負け組ゆとりの語り場

社会に取り残された男が日々を語る

今日本人は本気で海外脱出を考えないといけない

最近少しずつ海外脱出の可能性について考えている。実際に実現させるかどうかはともかく一回その可能性やリスクについて考えることは人生を考え直すことや計画をする事にもなる。

最終的に実現させずに日本に留まることを選んだとしても、様々な要因を考慮して選択した結果ならば問題はないし日本で生きる上でもヒントになることがある。

逆に全く何も考えず気づいたらずっと日本にいたという状況はもう今の時代リスクになっている。

一つの会社に勤めあげることが時代遅れになったように、今一つの国だけで生きていくことは時代遅れでありリスクの高い事でもある。

日本に住み続けることのリスクを考えて海外に脱出するのか、そのリスクを考慮して対策した上で日本に住むかが求められる。

「日本が嫌いだから」ではなく好きならばなおさらそのリスクについて知っておく必要があるし、嫌いだから海外脱出という短絡的な発想でも先は無い。

 

とにかくなぜこれだけ海外脱出を真剣に考えなければならないかの最大の理由は未曽有の絶望的な超少子高齢化にある。

ただでさえ日本人の平均年齢が40代後半になり出生率も低下し、今の若者世代は将来上の世代を一人で何人も支えなければならなくなる。特に日本社会で下層に属する人間ほどこの問題は厳しい。

そう考えたときにまず平均年齢が低く、これから発展の見込みがある国はベターな選択になる。たとえば芸能人のGACKTは既にマレーシアに住んでおり、日本と東南アジアを行き来する生活をしている。

また2chで有名なひろゆきも現在フランスに住んでいるらしく、いわゆる「情強」は海外のメリットや可能性を考慮して既に行動を始めている。

 

そこで自分は最近外国語の勉強をし始めており近い将来海外での生活を視野に入れ始めている。

まず自分という人間がこれ以上日本で頑張っても頭打ち感があるのが一つ。日本社会は一度社会からドロップアウトしたり失敗したものには厳しい。たとえば自分は大学を中退しており、就職のチャンスを逃しフリーターを転々としている立場だ。こういう人間が今更日本社会でやり直そうとしてもたかが知れており、同級生には差をつけられ下級生にも追い越され始めてきている。

年齢や肩書、学歴が重視される上に、新卒至上主義という日本特有の就職活動の事情が存在する。更に日本の労働環境は世界的にみて非常に劣悪で、東大卒すら自殺に追い込まれるほどだ。大学を中退した負け組の自分がさらに劣悪な環境に放り込まれることなど目に見えているのだ。

上手くレールを進んできたライバルにどうしても自分は日本では勝つことができない、更に日本自体が超少子高齢化の時代を迎え都合のいい最下層の搾取対象にしかならない。

大学中退のフリーターがいくら今から日本で頑張ったところで「その他大勢の日本人」でありそこまで希少性はないのが現実だ。

 

しかし海外ならば可能性がある。決して海外が夢物語の理想的な環境でないことは重々承知だが「現地語が話せる日本人」となると一気に希少性が出てくる。

また日本においても現地との人脈がある人は希少性があるのだ。

今更その他大勢どころかその大勢の中で下層にしかならないルートで真面目にやり直す気力が全くわかないのが正直な自分の考えになる。

逆に一花咲かせられる可能性のある海外に関しては希望も湧き勉強へのやる気も今非常に沸いている。

結局どちらが効率がよく確実かではなく憧れややる気があるかの問題なのだ。

日本で良い職を見つけるために資格勉強をする気はまるでわかないが、海外での生活を夢見て外国語の学習をする意欲は非常にある。良い方法や進路ではなく、自分がやる気がある方法や希望を持てる進路に進むことの方が結局は上手くいくのではないだろうか。

 

じゃあ今自分がどの国を視野にどの外国語を学んでいるかというとこれはスペイン語になる。

元々自分はこれまで何度もスペインという国を好きになっており、非常に憧れが強く日本においても何度かスペイン人と話したことがあり人も文化も凄く気に入っている国だ。人生一度は海外生活を経験してみたい、そう思いスペイン語の勉強を本格的に開始する事に決めた。

これまでも何度か勉強する計画を立てていて結局続かないことが多かったが今度は本気である。

これから日本で頑張っても、良くも悪くも慣れ親しんだ生活が続くか、せいぜいちょっとグレードアップするぐらいで「想定の範囲内」の生活しか待っていないのが予想付いてしまう。それがまっとうな道だとしても「やる気がなく希望が持てない」の一言なのである。

しかし子供のころからの憧れで今も憧れつづけている未知の国に行くための勉強はとにかくワクワクの連続で勉強が続く。結局将来のための勉強というのはモチベーションが全てと言っても過言ではなく、「想定の範囲内」しか待っていない世界にはそこまでやる気が持てない。

 

一方でスペインやスペイン語圏の世界は何があるかわからないという楽しみがあり冒険心を掻き立てられる。その結果自分の予想以下に終わったとしてもそれは刺激がある人生になる。

