負け組ゆとりの語り場

社会に取り残された男が日々を語る

昔の2ちゃんねらーのほうがユーモアあって面白かったよな

昔の2ちゃんねるというのはいわば社会のはぐれ者やマニアックな人間が多数派で、漠然としたリアルや現実への反抗心があった。それゆえに現実ではありえないようなネット特有の考えが支配的でありそういうネットでしか通用しない考え方で楽しんでいた。

社会のはぐれ者同士がひねくれた考えで世の中馬鹿にしてたのが昔の2chだったともいえるし、それが面白い時代だった。

 

しかし今はネットも時代が変わりスマホの普及やまとめサイトの乱造によって昔に比べいわゆる一般人や普通の感性の持ち主も2chをみるようになって「その考え方おかしいだろ」と逆に2ch的な考え方を批判しに2chにやってくる時代になっている。

2ch向いてない人がわざわざ2ch見てノリを悪くしてる光景をどこでも見かける。

 

たとえば「情弱は馬鹿」みたいな考えで2ちゃんねらーの間ではよくありがちな風潮だったけど、今は逆にその情弱という言葉を使う人をガチで批判しにかかる人がいる。

2ch的な考え方を2chでいうとすぐシュバババババとそれを批判しにやってくる人がいて、ユーモアと余裕なくなったなぁと思わずにはいられない。

ネットの片隅でやってることなんだから少しひねくれた考えでもいいだろというところに、わざわざそのネットの片隅を見て現実の考え方や常識を持ち出してガチで批判しにかかる人が増えたのがネットを面白くなくした原因でもある。

個人ブログで言ってることに対してもガチで「それは間違ってる」と批判してる人がいるし、2chやインターネットですら息苦しい時代になったとも思う。ネットですら建前や虚勢が大事になって、隙あらば自虐してたのが昔のねらーで、隙あらば自分が語りするのが今のねらーになった。

 

不謹慎なことで喜んでるスレとかも、最初は昔の2chのノリで喜んでるけど後半それをマジで説教する書き込みが増えてきてネットですら監視されて息苦しい時代になっている。

ネット民なんだからネット特有の考えでいいだろという余裕がないし、わざわざそういうところを自分で見にいって説教してる人がいる。

 

じめじめした場所でひねくれ者が片隅で身を寄せ合っているところにわざわざ乗り込んで、「お前らそれは間違ってるぞ!」と監視して現実の考え方を持ち寄ってくるつまらない人が2chにはほんと多くなったなぁ。

全体的にユーモアがなくなったし2chのノリとか考えない人が増えたのは、やっぱりまとめサイトの普及とネットの普及が原因でもある。

数少ない限られた人が見ていた時代が面白かったし、もう2chも昔ほどアングラじゃないんだろうなと思うしこれいうと「2chがアングラ(笑)」みたいに言う人もいる。

いつもの面白い人がやってたところにつまらない人がやってきて、つまらない人しかいなくなる理論と同じで今の2chはユーモアない人が多くなったし現実の考えでマジレスする人が増えた。

結局のところもうネットがネットだけの場所ではなく、リアルの延長線上になったって言ういつもの理論でああいう世界観が続く期間というのは有限だったのかなとも思う。

 

じゃあ逆にそういうアングラがどこにあるかっていうと個人ブログに面白い物が多い。最近「古き良き2chねらー」の雰囲気があるような人のブログを見つけて、結構ひねくれた考えを書いていて面白い。「これだよこれ!」というような雰囲気があり、10年ぐらい前の2chで主流だった考え方を書いている記事が多かった。

ただ残念なのはその個人ブログにもシュババババとリアルの考え方持ち出して批判する人がいるということ。「大人しくしておいてやれよ」と思うし、わざわざ個人ブログを見て反論する人ってよっぽど反論することが好きというか自分の考え方が絶対なんだろうなぁと思う。

「そういう考えもあるだろうな」という余裕がなくなってきてるし、人の考えを否定しない時が済まない余裕のない人が多い。

そういう負け組ブログとか底辺ブログとかは負け組同士でじめじめ語り合ってる方いいのに、わざわざそういうところまで出かけて行って監視してその考え方を否定してる「ひねくれ者矯正マン」みたいな人が多い。

手っきり似たような考えの持ち主が昔の2chのノリでそれわかる~とかやってると思ったら、案の定反論マンのコメントがある。

 

せっかく自分はそういうひねくれ者のブログを見つけて「それわかるわ」と思いたいのに、やっぱり反論しない時が済まない人がどこにでもいる。しかもこういう人って言い逃げで反論に対する反論をしても無駄なことが多い。

同意や賛成しているときは傍観者なのに、自分の意見に合わない時や間違いを見つけたときは脊髄暗射で書きこむのがこの手の面倒な人の特徴。

自分の好みに合ったブログをみてそれに対する共感を書けばいいのに、自分の好みに合わないブログを見つけてその反論をしてる人って疲れないのだろうか。

どうでもいいものどころか、自分に合わないものを監視してそこに文句をつけるという非常にどうでもいい時間の過ごし方をしている人がいる。最近で言えばママタレブログみたいなものを監視して「それ駄目ですよ」とクレーム入れてる人とかも、もっと有益に時間を使えるはずなのに自分から嫌なものを見て嫌な気分になってる。

「嫌なら見るな」であって、例えば自分はツイッターのノリがあまり好きじゃないからツイッターはほとんど見ていないしそれで楽しい。今は自分のノリに合わないもんをおわざわざ見つけに行って批判している人がいる。

 

こういうユーモアないマジレスニキみたいな人がネットつまらなくしてる戦犯だよなぁと思うし、自分を正義や善人だと思ってる説教マンほどたちの悪い物もない。

ネットの片隅ぐらい少しひねくれた考えがあってもいいだろと思うし、それをネタにするぐらいの余裕を持っても良いよなと思う。2chやネットに向いてない人が2chやネットをみてクレームを入れている、今はどこにでもそういうクレーマーが多い。

2chに向いてないなら、2chをみないほうがいい、ただその一言に尽きるのではないだろうか。