負け組ゆとりの語り場

社会に取り残された男が日々を語る

ついに男性カップルが養育里親になる時代が来た

大阪市が全国で初めて男性カップル同が里親になることを認定したようで、賛否両論が巻き起こっている。個人的なことをいえば賛成であり、これも時代の流れと言える。

確かに「一般的な家庭」とは言えないが、そういった多様性を認めていくことも今の社会では求められていることかもしれない。

これまで結婚に近い制度は認められてきが里親に関しては夫婦に限られていた。

しかし現在は消極的ではあるけど厚労省ガイドライン上は問題ないとなっているようである。

 

実際の所施設の実情はわからないが、とにかく信頼できる家庭で育ちたいという子もいるかもしれないし同性カップル同士の家庭は問題があるというのももはや時代遅れであるように感じる。

そこには子供は一応両親が夫婦の環境の方がいい、複雑な環境ではよくないという考えもあったのではないか。子供としては、周り皆パパとママなのに、パパとパパだということが問題視されてきた背景があるように思う。

 

大阪市では、里親希望者はこども相談センター(児童相談所)に申し込み、面接や制度の仕組み、心構えなどを理解する1週間程度の研修などを受ける。その後、有識者らの社会福祉審議会に諮問し、最終的には市長が認定する。里親には養育里親に加え、養子里親や親族里親、専門知識を生かして養育する専門里親がある。認定を受けた里親は、子供とのマッチングを行うことになる。

 

子供を育てる最大の問題は両親の負担でありお金がかかることは事実だ。

そう考えたときむしろ男性同士ならば経済的にかなり裕福な可能性があり、里親になってまで子供が欲しいという同性カップルにはそれなりの経済的余裕があるはずだ。

男同士だけど子供が作れないが本気で子供が欲しい、家庭を作りたいという人ならばこういうケースは増えっても良いかもしれない。

夫婦仲が悪かったり、貧しかったり、子供に愛情が無かったり、そんな家庭で育てられるよりよっぽど幸せになれるのではないだろうか。

 

そもそも少子高齢化の時代、男性カップル、女性カップル同士でも結婚して子供を育てられるようなことが当たり前になっていかないといけないし少数派を排除してよい段階ではないだろう。

少子高齢化という事を考えたときに同性愛者カップルが里親になれる時代を作っていかないといけないしむしろ経済的な余裕はかなりある場合が多いのではないか。

 

あとは健康や年齢の問題で子供が産めない子供ができたのに経済的には育てられないケースも考えられ夫婦カップルが必ずしも子育てをするという時代ではなくなってきている。 もう普通のカップルが普通に結婚して子供を育てるというケースだけに頼る時代ではない。そう言ったハウ異形を考えたとき里親の対象となる家庭の拡大というという事は大きな意味を持つように思う。「パパとパパ」「ママとママ」という家庭も徐々に市民権を得ていくだろうし、そこに偏見をもつ社会ではなくコミュニティの一員として溶け込んでいける時代にしていかなければならないだろう。