要があるかどうか、そう考えたとき暗い見通ししかできない。
演技までは絶望的に悪いとは思わないが世間的な需要がない。結局のところAKB自体がオタ専のコンテンツになっていく中で、渡辺麻友は更にオタ専メンバーであり一般人気路線への脱却を図ろうとした結果むしろかつてのファンが離脱をするだけになった。
自分の価値を勘違いしてオタク以外の世界でも人気になれると思ったのかもしれないが、その価値はなかった。大学デビューをし懸命に路線変更を図ろうとしているような姿にかつてのファンは何を思うだろうか。
オタク人気で成り上がったメンバーがオタ向け脱却を図るという計画は結局上手くいかない。
とはいえいつまでもツインテールでかつてのアイドル路線を今続けていてもそれはそれで批判されるだろう。結局「あの頃」には戻れないのである。
渡辺麻友クラスですら変わりはいくらでもおり、人気が落ちていく時はあっという間。AKB卒業生を見ても生き残っている人はそれほど多くない。渡辺麻友もその系譜に連なる存在になるだろう。
女優業以外の強みを見つけなければいずれは芸能界から消えるだろう。
AKBメンバー猫も杓子も女優志望だがファンはそんなことは求めていない。
あくまでアイドルとしてそのメンバーが好きだったわけであり、女優業をやる姿にそこまで期待していないのである。それならばアイドルとしてギリギリまで居座ろうとしている柏木由紀のようなメンバーの方がよほどアイドルとしての生き様を全うしている。
柏木は柏木でいろいろと問題があるメンバーだが、下手に女優業に色気を出さずアイドルが自分のステージだと割り切っているところには好感が持てる。
アイドルが自分は女優でも通用すると勘違いし始める姿ほど見ていて悲しい物はない。
そして案の定ブレイクできずに芸能界からフェードアウトしていく。
指原莉乃のようにトーク力やバラエティ番組出演の方面でスキルを磨いているならまだしも、渡辺麻友は見込みのない女優業での成功をいまだに信じ続けている哀れな「元アイドル」である。
かつて渡辺麻友は天性のアイドルであった。
しかあまりにもアイドルとしての才能が有り過ぎたが故に、アイドル以外の面では何もない存在になった。
アイドルとしては天才、それ以外は凡人、そんな渡辺麻友からアイドルという肩書がなくなったときどのようなキャリアが訪れるだろうか。
女優として成功するか、全く違う道を見つけるのか、どうなるか様子を見てみよう。