アイドルの建前「恋愛するのは今じゃないし卒業してから恋愛します」
アイドル本音「むしろ恋愛するのは今でしょ!」
ここ最近特にAKB関連でスキャンダルが発覚することが増えている。つい数日前にもAKBの小嶋真子というメンバーがお泊り誕生会をしていることが見つかったり、宮脇咲良の裏アカウントが発覚したりと騒がしい。
ただむしろ女性アイドル側からするとジャニーズと関係があることが発覚するのはむしろ夢であり、恋愛真っ盛り中だとそういうスキャンダルすらヒロインになった気分になれるため彼女らはきっと喜んでいるだろう。
建前では「卒業してから恋愛します」と言っているが、実質的には「今恋愛しなきゃいつするの、今でしょ」なのである。
AKBやアイドルという肩書がなくなったらただの一般人に過ぎない彼女らが人生で一番良い相手と付き合えるのは若くてアイドルという肩書がある今なのである。卒業すれば途端にジャニーズから相手にされなくなる、それをわかっているから彼女らはスキャンダルを止められない。
そんな普通の女の子たちがジャニーズと付き合う夢のようなチャンスはアイドルやってる時くらいしかない。
そう本人たちは自覚しているのだろうと思う。
「私の彼氏ジャニーズだったよ」と言えるか言えないかで人生の価値が違ってくる。
テニス選手が年間グランドスラムを成し遂げてるか成し遂げてないかで後の評価や格が違ってくるのと同じで「ジャニーズが彼氏だった」という事実は人生に箔がつくのである。ワールドカップ出場経験があるかないかでサッカー選手としての価値も変わるように、ジャニーズと付き合ったことがあるかない化でアイドルとしての価値が変わってくる。
結局アイドルにとってファンとはその箔をつけるための養分でしかない。
モテたいしジャニーズと付き合いたいから彼女らはアイドルになる、ファンに奉仕して握手したいからアイドルになりたいわけではないのだ。ヒロイン気質で自己顕示欲や承認欲求の塊でなければわざわざアイドルなど目指すわけがないのである。
オタクと握手という重労働をやれるのもジャニーズと付き合うという夢があるからであり、ジャニーズと付き合うという夢がかなえられないなら誰がオタクと握手などするだろうか。
結局のところアイドル産業というのは心の隙間に付け込んで搾取するビジネスだ。
何かに満たされない人間に夢を見せ、幻想を見せるビジネスだ。
キラキラした夢を見せてくれるものではなくその先にあるのは現実である。むしろ芸能界や人生の現実に気付かせてくれるのがアイドルであり自分自身もその現実に気付かせてもらった立場である。
どれだけ現実を知らない人間を騙せるかがアイドルなのである。
そして現実を知ったとき人間は成長する。
自分もかつては純粋はAKB48ファンだった。
しかし今はこうやって斜に構えて見ている。
これがアイドルなんだと悟る時がやってくる。
ただアイドルや声優にはまらなければその醜い現実を知ることもなかった。その現実を教えてもらえただけでも無駄ではなかったしそもそも自分は大金を投じていないため一瞬ショックだっただけで案外すぐに立ち直っている。
本当に精神的なショックを受けているのはCDやグッズを大量購入し握手会にまで行っていた人々だろう。
しかし彼らはそれでも少女の夢を応援することの人生を捧げるのである。
シンデレラを応援することが彼らの生きがいであり人生そのものである。
指原莉乃のような顔が60点の子がついにはジャニーズを彼氏にできるまで成り上がるというのがシンデレラストーリーだ。ある意味彼女らは夢をかなえており、その夢を応援するオタクの夢もかなっているのである。
応援する少女が夢をかなえたのだから喜ぶのがオタクの勤めである。
そんな誰かの背景にしかなれない人生が嫌になり自分は異性のアイドルやら声優やらを応援することをやめたのだ。
女性アイドルを応援し続けても自分はその人にとって永遠にどうでもいい存在でしかない、彼女らはちゃっかり裏で楽しんでいるのだ。
しかしそんなこと関係なく彼らは少女の人生の背景になることを率先して行い、喜びや人生の意義を見出している。
これだけスキャンダルがあるのに相変わらずAKB系列を応援している人がいることは不思議だが、ある意味彼らは自分とは別の悟りの領域にいるのかもしれない。
そのことに喜びを見出す境地に達するとアイドル応援は辞められなくなるのだろう。
今日も彼らは少女の夢を応援するために働きに出る。