正直日本での生活には停滞感があり希望を感じられない、自分は一度日本社会のレールから落ちた人間なのだ。

ワンチャン賭けに出るような勝負に出ない限り人生の逆転は不可能、「希少な人間」になるか「その他大勢の中の下層」が限度の勝負に打って出るか。

 

元々列強の大航海時代や、日本人が満州やブラジルなどの海外に移民や出稼ぎに出ていた時代も「ワンチャンそこにでるしかないな」という停滞感を打破するための船出であった。

今の日本人は日本が行き詰っているにもかかわらず、日本に固執し「海外なんていっても日本より良くないにきまってる」と最初から可能性を否定してしまう。ただでさえ行き詰っているのに可能性を開拓しようとせず結局現状維持を選んでいる日本人が今非常に多い。

いつから日本人は海外に行くことをネガティブに考えるようになってしまったのだろうか。しかも今国内が特別良いというわけではなく暗い未来になる可能性が高いにもかかわらず。

明治時代のころは海外にも憧れがあったし、もうこの国際競争時代海外に出なければやっていけないという危機感があり開国し鎖国政策を廃止したり数々のエリートが留学をしたり海外へのビジネスを求めて移住した。

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今日本は停滞感に満ち溢れ勝負しなければならないのに、「海外なんて言ってもどうせうまくいかないにきまってる」と最初から否定している。

「特別日本も良くないけど、海外挑戦よりはマシ、海外挑戦は大変そう」と言うのが本音だ。今一番日本人が歴史において海外に挑戦しなければならない時期に、個人個人が鎖国に走っている。留学生の数も少なくなり、海外旅行に行く人も減っている。

その原因は日本人が貧しくなっているからなのだが、じゃあその貧困から抜け出すために海外に勝負に出ようという発想にはならず無意識のうちに「ゆるやかな停滞」を受け入れているのが日本人だ。

海外に出ることもリスクだが、日本に居続けることもまたリスクである。

むしろ日本で行き詰ってる人間ほど海を渡らなければならないし、海を渡ることを目指さなければならない。いつの時代も海外に夢を求める人間は自国では希望を持てない人間が多い。自国で行き詰っているから海外に打開策を求めよう、むしろ負け組程海外を目指したほうがいいのだ。

確かに海外は夢物語の世界ではない、しかし日本ももはや夢物語の世界ではなくなっている。

「なんだかんだで日本がいい」と最近日本再評価論もあるが、無理して言い聞かせているように聞こえることもある。自分は決して日本が嫌いなわけではないのだが、愛国心だけで何とかなる時代でもないということも理性的に判断している。君が代も日の丸も美しいがそれだけでは自分の生活は変わらないのだ。

 

また「想定の範囲内を超えた未知の世界」という意味では人間関係においても海外には自国の日常ではありえない状況も発生しうる。

海外には異様に面白い友人や自分の想像を超えるレベルでタイプの異性との出会いもあるかもしれない。

よく聞くのが「海外にいったら異様にモテた」という話である。女性に限らず男性でも実はそういったケースはあるのだ。

これも実際の所レアケースであり夢物語な部分もあるのだが、今まで全然評価されなかった人が海外に出た途端評価されるようになるという話も聞く。日本で評価されていなかった人間が、どういった能力で評価されるか予想もつかない上に開花してなかった才能が目覚める可能性もあるのが海外という新しい環境である。

これも一種の博打に近いところがあるが、現状日本で頑張ってもある程度限界というのは自分で見えてくる。「海外脱出」の話を考えている人というのは現状に限界を感じている人がほとんどで、現状維持も得にならず可能性を感じない程行き詰っているから海外に夢見ているのである。

 

根拠のない夢であっても、その根拠のない夢にすがるしかない現実もある。

人間関係や職におい停滞感や限界を感じている人ほど、思い切って環境を変えることにチャレンジするのは有益だ。

現状維持で十分幸せな人はわざわざ海外に夢見る必要もないが、現状維持や現状を少し向上するだけでは大きな変化が期待できないという人は一回環境を変えてみると劇的な変化が訪れる可能性もある。

日本が輝いてた時代というのはそういう根拠のない夢でも「行ってみよう」と進んでいた時代である。大きな挑戦を博打だと判断して無難に消極的な現状維持をするのが人生なのだろうか。人生とは博打である、負けた人間が無難に生きてるだけでは一生底辺。

日本でコツコツ頑張ったところで所詮その他大勢の中位ぐらいにしかならず差をつけられた人には一生追い付かず後追いの人生が続く。

どうせコツコツ頑張るならばすべてにおいてリターンが大きい海外挑戦を頑張るべきなのではないだろうか。海外挑戦も失敗して負けるかもしれないが、別に現状もどうせ負けているし失敗しているのである。そういう負けた人間がワンチャン海外に活路を見出す流れが形成されれば日本自体もまた活気づいてくるかもしれない。

 

海外はリスクがあるが日本に固執することもリスクがある。

海外で負けるかもしれないが、既に日本でも負けているし負けてない人も日本の崩壊に巻き込まれるかもしれない。

日本にも夢はあるが、海外にも夢がある。

数年後を見据えて外国語の勉強を始めたり、海外で通用するスキルをみにつけることはリスク管理としてやっておく必要があるだろう。もう日本だけを想定して人生設計をしていれば良い時代ではなくなっている。

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